蓮
白石、手を出せ。妖力をわける
蓮
、、、私が怖いか?
白石幸也
、、、違ぇよ
白石幸也
お前に助けられるのが癪なだけだ。
蓮
はいはい、わかったから手を出せ
白石幸也
命令すんじゃねぇ!!
蓮
さて、、、38
05
今は、05です
蓮
そうか、05。早速だけどあいつの所へ連れて行って貰えるか?
05
はい
05
イムも行こう。
05
、、、イム?
16
グスッ
16
05、、、05、、、
16
戻って、、、良かった、、、
05
ごめんね、、、イム。
16
暴食姫、、、ありがとうございます
蓮
今は赤龍寺蓮だ。気軽に蓮でいい。
16
はい!蓮さん
蓮
それと、05の薬はまだ体内に少し残してある。全てとってしまうと食ってきた妖怪の妖力に体が耐えられず最悪死んでしまうからだ。
蓮
だから完全に治すのは私でも無理だ。
16
、、、そうですか。でも大丈夫です。これからは05を治すためにこの世界をさまようつもりです。
16
勿論、、、まずは鯉田さんに頼るつもりですけど。でもいつか私たちは自らの力で生きていけるように頑張ります!
鯉田雫
あはは、また家族が2人も増えて嬉しいなぁ
水戸部幸一郎
全く、どうなるかと思えば
蓮
会長、、、ご迷惑かけてすみません。
水戸部幸一郎
君は本当に強い子だね。
05
皆さんこっちです
蓮
おかしい。敵が襲って来ない、、、
05
今は戦争に出されている者が多いいですし、さっき残っている者は私とイム以外全員死にました。
蓮
、、、そうだったな
蓮
あいつを守るような者はもう居ない、、、だが、なんだこの胸騒ぎは、、、
05
着きました。
ガチャ
美奈崎翔吾
やぁ、、、遅かったね。
蓮
美奈崎、、、翔吾。もう終わりにしよう
蓮
戦場にいる者達を解放し二度と研究ができないようにしてやる
美奈崎翔吾
研究か、、、どうせ私が殺されようとまた他の奴が私の代わりをする。
美奈崎翔吾
そしてまた戦争が起きる
美奈崎翔吾
何度も繰り返される苦痛をお前は知っているだろう?
美奈崎翔吾
私はこの世界からその苦痛を取り除こうとしているだけだ。全てを破壊してな。
蓮
そんなくだらない理由で何人も何百人もの人間を利用し、私達を苦しめた。
蓮
その報いは貴方の死だけでは償えきれない。
美奈崎翔吾
いいや、そもそも償うつもりもない。たかが平凡な人間風情が私のために命を捧げられるのだ。感謝してもしきれないだろう。
蓮
誰がお前なんかに
美奈崎翔吾
今は違くてもお前たちはきっと感謝する。この汚らしい世界を私達の力で変えて下さりありがとうございますってね?
竜
イカれてる、、、
蓮
、、、せいぜいあの世で悔い改めな。お前が殺した奴らに囲まれながらな
美奈崎翔吾
ククッ
蓮
何がおかしい!?
美奈崎翔吾
ふははははははははは!!
美奈崎翔吾
私のくだらない話を聞いてくれて助かったよ、01。おかげで時間は十分稼げた。
蓮
何を言って
ドカーン!!
白石幸也
なッ、、、なんだ!この凄まじいエネルギーは?!
蓮
まさかあの時の!!
蓮
(何とか一発目は、皆の力があったし力を溜める時間もあった。でも今、皆の妖力は著しく弱まっている。)
美奈崎翔吾
一発目は何とかしのげたようだが今度は無駄だ。今更戦場に行ったとしてお前らは間に合わないさ。
蓮
05!!こいつの始末、任せていいか?!
05
、、、喜んで
蓮
竜、桜さんに連絡取れる?
竜
駄目だ、、、繋がらない!
水戸部幸一郎
蓮くん、、、1度落ち着こう。僕の友人に瞬間移動が使える奴がいる。そいつに電話をかけさせて欲しい。
蓮
わかりました。竜
竜
これは番号はいりません。話したい相手を強く思い浮かべてください。
プルルルル
菊川亮人
なんだこれ?
ガチャ
水戸部幸一郎
もしもし、、、亮人か?
菊川亮人
その声は、幸ちゃん?やっほ〜
菊川亮人
今どこに居るんだよ〜探したぜ?
水戸部幸一郎
時間が無い。君の力を貸してほしい
菊川亮人
いいよ〜で?どこに居るんだ?
菊川亮人
まっ聞くまででもないか
蓮
?
いきなり何も無い空間に大きな空洞ができ、中から人が出てきた
菊川亮人
すっげぇ〜なんだここ
菊川亮人
お前ん家?
水戸部幸一郎
すまない、ふざけてる場合じゃないんだ
菊川亮人
了解!!
菊川亮人
で?何すりゃいいんだ?
水戸部幸一郎
俺たちを戦場へ連れて行って欲しいんだ。
田辺美紀
いくら緊急事態とはいえ、この人を戦場に連れて行って大丈夫なんですか?
水戸部幸一郎
大丈夫だ。こう見えて、能力だけならこいつの方が強いし
菊川亮人
戦場か〜
菊川亮人
いいよ👍
竜
(軽いなこの人、、、大丈夫かな〜?)
菊川亮人
じゃあ皆、心の準備を
竜
心の
白石幸也
準備?
