エーミール
それは…
エーミール
あなたを気に入ったからです。
ゾム
え、
エーミール
仕事ではあなたたちを倒してこいという命令をうけていますが
エーミール
正直、あなたを倒したくありません。
エーミール
こちら側に来てくれませんか?
ゾム
…無理やな。
エーミール
そうですか。
エーミール
残念です。
エーミール
トントン、これ手段を選べないけどいいですか?
????
…。
トントン
ええよ。
エーミール
私たちはあなたが着いてくるまで動きません。
ゾム
…。
エーミール
そしてあの2人が戻ってきたら…
2人を倒します。
ゾム
…!
エーミール
もともとあなたたちを倒してこいという命令ですから。
エーミール
…で、どうします?
ゾム
…わかった。
エーミール
ありがとうございます。
ゾム
ついて行く前にあいつらに手紙を書かせてほしい。
エーミール
…いいですよ。
エーミール
紙とペンをどうぞ。
ゾム
ありがとうな。
ゾム
カキカキ…
エーミール
…終わりました?
ゾム
おん。
エーミール
では、行きますか。
ゾム
ちょっと待て。
エーミール
はい?
ゾム
トントンとシャオロンはどこや。
エーミール
!
エーミール
…あの2人の名前も知っているんですね。
エーミール
2人とも、洞窟の奥に進んだ2人は諦めたほうがいいです。
?????
…
シャオロン
…そうやな。
トントン
ええけどワイら、怒られるで。
エーミール
わかっています…。
シャオロン
そろそろあいつらが戻ってきちゃう。
トントン
行くか
ゾム
…おん。
ロボロ
ゾムは先に行けって行ってたけど大丈夫かな。
コネシマ
あいつ、強いから大丈夫やろ。
ロボロ
でも…
コネシマ
どうかした?
ロボロ
ゾムを狙ってた奴ら、元仲間なんよ。
コネシマ
てことは…
ロボロ
そう。
ロボロ
ゾム、戦えんかもしれん。
コネシマ
ガチか…。
ロボロ
ゾム、無事でいてくれ…。
コネシマ
これは…?
コネシマ
[拾い上げる]
こぽこぽ…
ロボロ
結晶や!
コネシマ
水色に輝いているな。
コネシマ
これが俺の記憶?
ロボロ
多分。
コネシマ
よし、ゾムのところにもどるぞ!
コネシマ
あれ、ゾムは…
ロボロ
嫌な予感がする。
コネシマ
ロボロ、手紙が落ちてる。
ロボロ
本当や。
ゾム
『ロボロ、シッマへ』
ゾム
『悪いけど俺、捕まったわw』
ロボロ
ゾム!?
ゾム
『シッマ、記憶戻せなくてごめんな。』
コネシマ
…。
ゾム
『でも、俺らはまた会えるはずや』
ゾム
『もう一つの草原で待ってる。』
コネシマ
…もう一つの草原に行こう。
ロボロ
そうやな。
ロボロ
待っててくれ、ゾム…。
エーミール
…怒られましたね。
シャオロン
予想はしていたけど…
エーミール
この人はいいけど残り2人は倒せって言われましたね。
トントン
お前、2人の居場所知ってるか?
ゾム
お前じゃない。俺の名前はゾムや。
トントン
…ゾム、2人の居場所、知っているのか?
ゾム
おん。
ゾム
金色の草原や。
エーミール
…あそこですか。
エーミール
煽っているように見える植物が嫌なんですよね…。
トントン
でも、行くしかないやろ。
シャオロン
行くかぁ…。
ゾム
(よし、あとは草原で結晶を拾えば)
ゾム
(『あいつ』の記憶も戻る…。)
シャオロン
ゾム?
ゾム
今行く!