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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
気弱な少年の日常

気弱な少年の日常

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スタート

2024年01月08日

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チリリリリリリリン……

小清水奈緒樹

ん〜…

目覚まし時計のアラームと共に 小清水奈緒樹は目を覚ました

小清水奈緒樹

ん〜……あれ?なんか布団にいる?

布団をめくると、そこには妹である 小清水純夏がいた。

小清水純夏

んにゅ…おはよ…奈緒樹にぃに…

小清水奈緒樹

なんで…僕のベッドで寝てるの?

小清水純夏

奈緒樹にぃにの体…暖かいもん……

小清水奈緒樹

いくら純夏が末端冷え性だからって僕のベッドに潜り込んで僕を抱き枕にしようとしないでよ…

小清水梨亜

2人ともー。朝から何イチャついてんの?朝ごはんできてるから降りてきて〜。

小清水奈緒樹

いちゃついてないよ…

小清水純夏

はーい!

2人は朝ごはんを食べにダイニングへ向かった。

小清水奈緒樹

ちょ…純夏…離れてよ…

小清水純夏

やだもーん

橘杏里

あら。小清水くんおはよう。

小清水奈緒樹

あ。橘さん、おはよう。

橘杏里

小清水くん。せっかくだし一緒に学校行きません?

小清水奈緒樹

え?いいけど…

小清水純夏

別れるのヤダ…

小清水奈緒樹

純夏はあっちでしょ?僕はこっちだから。

小清水純夏

(⑉・̆н・̆⑉)ムー

橘杏里

小清水くん、じゃあ行きましょ!

小清水奈緒樹

じゃあね純夏…

小清水純夏

奈緒樹にぃに……

純夏は一人寂しくとぼとぼと学校へ向かった。

真田隆之

お、奈緒樹はよっす。

若宮すみれ

おはよ。小清水くん

岸山徹

ちゃーっす奈緒樹

小清水奈緒樹

おはよ。

白波由利香

おはよぉ!小清水くーん!

小清水奈緒樹

あはは…白波さんもおはよう

奈緒樹がみんなと挨拶をしていると先生がやってきた。

西森霞

みんな席に着いてー。聞いてる人はいるかもしれないけど、今日は転校生が来るよー。

真田隆之

え?転校生?俺聞いてないけど…

小清水奈緒樹

ね。僕も聞いてない。

西森霞

入ってきてー

氷堂明日香

はい。私は氷堂明日香。よろしくお願いします。

西森霞

……え?それだけ?

氷堂明日香

はい。

西森霞

じ…じゃあ席は…小清水くんの隣でいいかな?

氷堂明日香

はい。

明日香は奈緒樹の隣の席に腰をかける。

小清水奈緒樹

よ…よろしく。

氷堂明日香

よろしく。

そして一限目のチャイムが鳴り響く。

4限目が終わってお昼休みに入り、 各々昼食をとったり、友達と雑談をしている人がいる中、奈緒樹は隆之と昼食を買いに行っていた。

真田隆之

いやー今日入ってきた転校生の子、可愛かったなぁ〜。

小清水奈緒樹

だね…でもちょっと話しかけづらい雰囲気があるっていうかなんていうか……氷でできてるみたいな感じがするんだよね。

真田隆之

まぁちょっと冷めてる感じがするよな。んな事よか何買う?

小清水奈緒樹

ん〜…そうだねぇ…コロッケパンとかかなぁ…でもフルーツサンドも食べたいし…

真田隆之

あはは、そーゆーとこお前らしいわ…ってあれ氷堂じゃね?

小清水奈緒樹

あ。ほんとだ。っていうかあれ、悪崎くんと涼真くんじゃない?

真田隆之

げっ…学校一の女たらしの2人組に声かけられたかぁ…あーゆーのには割って入らない方が吉だぜ…って奈緒樹?

小清水奈緒樹

僕…放っておけない!

悪崎

そんなこたァいいからさ…今日の放課後遊ぼーぜ?

涼真

そうだよそうだよ。俺らと遊ぶ方が楽しいって。

氷堂明日香

や…やめてください……

悪崎

は?お前女のくせして俺らに抵抗すんの?なら…それ相応の罰を受けなきゃなぁ!

悪崎の拳がが明日香に目掛けて飛んでいき、明日香にあたる直前で奈緒樹が悪崎の拳を受け止めた。

小清水奈緒樹

ねぇ悪崎くん達…何やってるのかな?

氷堂明日香

こ…小清水…くん?

悪崎

あ?俺ァな、この女を修正してやろうと思って…

小清水奈緒樹

あんたがやろうとしてることは修正じゃなくて単なるただの暴力だよ?

悪崎のやろうとしている悪質な行為に奈緒樹は怒りが抑えきれず、言葉が荒くなってしまった。

小清水奈緒樹

僕のクラスメイトに手でも上げてみろ?次は無いからね?

悪崎

なんだよ…腰抜けのくせして生意気なんだよ!

悪崎は怒りが沸点に達し、奈緒樹に強烈なボディフックをかました。

小清水奈緒樹

いっ…!

悪崎

チッ…シラケるぜ。行こうぜ。

涼真

おう

2人は立ち去っていった。

氷堂明日香

こ…小清水くん…大丈夫?

小清水奈緒樹

あはは…僕は…大丈夫…だ…よ……

ボディフックをもろにくらった奈緒樹はその場で気を失った。

真田隆之

おい…ちょっ…奈緒樹大丈夫かよ!?

氷堂明日香

小清水くんは…私が保健室に連れていきます。

真田隆之

お…俺も手伝うよ!

奈緒樹は隆之と明日香に担がれ、保健室へ担ぎ込まれた。

品田凜

ん〜…これといった外傷は無いけど、ひょっとしたら肋骨にヒビが入ってるかもしれないから、今日は学校早退して病院に行きなさい?

小清水奈緒樹

は…はい…いてて……

保健室に着いてしばらくして奈緒樹は目を覚ました。

氷堂明日香

小清水くん…ごめんね…私のせいで……

小清水奈緒樹

いや…気にしなくていいよ…僕は困ってる氷堂さんが見てられなかったから…飛び込んだだけだし…

氷堂明日香

!?…///

氷堂明日香

とりあえず…今日は私も早退するわ。病院で何があったのか説明しなきゃならないし。

小清水奈緒樹

そんな…悪いよ…

氷堂明日香

私を助けてくれたお礼もしたいですし。

真田隆之

奈緒樹〜。カバン持ってきたぞー。

小清水奈緒樹

あ。隆之くんありがとね。

氷堂明日香

私もカバン取りに行ってくる。

そう言い残し明日香は保健室を去った。

真田隆之

ん?どしたあいつ。

小清水奈緒樹

なんか早退するって言ってて…

真田隆之

ふーん。

真田隆之

まぁ、酷い怪我じゃないといいな。

真田隆之

俺ァそろそろ教室戻るわ。

小清水奈緒樹

うん。ありがとね。隆之くん。

品田凜

はい。これ早退しますってことが書かれてるプリントね。これを早退する前に担任の先生に渡してね。

氷堂明日香

すみません。私も早退します。

品田凜

そーゆーと思って2人分のプリントあるよ。

そして2人は5限目から早退した。

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