まふまふside
まふまふ
まふまふ
そらるさんは、包帯ぐるぐる巻きで、
酸素マスクみたいなのを付けて、
傷だらけで……
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
僕はゆっくり、 そらるさんに近づいた。
近くで見たら、 ますます痛々しかった。
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
涙が目からぼろぼろ零れて、 あっという間にそらるさんの姿が見えなくなった。
僕は歌い手だから、喉をいたわらなくちゃいけないけど、
もう、そんなのどうでもいい。
歌い手としての そらるさんが居ないのなら。
そらるさんの声が聞けないのなら。
僕が歌う必要も、
曲を作る必要も、
ない。
僕は、 この罪を償わなくちゃいけない。
そらるさんから、
僕は、人生を奪ったんだ……
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
口から、血が出た。
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
居やしない神様に、
僕は祈るしか、無かった。
まふまふ
まふまふ
僕は そらるさんが寝ている ベッドの端っこに突っ伏した。
脱水症状になるんじゃないかなって ぐらい、泣き続けた。
ピンポーン
まただ。
ピンポーン
嫌だ……
ピンポーン
ピンポーン
???
???
ドンドンドンドンドン!!!
???
???
嫌だ。なんで……
なんで、追いかけてくるの……?
???
???
っ………嫌だ……
ガチャ……
僕はそっと玄関のドアを開けた。
その瞬間。
まふまふ
外に、引きずり出された。
???
???
殴られて、
蹴られて、
罵倒された。
まふまふ
まふまふ
バシッ
???
バシッ!
まふまふ
まふまふ
とても痛くて、立ってられない。
僕は地面にうずくまった。
???
???
???
ドカッ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
勢いよく顔を上げた。
目が覚めた。
目が覚めて初めて、 それが夢だったことに気付いた。
僕はベッドに突っ伏したまま、 眠ってしまったみたいだ。
僕の、昔の出来事の夢。
今でもたまに見る。
忘れたい過去。
現実では、 そらるさんが助けてくれたんだ。
僕はいつも、 そらるさんに助けて貰ってばかりだ。
今回だって………
まふまふ
返事はない。
まだ、目が覚めてないんだ………
♪♪~♪♪~
僕のスマホの着信音が聞こえた。
音のした方を見ると、僕のスマホが置いてあった。
まふまふ
まふまふ
スマホを取ろうと腕を伸ばしたら、
肩から何かが落ちた。
ブランケットだった。
まふまふ
まふまふ
スマホの画面を見ると、 天月くんからLINEがきていた。
ー*ー*ー*ー
天月―あまつき―
ー*ー*ー*ー
この文が、 1時間置きに送られていた。
僕が起きるのを、 待っててくれたんだ……
ブランケットも、 天月くんなんだろうな……
僕は、LINEを送り返した。
ー*ー*ー*ー
まふまふ
まふまふ
まふまふ
天月―あまつき―
天月―あまつき―
天月―あまつき―
まふまふ
まふまふ
天月―あまつき―
天月―あまつき―
まふまふ
まふまふ
まふまふ
天月―あまつき―
天月―あまつき―
まふまふ
まふまふ
天月―あまつき―
天月―あまつき―
まふまふ
まふまふ
天月―あまつき―
ー*ー*ー*ー
本当に優しいな……天月くん。
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
泣きたいのを我慢して、そらるさんを見ずに病室を出た。
僕は、
そらるさんの指先が かすかに動いたのを
見逃した。
どうも、お久しぶりです!
ノンカフェインです。
のろのろ更新すぎて、いつもお久しぶりですって言ってる気がします笑
気づいた方もいると思いますが、 アイコン変えました!
慣れないデジタルで描きました。 っていうか、途中で諦めました笑
ノンカフェインは こんなアイコンのやつだな~って覚えてくださるとありがたいです!
もっと早く更新できるように 頑張ります!
ここまで読んでくださって ありがとうございました!
コメント
3件
ありがとうございます~!
あぁ…感動……
まふくん…自分の命と引き換えにそらるさんに目覚めてほしいなんて…