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主
本編へ～
千咲
(-_-)zzz
やまと
おーい千咲！起きろ～
千咲
ん？もうあさ？
やまと
あぁそうだよ
千咲
やまと、、、
やまと
なんだよ
千咲
着替えるから出てって
やまと
はいはい
千咲
よいしょ(ベットから立つ)
千咲
クラッ
やまと
おっとあぶね
やまと
ちゃんとたてよ
千咲
ご、ごめん
千咲
なんか体に力が入らないな
千咲
バタン
やまと
おい大丈夫かよ
やまと
ん(おでこに手を当てる)
千咲
？！
やまと
やっぱ熱あるな
千咲
え？
やまと
昨日あんなとこで寝てたから
千咲
あ、そういえば昨日あのまま寝ちゃったんだ
千咲
運んでくれたの？
やまと
あぁ重かったぞ
千咲
ひと言よけいよ！
やまと
それより今日は休め
やまと
で寝てろ
千咲
うん
やまと
じゃあ俺は学校行くから
千咲
分かった
千咲
昨日変な夢を見た
千咲
私の周りに誰もいなくなる夢
千咲
お母さん達もみんな
千咲
なんでこんな事になっちゃったんだろう
千咲
始まりはあの時だった
千咲
私は1年前までスケート選手だった
千咲
小学生ころはスケートが楽しくてしかたなかったのに
千咲
中学校にあがってからは全然楽しくなくなった
千咲
私は中学生になったばかりの時、心肺凍結病(勝手につくった病気)といものになった
千咲
最初は咳が出るだけで軽い肺炎かと思って続けてたら、
千咲
さらに悪化してだんだんミスも多くなった
千咲
私はその時オリンピック強化選手だったからサポーターっていう専属の医師にみてもらったら
千咲
心肺凍結病と診断された
千咲
その病気は寒いところや空気が冷たいところで深く呼吸をしたり、激しい運動をしすぎると肺が固まって息が続かないというものだ
千咲
それはスケート選手にとって致命的だった
千咲
だからお母さんには黙ったままスケートを続けた
千咲
医者には何回も止められたけど秘密にしてもらってたの
千咲
でもそんな状態でうまく滑れるわけがなく、だんだんとみんな私のことを見なくなった
千咲
お母さんもお父さんも私に失望して美咲の方に力を入れ始めた
千咲
私は1年前の大会で競技中に倒れてからスケートはやめた
千咲
その時にはもうお母さんは大会を見にこなくなっていた、、、
千咲
これが私の過去
千咲
誰にも言えない、お母さん達は今は美咲しか興味ないから気づかれてないはず
千咲
あーこんな事考えるのはやめた！
寝よう！
寝よう！
千咲
(-_-)zzz
やまと
ただいまー
千咲
ん、帰ってきたんだ
やまと
具合は？
千咲
まだ熱あるかも
千咲
はかってみる
千咲
あ、39℃だ
やまと
たかっ！薬飲めるか？
千咲
薬は飲みたくない
やまと
わがまま言うなよ
やまと
ほら、水
千咲
うっ、
やまと
はーなんとか飲んだな
やまと
俺はお粥とか作ってくるから
やまと
寝てろよ
バタバタン
やまと
？！
千咲
いたた
やまと
なんでベットから落ちてんだよ
千咲
ねぇどこ行くの？
やまと
は？どこにもいかねーし
千咲
うそつき
千咲
みんなそう言ってどっか行くの
千咲
なんで？
千咲
ねぇなんで｡:ﾟ(;´∩`;)ﾟ:｡
やまと
ちょマジかよ
やまと
おまえさ、
やまと
何の事言ってるかわかんねーけど
やまと
行って欲しくないならちゃんと行かないでって伝えたのか？
千咲
言ってない
やまと
言えよ
やまと
行って欲しくないならそう言えば何か違ったんじゃねーの？
千咲
言ってもどうせいなくなるよ
やまと
言わないよりはましじゃねーの
やまと
それに、言いたいことは本当に言えなくなる前に伝えた方がいい
千咲
だって
やまと
俺みたいに言えなくなる前にな
千咲
それ、どういうこと？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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