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入学式そして告白

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2019年10月12日

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ブルルルルルルル…

私のうさぎ目覚まし時計が鳴り響く

三日月結彩

…うぁぁ〜。もう朝?眠いよぉ…

いつもならもう少しといって二度寝する。

けど、今日はそうもいかない

なぜなら…

三日月結彩

今日から中学生かぁ…

そう、中学校の入学式なのだ

大山坂光中学校という中学校に入学する

そしてそこには、小四の頃から好きな木蜜魔裟斗先輩がいる

2個上の3年生だけど、優しくて、でも面白くて、性格イケメン、声イケメン、顔もイケメン、仕草もイケメン。

まさに完璧なナンバンワー男子!!

親友の石鏡玲香も同じ中学校に入学する。

そして私は先輩が卒業しないうちに、告白をしようと思っている

三日月結彩

よーし!!制服着よー!!

それに大山坂光中学校は制服もめちゃくちゃ可愛い!

そんな状況なのに二度寝なんてしていられない

私はリビングに駆け込んだ

三日月結彩

お母さん、お父さん、おはよう!!

お母さん

あら、制服似合ってるわね!!

三日月結彩

本当?ありがとう

今日は気合いを入れて、髪型も可愛くした

ピンは玲香とおそろいのものだ

お父さん

今日はいっぱい写真を撮るからな。楽しみにしているといいよ

三日月結彩

うん!!ありがとうお父さん!!

私のお母さんお父さんはすっごく優しい。

お母さんが言うには、喧嘩をしたことも指三本で数え切れる程しかしたことがないんだそうだ

そんな幸せな環境に私は今いる

お母さん

学校、意外と遠いわね。

お父さん

仕方ないさ。学区はここなんだし、道自体は安全だから良いじゃないか

三日月結彩

楽しみだなー。玲香はもう学校に着いたかな?!

お母さん

ついてるかもね〜。いたら、お母様に挨拶しなきゃ。

私はドキドキが止まらない

学校が楽しみだから…それだけではない

魔裟斗先輩に会える喜びでドキドキが止まらないのだ

入学式が終わり、今は新しいクラスの名簿で名前を探している

宮坂咲実… 宮崎美夏… あっ、

三日月結彩

あった

私はA組の所に名前があった

三日月結彩

…!玲香もA組だ!!やった〜!!

石鏡玲香

…結彩!!ここにいたの!!

三日月結彩

あぁ〜!!玲香だ!!おはよぉー。春休みぶりだね

石鏡玲香

うん。あんまり久しぶりじゃないね笑

三日月結彩

確かに笑でも、同じクラスで良かった

石鏡玲香

そうだね。今年もよろしく!!

三日月結彩

うん

私は玲香と話しながらあの人の姿を探した

石鏡玲香

…結彩。魔裟斗先輩なら、あそこだよ〜ニヤ

三日月結彩

どこどこ!!

玲香の指の先にいたのは…小学校で見ていた姿よりも一際成長して見える魔裟斗先輩

三日月結彩

うわぁ〜。さらにイケメンになってる〜

石鏡玲香

今日こそコクるんだよね?!

三日月結彩

うん。そのつもり

石鏡玲香

でも、相変わらず人気だね。完璧な男ってのはモテるからね〜。結彩の恋は大変そうだね

三日月結彩

やっぱりそうなのかな…。私じゃ釣り合わないかな…

石鏡玲香

そんなことないよ!!ただ、モテ男との恋は大抵色々あるものだから。気をつけるんだよ

三日月結彩

分かった。ありがとう

私は休み時間のうちに魔裟斗先輩の下駄箱を頑張って見つけ、手紙を入れた

そして迎えた放課後

私は魔裟斗先輩を屋上に呼び出した

三日月結彩

先輩!!あの、私が誰だか分かりますか…?

木蜜魔裟斗

ごめん!!分からない

三日月結彩

ですよね…

三日月結彩

小学校の頃から同じ学校の三日月結彩です

木蜜魔裟斗

…あぁ!!代表委員を一緒にやったよね。

三日月結彩

はい。それで…その…

三日月結彩

小四の時からずっと好きです。付き合ってください!!

木蜜魔裟斗

いきなりだったからか、勢いがありすぎたせいか、魔裟斗先輩は驚いた顔をしている

告白されすぎるほどされている人とは思えない程に驚いている

木蜜魔裟斗

…君が俺を好きなの?

三日月結彩

はい。やっぱりダメですか…?

木蜜魔裟斗

ごめんね。俺、好きな人がいるんだ。

分かってたよ。こうなるって。告白が成功するなんて思ってなかったよ

けど…好きな人がいるなんて知りたくなかった

私、絶対魔裟斗先輩の彼女になれないじゃん

私は気づいたら逃げ出していた

三日月結彩

好きな人って誰なの…?やっぱり年下なんてダメなの…?どうして…どうしてなの…?う…うわぁぁぁーん

涙が堪えられず、ついに泣き出してしまった

そして私は泣きながら1人で家に帰った

君の笑顔が見たいから

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