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わたし

誰…誰が入ってきたんですか?

Rb氏

お邪魔しますよぉ

カーテンの先にはカーテンが!?

いやいや、顔に「天」と書かれた白布を掛けてる。

オレンジ色の奇抜な着物を着た小柄な少年がカーテン越しに 控えめにこちらを覗いていた。

わたし

あ、あなたはもしかして…!?

Rb氏

お、分かるか?わいはあんさんの家族やで。

わたし

知らなかったです…。

Rb氏

その様子やとプロテイン作るの大変そうやから一式ここに置いとくで。毎日面会に来るから飲みたくなったらいつでも…

わたし

知らなかったです、わたしにこんなに健気な「弟」がいたなんて!

頭なでなで!

Rb氏

あうー☆

Rb氏

ってちゃうねん!古典的ボケに乗っからすな!

頭撫でたら喜んでませんでした…?

わたし

じゃあ、まさか息子…!?

わたし

わたし、何年も眠ってたんですか!?知らないうちに子供が…

わたし

そもそも旦那さんは!?わたし、今いくつに…キャーッ!

Rb氏

もっぺん眠るかー?

怒りを抑えた冷静な声で鼻先をムギュウとつままれた

わたし

ふみまへん、落ち着きまひた。

結構本気で言ってたんですけど…

引っ張られていた鼻は解放された。ヒリヒリ

Rb氏

わいは兄や、あんさんの兄さん。

Rb氏

筋トレしてたら警察から連絡きて、走って病院まで来たんやで?

わたし

その右手のダンベルは…?

Rb氏

せやからトレーニングの最中やったて。

Rb氏

人間、慌ててたらダンベルくらい置くの忘れて持ってきちゃうよね。

わたし

(そうかなぁ)

Rb氏

おかげでええ筋トレにはなったで。でも自分、ほんま用心してくれ

Rb氏

突然妹が入院しましたーとか、心臓ないなるかと思ったんやで…もぉ

わたし

本当にRbさんが…わたしのお兄さんなんて…

Rb氏

早く治して、また一緒に筋トレしようや。

Rb氏

あんさんとメニュー考えて運動するの好きやからさ。

わたし

あの、まだ信じられないのでお願いがあるんです

Rb氏

お、なんや?僕にできることならなんでもしますよ。

わたし

あの…天ボで「荒廃した拠点」って言ってください…

Rb氏

………。

Rb氏

コウハイシタキョッテーン…

わたし

本物だー!!!!!

おわれ

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