菊川亮人
俺の次元ワープの中はすごいことになってるからせいぜい気をつけなね
その言葉を聞いた後はすぐに亮人が出てきた空洞に吸い込まれ奇妙な空間へ引きずり込まれた
鯉田雫
なんですか、、、ここ、、、気持ち悪い
菊川亮人
お〜い
菊川亮人
皆〜こっちこっち
田辺美紀
亮人、、、いつもよりなんだか不安定じゃない?
菊川亮人
それはそうさぁ〜ここから戦場までどれくらい離れていると思ってるんだい?それに今回は人数が多すぎる。我慢してくれ
蓮
この能力はいったい、、、
菊川亮人
僕の能力は次元を曲げて無理やり距離を0にすることができるんだ。まぁその変わり次元を曲げた時人が入ったらその空間に馴染まずたまぁ〜に消えちゃうんだけどね
蓮
それって、まずいんじゃ、、、
菊川亮人
大丈夫大丈夫!生まれてこの方失敗したことないから!!
水戸部幸一郎
私が言うのはなんだが、、、毎回すごく不安だよ
竜
会長がそれ言っちゃぁやばいですよ
黒木悟
、、、
鯉田雫
?
鯉田雫
黒木君、どうしたの?
黒木悟
外、、、
田辺美紀
無事に出られそうね
菊川亮人
当たりませだろ?なんたって僕の能力だからな!
菊川亮人
な〜はっはっはっはっ!!
白石幸也
はぁ、、、やれやれ
05
、、、
美奈崎翔吾
はぁ、、、自由になったこの世界を見てみたかった、、、
05
生きていようが死んでようがお前の望んだ世界が実現することは決してない
05
実験で無惨に散らされた者達の無念の為
05
そして僕達の自由の為
05
苦しみながら死ね
ゴゴゴゴゴ
蓮
なんですか?この音
菊川亮人
多分戦場からの音だよ。きっとまだやり合ってるみたい。笑っちゃうよね
蓮
、、、何が面白いんですか?
菊川亮人
戦争は所詮、何かを得るためにやるけど結局やったところで減る物の方が多いことに後から気づくものだろ?
菊川亮人
大人は馬鹿だよなぁ
菊川亮人
こんな僕にだってわかることなのに
蓮
、、、確かに面白くはないけど馬鹿らしいですね
水戸部幸一郎
話している暇はないよ
蓮
皆は戦場にいる者を全員避難させてください。
蓮
私は砲撃を食い止めます
田辺美紀
蓮ちゃん駄目だよ!!1人でなんて、今回の砲撃は威力が一回目と桁違いだよ
蓮
私は今、妖力は満タンです。でも皆さんは全く残ってないでしょう、、、
蓮
私だけで大丈夫です
田辺美紀
せめて、竜君は一緒について行ってあげて
蓮
勿論、、、竜を守るのは私だけですから
竜
ねぇさんも僕が必ず守るよ
菊川亮人
よ〜し、着いたぞ〜
赤龍寺修
帰って来たか、、、
蓮
、、、
蓮
今、砲撃が再びこちらに向かって来ています。軍を一時撤退して貰えませんか?
赤龍寺修
、、、私が言っても戻って来ないだろうがいいだろう
黒木悟
、、、すみません。父が負傷して貴方に敵の情報を送ることが出来ませんでした。
赤龍寺修
構わない。それより今は多くの者を避難させる必要がある
黒木悟
はい
蓮
私は砲撃を食い止めます。
赤龍寺修
そうか、、、
蓮
竜、、、
竜
うん。
赤龍寺修
蓮!!
赤龍寺修
死ぬことは許さんからな
蓮
ええ。わかっています
蓮
(さて、、、今回は柳澤がいないからな。どうしたものか。)
蓮
竜、、、少し離れて貰えるか?
竜
?
竜
どうして?
蓮
柳澤の能力を今から作る
竜
ブラックホールを?!
竜
無茶だよ!!あのブラックホールの能力は柳澤君の家系能力で他の人が真似できるようなものじゃない!それにできても、、、ねぇさんの肉体が持たないよ!!
蓮
それでもやるしかない!
蓮
今から今まで食ってきた妖怪の能力を混ぜ合わせて作る!離れてないと竜も混ざってしまう。
蓮
とにかく私を信じて!!
蓮
、、、
蓮は自身の妖力を無理やり混ぜ合わせ始めた
彼女は、化学の実験のように複数の物を混ぜ合わせ新しい何かを作り出すことができる。それは多くの妖怪の能力を食らってきた蓮にしかできない。
竜
ねぇさん!もうそこまで砲撃が来ている!!
蓮
どうにか間に合って良かった。
蓮
これに一か八かかけるしかない。
蓮
ブラックホール、、、
蓮が手をかざすと大きな空洞ができ、あたりの物を吸い込み始めた。
蓮
(やってみてわかったが、発動に妖力はあまり必要ないが吸い込む物によって妖力が削らていくのがこのブラックホールの弱点だな)
竜
砲撃とねぇさんがぶつかる!!
ドーン!!
蓮
クッ、、、
竜
ねぇさん!!
蓮
来るな!!
蓮
竜は近くの者を早く避難させろ!!
竜
でも、、、
蓮
迷うな。自分のするべき事を信じてそれを実行しろ。
蓮
竜、、、お前は私は大丈夫だ。信じろ
竜
わかった