番号〈1116〉
ん、ここは?
酔いどれ
起きたか?
番号〈1116〉
あ、はい
酔いどれ
そっかよかった、
酔いどれ
そういやちゃんと名前聞いてなかったな
酔いどれ
あんた……名前は、?
番号〈1116〉
私に名前なんてない
酔いどれ
…………
酔いどれ
そうかい
酔いどれ
まぁ気を取り直してこれに着替えな
番号〈1116〉
わかりました
大脳
(お城だったんだ…ここ)
大脳
着替えました
酔いどれ
似合ってんじゃん
大脳
あ、あの
大脳
私…、
酔いどれ
あ、まってまずはアタシ達の
王様に会いに行こ!
王様に会いに行こ!
大脳
王様?
酔いどれ
そうそう!
酔いどれ
じゃあ、レッツゴー!
大脳
ご、ごー?
コン、コン、コン、コン
酔いどれ
失礼します
大脳
し、失礼します
KING
あぁ、構わないよ
KING
どうしたんだい?
酔いどれ
この子をこの城に居たせたいんです
大脳
え、……
KING
僕は構わないけど
KING
君は?
大脳
わ、私は
大脳
(どうせ帰るところもないけど、会ったばかりの人に城にいさせるなんて)
KING
帰るところあるの?
大脳
ッ…、……
大脳
それは、
大脳
ありません
KING
……そうか、
KING
ならいっそこの城にいなよ
大脳
で、でも!
酔いどれ
大丈夫だ、そこはアタシ達がフォローする
KING
(酔いどれがそんなことを言うなんて珍しい…その子のことを気に入ったんだろうね)
大脳
わかりました…私この城にいてもいいですか?
KING
構わないよ
KING
でもその代わりお世話は酔いどれね
酔いどれ
ウッ…頑張ります
KING
あ、君名前は?
大脳
あ、えっと
酔いどれ
その子名前が無いんだよ
KING
それじゃあ僕が名前を決めてあげよう!
大脳
ほ、本当ですか?
KING
うーんとね名前は────
大脳!
酔いどれ
まじかよ
大脳
あ、ありがとうございます!
KING
いいんだよ、これくらい
KING
なんなら褒めてくれてもいいy((
酔いどれ
じゃあこの城を案内しようか
酔いどれ
大脳
大脳
はい!
酔いどれ
あ、あとタメ口でもいいよ
大脳
わかりまし……わかった!
次回─────城紹介