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#3 said 蓮
告白をして1週間。 全然、あの子のことが 頭から離れない。
今日は大学が午前で終わり、 そのまま真っ直ぐ家に帰ろうと 思ってた
紗倉
すいませんっ、怪我ないですか…？
紗倉
……えっ、？！
俺がよそ見していたせいで、 ぶつかってしまっただけ。
まさか、髙地さんに会えるなんて 思いもしなかった
まじか。めっちゃ嬉しい！
目黒蓮
覚えててくれたんですか？
紗倉
えっと、…あんな告白されたら、いやでも覚えてますよ
目黒蓮
……いや、でしたか、。
紗倉
あ、違くて、言葉のあやって、やつです、。
目黒蓮
良かったです
目黒蓮
これからお仕事ですか？
紗倉
いえ、今終わって帰るとこで、
目黒蓮
ここら辺に住んでるんですか？
紗倉
まぁ、そうですね
紗倉
駅から、結構遠いので不便ではありますけど、
目黒蓮
俺も、ここら辺に住んでるんです！
紗倉
そー、なんですね！
目黒蓮
この後時間あったりしないですか？
紗倉
少しだったら、
目黒蓮
全然少しで大丈夫です！
まじか。なんかの運命なんじゃ？！ 住んでるところまで一緒とか！
目黒蓮
何飲まれますか？
紗倉
えっと、じゃーカフェラテで。
目黒蓮
わかりました！
目黒蓮
髙地さんって何歳なんですか？
紗倉
20です
目黒蓮
えっ、年下…
目黒蓮
まじ、すいませんっ、
目黒蓮
怖かったですよね。あんないきなり大声で言って、
紗倉
全然大丈夫ですよ
紗倉
ちなみにおいくつで？
目黒蓮
21です。ひとつ上
紗倉
おお、先輩ですね
目黒蓮
ほんと、すいません。
紗倉
あの、なんてお呼びしたら、
目黒蓮
好きに呼んじゃってください！
紗倉
えっと、じゃぁ、蓮さん、？
……破壊力。 半端な。
紗倉
あっ、嫌でした？
目黒蓮
いえ全然！むしろ可愛くて…
紗倉
ふふ、
目黒蓮
俺、面白いこと言いました……？
紗倉
お上手ですよね。
目黒蓮
えっ？
紗倉
かっこいいですし、お優しいし、慣れてるって言うか、からかってるならもうやめてください。
目黒蓮
からかう…？
紗倉
色んな女性にも、こいうことしてるんじゃないんですか？
目黒蓮
……えっ？
紗倉
遊びでとかなら、私嫌です。
目黒蓮
……髙地さん。
目黒蓮
俺、髙地さんが好きなんです。
目黒蓮
勿論、最初は一目惚れです。そう思われても仕方ないような告白しちゃいました。
目黒蓮
気持ち悪いって思ってもらって構わないですけど、ここ1週間、髙地さんのことが頭から離れなかったんです。
目黒蓮
会いに行こうって思いました。だけど、迷惑だったらとか、嫌がられたらとか、……怖かったんです。
目黒蓮
……嫌なら、嫌って言ってもらって構わないです。
紗倉
…そんな簡単に諦められるんですか
目黒蓮
そんなわけないじゃないですか
目黒蓮
好きで、仕方ないんです。
紗倉
……、
目黒蓮
あっ、すいません。
紗倉
謝らないでください。悪いのは私です、
紗倉
20年生きてきて、恥ずかしながら、恋愛なんて一切してのなかったので、。
目黒蓮
え、
紗倉
……すいません。
目黒蓮
あっ、。
紗倉
気持ち悪いですよね、20年生きてきて、恋愛ひとつすらしてないとか。
紗倉
友達にもいわれます。
目黒蓮
気持ち悪くなんてないです。
目黒蓮
俺だって、こんなに好きだって思えるの初めてなんで
紗倉
……そう、なんですね、
目黒蓮
髙地さんは、
紗倉
紗倉…… です。
目黒蓮
…え？
紗倉
髙地紗倉。私の名前です
目黒蓮
紗倉、
目黒蓮
可愛い名前…
目黒蓮
あっ、キモイですよね、
目黒蓮
すいません。
紗倉
……いえ、初めて言われました、
紗倉
嬉しいです
目黒蓮
良かったです
紗倉
あ、すいません、もうそろそろ行かないと、
目黒蓮
あ、ですよね、
紗倉
あ、えっと、
紗倉
連絡先、
目黒蓮
え、いいんですか？
紗倉
…まだ付き合うとか分からないですけど、お友達からお願いしてもいいですか…？
目黒蓮
全然いいです！嬉しいです！
目黒蓮
やった！
紗倉
ふふっ、
目黒蓮
あ、静かにします…。
紗倉
今日は、蓮さんに会えてよかったです
目黒蓮
俺も、良かったです
紗倉
飲み物も奢ってもらってすいません。次は私が、
目黒蓮
いえ！どうってことないですよ！
目黒蓮
じゃ、またコンビニ行きますね
紗倉
はい。待ってます
手を振り、笑顔で去る紗倉さんの後ろ姿はとても華奢で守りたくなった。
こんなにも幸せだと思えたのは いつぶりだろう
自分のスマホに表示される 「紗倉」の文字。
それですら、愛おしく感じる。
どれだけ紗倉さんのことが すきなんだ。
自分でも笑っちゃうほど、 紗倉さんに夢中なんだ
上手くかけず、平行線って 感じになってしまった…。 すいません！💦
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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