最悪....などと考える暇もなく出席番号順に自己紹介が始まった。席は番号順にはなっていないのでまばらな場所から1人ずつ声が聞こえてくる。
私の番号は6番....終わった....次は私の番だ。もう考えるのをやめた。
勝界先生
冷や汗をかきながら、体の芯が段々と細くなっていくような感覚と共に立ち上がった。
九六度 八雲
私は少し周りの様子を確認した。特に興味のなさそうにする人。私は女子にしては少し声が低いので、さっきの私が驚いた時の声とのギャップに驚いているような人もいた。
おそらく周りから見たらかたい動きで席に座った。「声」なんてものだけで驚かれる。やはり、「印象」とは嫌なものだ。
勝界先生
そんなことを考えているうちに自己紹介は進んでいた。
前の席のあいつが凄い勢いで立ち上がり。椅子は私の机に勢いよく叩きつけられた。
私は驚き、こいつの番だということを理解した。
混豪 鳴花
相変わらずの大声で、私は再び不快になったが、鳴花と言う少し可愛い名前、そして男だった事に少し驚いた。
周りも少しざわついていた。皆私と同じようなことを考えているのだろう。
彼は少し周りの様子を見ながら席に座った。
その後自己紹介は27番まで続いた。その後勝界先生から、授業や掃除など学校生活において大事な点などの説明を受け、教科書などを受け取り、HRを終えた。
九六度 八雲
HRが終わった後、先生への質問時間及びクラスルーム内での自由時間が与えられた。私は例のごとく弱音を吐いた。
混豪 鳴花
鳴花がいきなり振り向き、相変わらずの声で聞いてきた。いくら聴いてもこの声には慣れないだろう。
九六度 八雲
少しイラついた様に私は言った。
混豪 鳴花
こんな奴に正論をぶつけられて更にイラついた。
混豪 鳴花
九六度 八雲
私は机に顔を再び伏せながら、だるそうに言った。
混豪 鳴花
彼の今のイメージからは想像できないような弱々しい声でそう言った。
私は顔を伏せるのをやめ、思わず彼の表情を確認しようとした。だがその表情は仮面によって隠されていた。
1章終了
暇なので1章ずつキャラの説明でも書きます。
名前:九六度 八雲(くろくど やくも) 年齢:15歳 誕生日:8月1日 血液型:A型 身長:165cm 体重:女子なので..... 好きな物:カラオケ ゲーム 嫌いな物:学校 虫 容姿、性格など:ロン毛茶髪のクールビューティ。容姿からは想像できないほどネガティブで、オタク気質。正直周りからしたら色々めんどくさい性格。声は女子としては少し低めでかっこいい。特技は歌うこと。
コメント
6件
誤字りました!面白いですね!
登場人物のプロフィールおもしいですね!