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始まる2人

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②Be! My! Sweet!

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2022年12月04日

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■始まる2人■  ②Be! My! Sweet!  再掲

Side:エル

俺らが恋人として付き合い始めてもうすぐひと月。 今日はようやく2度目の俺の部屋··· 忙しい中の、貴重な二人きりの時間。

その貴重な時間に、恋人を質問責めにしとるんです。

L「ねぇねぇ、何で返事がツレないん?」 兎「···ツレないって?」

L「だって呼んでも『ん?』とか『なに?』とか素っ気ないやろ」 兎「そぉかなぁ?」

L「あと何で俺から逃げちゃうん?」 兎「え、別に逃げてないし···」 L「そぉかなぁ?」 兎「···何だよもう」

ちょっと肩なんか抱いてもさりげなく俺の腕を外すし。 こないだ部屋に来てくれた時は、キスしただけでそっぽ向いてまうし。

兎「だ、だってあれは不意打ちだったからっ///」 L「うーくん黙り込むんやもん···でも赤くなっとったから照れてたんよな?」

今もやで。

なんで触れた手からそっと逃げるん? 目線を逸らして押し黙ってまうん? ねぇねぇ、誰も見てへんのに照れとるん?

L「せっかく二人きりなんやで、キスして甘い雰囲気でスキンシップ持ってもええやんなぁ」 兎「あ、甘い雰囲気って~///」

L「もっと恋人らしくじゃれ合ったりしたいねん」 兎「あ〜ね···」

L「大好きで愛しくって抱きしめてキスしたい気持ちが日に日に増幅して困っとんよ」 兎「そ、そうですか///」

L「ねえ、そないな気持ちでいっぱいなんは俺だけ?」 兎「いやあの···」

だって、 フツーなら到底叶うことはないよな想いが奇跡的に報われたんやで?

そりゃもう女の子とのフツーの恋なんぞの比ではなく夢みたいでシアワセで燃え上がっちゃうやん。

L「せやから、好きの気持ちと触れ合うことは比例するもんやない?」

一番言いたかった事を、一番不安に思っている事を、 大好きやからぶつけてみる。

L「なぁ呆れた?俺ワガママな事言うとる?」

兎「······うっせぇ」 L「え?」

兎「うっせぇわ」 L「え?」

え、うーくん···?

兎「······確かに、確かにコクってきたのはエルくんだったし俺はちょっとスカして『俺も好きだし』なんて言ったけど実際は!」

L「うーく、」

兎「実際は、実際は俺だってもうイイ加減ずーっとエルくんのこと見てて言ってみりゃぶっちゃけ大ッッ好きでどうしようもなくってエルくんが俺を好きだっつった時なんかもう心拍数バク上がりで卒倒しそうだったけどそんな小っ恥ずかしい気持ち絶対バレたくねぇから必死で平静装って!」

L「あ、あの」 兎「エルくんに名前呼ばれれば嬉しくて肩なんか抱かれりゃメチャメチャ舞い上がってエルくんちで二人っきりなんてなったらもう息なんかできないくらい緊張しちゃってだけどそんなどこかの少女漫画じゃないだろ何やってんだ俺カッコ悪すぎだろってバッッッカみたいな色々をエルくんに知られたらいくら好きでも何でもゼッテェ引かれると思うから俺は~~!!」

······そ、 そう、······なん?

