彩(アヤ)
いや!行っちゃダメだよ!あっくん!
離れたくないよぉぉ!!!
離れたくないよぉぉ!!!
亜斗(アクト)
僕も彩ちゃんと離れたくないよ!
彩(アヤ)
あっくん!行かないで!!!
彩(アヤ)
お願い!
亜斗(アクト)
でも、行かないと……
亜斗(アクト)
あっ!そうだ!
彩(アヤ)
?
亜斗(アクト)
いつか僕が大きくなったら
ここに迎えに行くよ!
ここに迎えに行くよ!
彩(アヤ)
本当?
亜斗(アクト)
うん!必ず!
亜斗(アクト)
約束するよ!
彩(アヤ)
グスン……ひっ…ひっく
ん……うん…分かった!待ってる!
ん……うん…分かった!待ってる!
彩(アヤ)
彩、ずっと待っとくから!
亜斗(アクト)
うん!彩ちゃん待ってて!
彩(アヤ)
……じ……じゃあ…
もう行っちゃうんだね……
もう行っちゃうんだね……
亜斗(アクト)
うん……
亜斗(アクト)
でも、迎えに来るからそれまで待っててね!
彩(アヤ)
最後に言いたいことがあるよ…
亜斗(アクト)
ん?なに?
彩(アヤ)
や……やっぱりいいや!
また、会った時に言う!
また、会った時に言う!
亜斗(アクト)
??
じゃあそれまで楽しみにしてるね!
じゃあそれまで楽しみにしてるね!
亜斗(アクト)
じゃあ……ばいばい……
彩(アヤ)
ばいばい…
行ってらっしゃい……
行ってらっしゃい……
亜斗の母
じゃあ、行こうか
亜斗(アクト)
……うん。
彩(アヤ)
あっくん……ばいばい^^*
亜斗(アクト)
うん!彩ちゃんばいばい^^*!
彩(アヤ)
ううっ……ぐすん……ひっく……ひっく……うううっ……あっくん……
彩の母
…………彩…
それから彩は元気がなかった
近所の人たちはいつも聞いていた元気な声を聞かなくなった
彩のお母さんに、彩のことを聞いていた
「彩ちゃん大丈夫?どうかしたの?」
「……やっぱり…「あの子」がいなくなっちゃったからかしら……」
年月が過ぎ……
彩は高校生になった
ご観覧ありがとうございます!
次の話も楽しみにしていてください!