これは

私と悟兄が

出会った頃のお話です

ガンッ

バンッボコッ

ボキッ

出来損ないの道具

バタンッ

そこから私はひたすらに走り続けた

走って

走って

走って

気づいたら知らないところに行きついた

ガサッ

なんでこんな事言ったんだっけ

だってそいつは

呪霊だったんだから

キャーーーー!!!!

そう言ってヒーローの服を引っ張った瞬間

スパッ

シュンッ

シュタッ

これが私と悟兄が出会った時のお話

私はあの時家から逃げ出して良かった

…私の両親はヒーローだったらしい

そして私は両親の実の娘ではなかった

なぜ私があいつらの娘じゃないのにいたのか

とても不思議だった

でもそれで良かった

ヒーローの遺伝子なんていらないから

ヒーローなんて噓

そんなものが存在することはないだろう

存在しなくていい

私はヒーローが

”大っ嫌い”

…それでいいんだ

あいつらは偽善者なんだから

「お……、つ…ぎ？」

「…き…～」

「ば…、そ……ご………におこ……!!」

「……とも……さい」

バァン！

次回　任務 主から　私は「ヒーローなんて嫌いなのに…（再）」 これからよろしくお願いします！ プロローグはどうだったでしょうか？ ちょっと改善するところはちょこちょこ増えていくと思いますが これからもよろしくお願いします！ （多分次は「イザナに教えてもらったの」のプロローグだとおもう） それではみなさん！ サヨウナラ！