にしてもこの学校
彩
寮制かぁ…
寮制ってことは
ある程度の監視は仕方ないな…
彩
はぁ
彩
めんどくさ
任務内容は簡単
この学校で内通者をやっている人を探す
彩
しっかしなんで武装探偵社に頼むかな〜…
彩
武装探偵社に依頼するってことは
彩
中々特別な学校…ってこと
彩
どんな学校なんよここ
コンコン
彩
はーい?
誰だろう、今の独り言聞かれたかな
まぁあの五条悟とか言う依頼主だろう
??
女子!?
??
あ、俺虎杖悠仁!隣の部屋!
まっっっじで誰…!?
この学校の生徒?
彩
あ……えっと
彩
私は西根彩です
彩
この学校に1ヶ月限りで転校してきました
彩
何卒…?よろしくお願いします
虎杖悠仁
なんでそんな敬語?
虎杖悠仁
俺タメ!
私、この人と初対面だよな…?
私この人より上だろ絶対
何歳だと思ってる…???
彩
あの、何歳?
虎杖悠仁
え?俺は16!
彩
あぁ…
全然上じゃんか
私22だぞ
いや、顔が童顔なのは認める
少し気にしてるんだぞ…
デリカシーってもんがないのか…💢
まぁいいや
彩
よろしく、虎杖悠仁
五条悟
あれ、悠仁がいる
彩
おい白髪早く説明して
彩
この人誰
彩
私何歳だと思ってんの?
五条悟
悠仁、ちょっと僕この人と話があるから
五条悟
席を外してくれる?
虎杖悠仁
…?
虎杖悠仁
わかった!
虎杖悠仁が部屋を後にした
彩
おい白髪応えろ
五条悟
君が西根彩
五条悟
合ってるよね?
彩
合ってる
彩
さっきも名乗ったでしょ
彩
私は武装探偵社員西根彩
彩
ご依頼感謝いたします
彩
ってくだりさっきもした
五条悟
そうだっけ?
五条悟
まぁいいや!
五条悟
西根彩、君には1年生として転入して欲しいんだ
彩
私のこと何歳だと…?
五条悟
え?14とかでしょ
彩
はぁ…
彩
私22だけど
五条悟
うっっそでしょ
五条悟
彩ちゃん今から年齢盛るのは気が早いよ〜?
彩
💢💢
彩
本当にお前ムカつく
五条悟
えー?そんな事言わないの
五条悟
可愛い顔が台無しだよ〜?彩ちゃーん♡
彩
1発殴っていい?
五条悟
いやいやいや
五条悟
落ち着いて落ち着いて
ドカッ
彩
ごめん咄嗟に手が
彩
って…当たっていない?
彩
何故だ
彩
私の拳が当たらないはずない
彩
探偵社一の身体能力…の私が?
五条悟
君全く知らないんだね
五条悟
この学校は呪いについて学ぶ場所
五条悟
東京都立呪術高等専門学校
五条悟
通称高専だ
彩
はぁ…
五条悟
そして僕の術式は無下限呪術
五条悟
君と僕の間にあるのは無限
五条悟
僕に近づくにつれゆっくりになってるんだ
五条悟
ほら、握手〜
彩
うわ…
彩
五条悟の術式についてはわかった
彩
が、
彩
ならなんで探偵社に依頼した?
彩
呪力、君たち呪術師には必要なものだろう
彩
呪力があるものが呪術師と仮定すると
彩
悪い呪いを倒すためには呪力が必要ということになる
彩
私は呪力を持ち合わせていない
彩
何故探偵社に依頼した?
彩
フリーの呪術師ぐらいいただろう
五条悟
クククッ
五条悟
いやぁ、呪力の所まで見抜いてるとは流石だね
五条悟
尊敬尊敬
五条悟
でも1つ誤りがある
五条悟
僕は探偵社に依頼した訳じゃない
五条悟
君に依頼したんだ
彩
私に?
五条悟
そう
五条悟
僕が欲しいのは君のその洞察力
五条悟
そして
彩
推理力
五条悟
分かってるね〜!
彩
そんなことなら私の兄に依頼した方がいい
彩
私は帰る
五条悟
それじゃ意味が無いんだ
彩
はぁ…?
五条悟
僕はまだ君にこの学校の説明しかしていない
五条悟
そこから呪力に辿り着くにはほぼ不可能
五条悟
君の兄は別だろうが
彩
…
ここまでとは思わなかった
此奴私の異能力にも勘づいている
やるしかないのかこの任務
彩
分かりました
彩
任務引き受けますよ…
彩
でも護衛任務な訳でもない
彩
私はのんびりやります。いいですね?
五条悟
君ならそう言ってくれると思ってたよ
五条悟
じゃ!これからよろしく〜☆
彩
…はぁ