今日は快晴

スカイブルーの空が 美しい

今日は同級生と待ち合わせ

ヒナタは爽より早生まれ

今は20歳

ポンと肩を叩かれる

振り返るとそこには

見知らぬ女の子が

僕の本名は「さわ」

僕を「そうちゃん」と 呼ぶのはたった1人

目の前に居るヒナは 女の子みたいだ

ヒナが恥ずかしそうに握りこぶしで口元を隠す

嬉しそうに笑うその姿に

思わず、キュンとする

ヒナが上目遣いで 見つめる

ちょっと意地悪…

ヒナは試着室へ

ヒナの様子を見ると

試着した服はブカブカ…

ちょっと安心…

ヒナの行きたがった パスタ屋に入る

ヒナは苦い顔をしながら、コーヒーを飲んだ

そんな事を考えたら、ドキドキしてきた

ヒナがレモンティーを 飲みながら

じっと僕を見ている

正直

ヒナと居るのは、気が楽だ

女の子と居る時みたいに 気を使わずにすむ

だけど

楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまう

ヒナが服のすそを引っぱる

ヒナに思いっきり スネを蹴られた

ヒナが何を言いかけたのか

もし気づいてしまったら

二人の友情が 壊れてしまいそうで

気づかないフリをした