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五等分の花婿 episode11

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2022年12月11日

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これはジェルくんがるぅとくんの代わりに筆箱を取りに行った後のこと……,,

【図書館で勉強中・・】

るぅとくん

……ねぇ。
莉犬。

莉犬くん

んー?

るぅとくん

…今更言うんですが……

るぅとくん

僕のこと……

るぅとくん

怒ってないんですか…?

莉犬くん

………,

そう言うと莉犬はペンを置いてゆっくりと僕の顔を見る

僕達兄弟と同じ淡い青色の目で今はどこか濁った目をして僕を見る まるで、何か訴えるような目をして

そして、普段の目に戻り、 莉犬は口を開く

莉犬くん

…やだなぁー!

莉犬くん

俺、別にるぅちゃんに怒ってる事ないよー?

莉犬くん

俺、るぅちゃんのこと大好きだし!

るぅとくん

……恨んでもないんですか?

莉犬くん

…………,

莉犬くん

えー?

莉犬くん

それは、るぅちゃんが前から思ってることじゃん。

莉犬くん

俺は……

莉犬くん

兄弟皆んな居られるだけで…

莉犬くん

不安に思ってることなんて……

るぅとくん

……莉犬…

るぅとくん

もう気にしないでくださいね
僕は何とも思ってません。

莉犬くん

……

るぅとくん

お母さんが言ってたように皆んなずっと一緒に居られればどんな事だって乗り越えられますよ。

莉犬くん

……うん。。

莉犬くん

ありがと……

るぅちゃんは優しいな……

俺なんて……

皆んなに''酷いこと''しちゃったのに…

莉犬くん

(俺のせいでっ……)

莉犬くん

(皆んなを巻き込んだのにっ…)

るぅとくん

……さ、勉強再開しましょ!

るぅとくん

テストまでもう時間がないですからね!

莉犬くん

………。

莉犬くん

うん!!

莉犬くん

がんばろうね!!

ジェルくん

は〜…

ジェルくん

疲れた……

ジェルくん

くそっ…
るぅとの野郎……

ジェルくん

俺が運動不足なの知ってるやろ……

ジェルくん

ま、早く筆箱取って戻るか……

ガチャッ

ジェルくん

お邪魔しまーす

ジェルくん

(2回目やけど……)

ジェルくん

(えーと、確かリビングのテーブルにあるって言ってたよな…??)

ジェルくん

早く行こ……

Inリビング

ガチャッ…

ジェルくん

(えーと、筆箱…筆箱…)

ジェルくん

……ってわっっ!!?

ジェルくん

えっ!?

リビングのテーブルの方に目をやるとそこに居たのは……

ころんくん

すー……
すー…。。

寝ているころんの姿があった

ジェルくん

や、やば……

ジェルくん

えらいでかい声出してもうた…

大きな声を出した事を思い出しぐっすり寝ているころんに罪悪感が出てくる

ジェルくん

それに、この教科書の量…

ジェルくん

ころんの苦手な国語まであるやん…

それに沢山書き直したのかいつも大きな消しゴムを使っているのに、その消しゴムは何倍も小さくなっていた

ころんは教科書を枕代わりにして寝ているため、教科書のページもやや、くしゃくしゃになっていた

ジェルくん

‥……!

ころんの顔をよく見ると前髪で隠れていたが目元に腫れた形跡がある

ジェルくん

この跡は……

ジェルくん

……泣いてたんか…?

ころんくん

……すー…,,すー

ジェルくん

あ……。。

そこで俺は朝、ころんに素っ気なくしたこと、前の帰りに喧嘩をしたこと。

全てに罪悪感を覚えた

ころん自身も苦手な勉強を頑張っていたはずなのに俺の無責任な言葉のせいで酷く傷ついてしまった。

そのせいで今ころんの事を目元が腫れるくらいに泣かせてしまった

しかし、沢山勉強して中々いい結果が出せなくてずっと一人で泣いてるころんが少し……

昔の自分に重なる気がした…,

ジェルくん

ころんが起きたらちゃんと謝ろ…

ジェルくん

………。

ジェルくん

''あの子''も元気かな…

??

ね!!だから一緒に頑張ろ!

??

__と遠井くんなら絶対いける!

ジェルくん

………,

ジェルくん

(何で今思い出すやろ……)

ジェルくん

(勉強……)

ジェルくん

(あの子に会えない今…
俺が勉強する意味って……)

ころんくん

……(パチッ
…んぇ…??

ジェルくん

え。

*.゜。:+*.゜五等分の花婿*.゜。:+*.゜

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