家で遊んでいた2人

幸せの日々は北斗にとって

そしてきょもにとってこれが 最後だった

ー１週間後ー

すぐに既読がついた

「え、？」俺はスマホを落とした

体が震えた　声が出ない

俺は返信することが出来なかった

北斗の病気は

治らない

体の震えも大きくなっていく

数時間後

きょもはお見舞いに行くことにした

ガチャ

北斗は病気のことを言わないつもりだった

余計、心配をかけるから

ー１週間後ー

北斗は嘘をついた

北斗は無理して笑った

ー3日後ー

北斗の体調が急変した

点滴で北斗の体調は安定したが…

きょもは病院内を歩いていた

すると医者は別室へ案内してくれた

言われた瞬間 恐怖と苦しみを感じた

俺はそのまま北斗の病室に 向かった

ガラガラッ

きょもは絶望感に襲われていた

きょもは治療薬を探した

ｰｰｰｰｰｰｰ病気　治療薬🔍

検索結果:ｰｰｰｰｰｰｰ病気　治療薬 に関する情報はありませんでした

出てきたとしてもその病気の治療薬はないとあった

それからきょもは毎日治療薬を探し続けた

インターネットだけでなく

薬に関する参考書なんかも見て探し 続けた

でも、見つかることはない日々

きょもは違う病院へ行った

きょもはずっと泣いていた

このまま北斗は死ぬのかと

それからもきょもは治療薬を調べた

気づいたら食事もしていない

１ヶ月後

きょもは食事もせず治療薬を探し 続けるようになっている

そんな日々が続いたある日

北斗の体調が一気に悪くなり、

亡くなった

亡くなった北斗を目のあたりにした きょもは崩れ落ちた

大我へ 今までありがとう おかけで人生いつも楽しかったよ お見舞いも来てくれてありがとう これを読んでるってことは俺は この世にはいないけど 俺の分人生楽しんでね 映画行けなくてごめん… でも、大我を見守ってる 幸せだったよ 　　　　　　　　　　　松村北斗

それからきょもはずっと部屋に 閉じこもっていた

2ヶ月後

きょもはもうすぐ大学生となる

「北斗の病気の治療薬を見つける」

その思いで薬剤の勉強が できる所を選んだ

受験3日前

きょもに病気が発覚した

治療薬がない病気

そう、この病気は北斗と同じ

きょもは病気の進行が早かった

入院中も受験のための勉強をした

けど、体調は悪くなるばかりで 勉強はあまり出来なかった

受験日

きょもは体調が良かったため病院で 受験を受けた

次の日体調は悪化した

このまま、俺は死ぬんだ そう感じた

きょもは点滴を打ちながら体調を 安定させた

2ヶ月後

受験の合格が発表されるまで あと一週間

きょもは別室での入院生活だった

もう、まともに喋ることができない そんな時

きょもは倒れた

医者は最善を尽くした

が、

きょもは亡くなった

最後の最後まで北斗を助けるために

尽くしたきょも

その後お母さんが来た

医者とお母さん２人で泣き、 きょもの人生に別れを告げた

一週間後

きょもが受けた受験は

合格

合格となったきょもはもうこの世 にはいない

北斗のために尽くし、治療薬を探し続けたきょも

合格発表に家族は涙した

北斗、きょもが亡くなった後

2人の人生は感動を与えた

　3年後　 その病気の治療薬が見つかった

北斗ときょもは笑みを浮かべた

尽くせることー完ー

※このお話はフィクションです