A子
何それ~流行りの隠れ家的な?
でも私カフェオレの方が好き~
B子
飲むとすっごく幸せな
気分になるんだってさ
A子
でもどこにあるか分からないん
でしょ?
B子
そうなのよ~
_この街のどこかに本格的な
紅茶を味わえれるカフェがある
と言う
その紅茶は言葉では、例えられないほどで
甘美な気分にられるらしい
ただ…店の場所を詳しく知る人は、
誰一人もいない
その不思議なカフェが本当にあるのかさえも
まだ謎のまま…
心菜
う~ん喉のイガイガが酷くなってる
早くほかの病院に行かないと
心菜
あれ?ここどこだろ…
心菜
なんか看板がある…
心菜
隠れ家カフェ?美味しい紅茶か…
心菜
せっかくだし入ってみようかな
心菜
え!?何真っ暗!?
心菜
店がお休みだったのかな?
謎の定員
イラッシャイマ……セッ
お好きな席におすわり下さい
心菜
うわっ は…はい
心菜
変なお店に入っちゃったよ~
心菜
あ…あのメニューは
謎の定員
当店にメニューはございません
謎の定員
お客様にぴったりな紅茶をお出しします
心菜
は…はぁ
なんなのこの不気味なお店
謎の定員
マシュマロのハーブティーです
謎の定員
とろとろした粘り気は、喉の炎症をおおって
保護してくれます。お客様にぴったりかと…
心菜
喉の痛みなんでわかったんだろ?
謎の定員
冷めないうちにどうぞ
心菜
はい…
心菜
…お…美味しい!なんだろう
この幸せな気持ち!
謎の定員
ほら……この世で1番美味しいでしょう?
心菜
え……はい…
心菜
あのー私前に怖い体験をしたんです
心菜
でもだれも信じてくれなくて…
謎の定員
私は、信じますよ。
謎の定員
さぁお話ください
心菜
これは、去年の12月の出来事なんですが
お母さん
その変な咳最近ずっと続いてるわね
病院に行った方がいいわ
心菜
日曜だから病院休みじゃ?
お母さん
西表病院ならやってるわ
心菜
うん…
心菜
行ってくる
看護師
それでは、2階の診察室前でお待ちください
心菜
他にも人がいる…なんだか暗いな…
心菜
すぐに診てもらえるかな?
心菜
もう30分もたったけど。
まだかなぁ?
看護師
池内さん……
池内忠彦さん準備が出来たら
おはいりください
心菜
よかったようやく人が呼ばれた
看護師
上島さん……
上島夏絵さん準備が出来たら
お入りください
心菜
次が私の番だよね?
看護師
板倉さん……
板倉心菜さん準備が出来たら
お入りください
心菜
やっと呼ばれたっ!
心菜
ん?そういえば…先に入った人達
出てきたっけ?
看護師
板倉さん早くおはいりくださーい
心菜
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
心菜
確かに2階に行ったはずなんです
なのに何故か地下にいて、、
そこには、霊安室のプレートがかかっていました。
心菜
そのまま入っていたら
どうなっていたことか
謎の定員
それはそれは…恐ろしい
体験をされたのですね
心菜
なんだかとってもスッキリしました!
話せてよかった!
謎の定員
私も…
おかげで沢山頂きました
心菜
もうこんな時間っ私帰りますね
おいくらですか?
謎の定員
お代は結構ですだって既に
頂きましたし…
心菜
え??
謎の定員
いえ…本日はサービスです
心菜
あっ…はい…
心菜
いいカフェだったな
心菜
あの紅茶も美味しかったし
気分さいこう!
心菜
あれ?今ぶつからなかった?
気のせいかな…よし早く帰ろっと
あの時病院で彼女は、あのまま
霊安室に入っていた…
もうこの世のものでは無いのに
本人だけが気づいていない…
謎の定員
日曜日の度にこのカフェに
やって来る……
どうだったでしょうか?
この話は、ほかの本に書いてあるものですが
楽しんで頂けたでしょうか
では次の話で会いましょう