兎「ポッカンと見てんなよ何かリアクションとれよばか!俺ばっか恥ずかしいじゃんか、ばか!」 L「うーくん息きれてるよ」

兎「ああもう何でこんな、何で俺、ああもう!///」 真っ赤な耳で、頭を抱えて嘆くうーくん。

いやいや、そんなの、そんなの全然······ 思いもせんかった。

うーくんが、照れ屋でヘタレでそのくせカッコつけたがんのは俺も解っとったんよ。

そうや。 そんなとこも俺には可愛くてしかたあらへんはずやったのに。

想いが通じて一気に燃え上がって、のぼせ上がって、ただもう嬉しくて。 お互いに好きなんやからもっと、もっともっと!って、独りグイグイ求めすぎて。

そんなんで俺、うーくんのチャームポイントが見えんようになっとったんや。

うーくんのカミングアウトにより瞬時にして、今までのツレない数々が可愛くてたまらんものになる。

そんな、もう、恥ずかしさも緊張もひた隠しにしてずうっとこっそりドキドキしとったなんて。

そんなにも俺を好きで、その薄い胸ん中であれこれ悶々としとったなんて。

あー、 ここにきてうーくんの愛しさを今更ながら思い知らされて、あらゆる衝動で暴走してまいそう。

俺は立ち上がると、多分今までで見た中でいちばん熱い耳の恋人の隣りに座り直す。 寄せた体をもっとぴったりくっつけちゃう。

L「うーくん、」 兎「······んだよッ」

噛みつくみたいに返事をして俺を睨みつけるその顔はといえば、熟れた果実のように… 真っ赤です。

L「その···ゴメンな」 兎「···」

そぉっと、肩に手を回す。

L「ドキドキする?」 兎「······」

そのまま、目を伏せるうーくんのこめかみにおでこをくっつける。 うーくんの肩がちょっとこわばった。

L「あのね俺もね、ドキドキしとんの」

空いてる手で、ほら、とうーくんの片手をとり、俺の胸に押し当てて鼓動を伝えて。 そうして、紅潮したうーくんのほっぺたに鼻先をくっつけて言う。

L「そんな身をすくめんで聞いてや、俺の方がかっこ悪いんよ。うーくんの事になると必死でさ、欲張っちゃってさ、なりふり構っとられんのや」 兎「······」

L「だってね、もう心底ぞっこんで、めちゃくちゃ大好きで、俺の頭ン中なんてうーくんしかあらへんから」

兎「ちょ、俺が恥ずかしくなる···///」 L「ほらな?俺の方がかっこ悪いやんなぁ?」

ふふっと笑って、肩に回した腕にちょっと力を込めて抱き寄せる。

兎「あーもう···悪かったよ。俺もちょっと、その···///」 目を閉じ、赤いほっぺたに片手を当てて大きく息をつくうーくん。

兎「これからもう少し、素直になるよ···」

あら、さっそく可愛えこと言うね。 しかもそんなキュートなポーズでさ。

L「おん···ていうか今からね」 兎「あ~、うん、まあ」

そ、今からやで。

L「大好き」 兎「そっそんなん俺だって、お、同じっ···///」

L「そぉやってさ、口ごもるのとかも可愛えよね」 兎「別にそんな、」

L「すぐ赤くなんのも」 兎「そっそれは···///」 L「全然隠せてない照れ隠しとか」 兎「ほっとけっ!」

大好きな人を想ったら誰だってドキドキも舞い上がりもするし。

L「ほなキスすんでー」 兎「すんでーって、ん、······っ///」

それが一緒に居るなら、ましてやすぐそばに居るなら尚更。

L「ぷは、うーくんの唇は甘いね」 兎「さ、さっきからもう!恥ずかしすぎ!何でそんなに一気に解禁しちゃうんだよ!///」

L「せやろか〜?まだまだ小出しやけど?」 兎「えぇえ!?」

ね?こんだけ俺が突っ走ってまえばさ? うーくんも、ちょっと頑張れるんやないかなってね。

L「ぶっちゃけ超ラブラブしたい」 兎「ぶっちゃけすぎ〜///」

ぶっちゃけ超ラブラブして、 いちゃいちゃして、ゑっちなこともして、 俺しか知らない可愛えうーくんを独り占めして。

ばかっぷるって褒め言葉をみんなから頂きたいです。

L「覚悟しとりや」 兎「まっ負けねぇもんっ!」 L「言うたね?」 兎「いいいやあの、///」

でも、そうやなぁ···

今のままのうーくんが一番可愛えのかもね?

END →③恋人✕恋人 GO!  ハツエッチヤデ୧(。•̀ᴗ• 。 )⊃⊂(。•́◻•̀。;)エ?

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コメント

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コメント遅くなってすみません(_;´꒳`;):_ ツンデレうーくんがエルくんへの大好きな気持ちが爆発しちゃったの微笑ましいです( ◜ω◝ ) 次回のゑちも楽しみにしてます

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