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睦月（🐼）
○○。俺、また山登りに行ってくる！
彼女（○○）
ダメ！北アルプスで落ちて怪我したじゃん！また、また怪我したらどうすんの！
睦月（🐼）
大丈夫だって。また前みたいにさ、応援してよ！
彼女（○○）
ごめん。私、やっぱり睦月を失いたくなくて。
睦月（🐼）
いいんだ、大丈夫。僕はここにいるよ。
彼女（○○）
うん。ごめん。もう寝るね。
睦月（🐼）
うん。おやすみ
朝
睦月（🐼）
じゃあ、仕事行ってくるね！
彼女（○○）
うん、気をつけてね？
睦月（🐼）
もちろん！
彼女（○○）
行ってらっしゃい！
この言葉が最後になると この時の僕は思ってなかった。
登山用品メーカー
睦月（🐼）
いらっしゃいませー！
睦月（🐼）
あっ！富士山に行くんですか？
睦月（🐼）
いいですね！！頑張ってください！
プルルルルプルルルル
睦月（🐼）
ん？
看護師
もしもし！○○さんの親族の方ですか？
睦月（🐼）
あっはい。○○の彼氏ですが
看護師
彼氏さんですか！
看護師
突然すみません！○○さんが、車に轢かれて今緊急搬送されてきたんです。
睦月（🐼）
えっ。
看護師
□□病院です。来た方が、○○さんも安心するかと、
睦月（🐼）
わかりました！直ぐに行きます！
そんなはずない。 朝あんなに元気に 「行ってらっしゃい」 って 言ってくれたのに。
睦月（🐼）
っ！！
俺は店長に事情を説明し、 早退した。その後全速力で走った
そして□□病院前
睦月（🐼）
はぁ。はぁ。
病院内
睦月（🐼）
すみ…ません。○○は。
看護師
あっ彼氏さんですね。○○さんは605号室です。
睦月（🐼）
はい。ありがとうございます。
605号室
ガラガラガラ
睦月（🐼）
○○！！
目の前にはベッドで寝ている ○○の姿があった。
睦月（🐼）
良かった…○○…。
睦月（🐼）
○○？そばにいてあげるからね。
ガラガラガラ
医師
…失礼します。○○さんの彼氏さんですね？
睦月（🐼）
…はい。
医師
○○さんについてお話があります。
医師
こちらへ来ていただけますか？
睦月（🐼）
はい。
医師
……。非常に言い難いのですが。
医師
○○さんは、打ちどころが悪く、植物状態となってしまいました。そして、あと、余命1ヶ月です。
医師
私達も最善はつくしたのですが…。
俺は頭が真っ白になった。
○○が、植物状態？ しかもあと、1ヶ月？
ありえない。 あんなに…元気だったのに。
医師
…もう起きることはないと思います。ですが、最後までそばにいてあげてください。
睦月（🐼）
…はい。…ありがとうございました。
○○の病室
睦月（🐼）
………。
睦月（🐼）
○…○…。
睦月（🐼）
ごめん…ごめん…。
睦月（🐼）
ご…めん…ｸﾞｽﾝ
睦月（🐼）
守ってやれなくてﾋｯｸ…ｸﾞｽﾝ
睦月（🐼）
ごめんｸﾞｽﾝ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
睦月（🐼）
……。
キュッキュッ （袖で涙を拭く
睦月（🐼）
○○。
サッ （○○の手をとる
睦月（🐼）
僕さ、
「天国に一番近い場所を 目指そうと思うんだ」
END
最後まで見ていただき ありがとうございました！
これは完全に自分で 考えたものです。
本人様とは全く関係がありません。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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