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きょ~だいぱろ! 黄愛され 黄嫌われ

きょ~だいぱろ! 黄愛され 黄嫌われ

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きょ~だいぱろ! 黄愛され 黄嫌われ

♥

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2021年05月28日

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黄愛され

きょ~だいぱろ

桃くん23歳 紫くん20歳 橙くん17歳 青くん16歳 赤くん14歳 黄くん14歳

赤くんと黄くんは双子

一応赤くんの方がお兄ちゃん設定

どぞ

黄side

朝、目覚ましの音がなる前に起きてしまった

まだ4時か、

まぁ、もうすぐなる予定だったしいっか

そう思って目覚まし時計の電源を切り、リビングへ向かう

…はぁ、

まだ朝だというのにリビングは騒がしい

橙、それもってって!

りょーかい!!

理由は簡単だろう、

赤にぃが熱を出したのだ

赤にぃは病弱だから、ちょっとでも体調を崩すとお兄ちゃんたちはみんな赤にぃの方へいってしまう

まぁ、普段もずっと赤にぃばっかだけどね

赤くん熱上がってる~!!

まじかっ、!

僕のことなんて、見もしてくれない

だけど、

ねぇ、何突っ立ってんの?

こういう時だけこき使ってくるよね、w

ごめんなさい、すぐお粥とご飯作りますね

赤くんしんどいんだから、早くしてくんない?

そんなの知らないよ、

僕だってしんどいのに

ごめんなさい、

なんていえず、言葉をぐっと飲み込んだ

そうしてお粥を優先的に作りながら思う

いつからこうなってしまったのか

小さい頃は赤にぃが風邪をひいても誰かはかまってくれた

僕は赤にぃと双子といえど僕の方が年下

末っ子だったから

体が弱いのは同じだった

風邪も引きやすいし、体調も崩しやすい

でも赤にぃほどじゃないからって、いっつもひとりぼっちだった

…、もう慣れちゃったのかもな

できた、

なんて考えていたら15分くらいで朝ごはんとお粥が完成した

これ、運ばないとな

お盆にお粥やお椀などをのせ、赤にぃの部屋へ運ぶことにした

よっ、と

よし、

コンコンッ

はーい

失礼します、お粥持ってきました

中に入ると、赤にぃは体調が悪そうな感じもなくゲームをしていた

…僕は1度もしたことなどないのに

ここに置いておきますね

はーい、わかった!

元気に返事をした

じゃ、失礼しました

そして隣りの自室へ入った

隣からは赤にぃと紫にぃの楽しそうな声が聞こえてくる

思わず泣きそうになったが泣いても変わらない、

僕は気持ちをリセットするために眠りについた

バンッ

い"ッッ?!

おいっ!赤の看病はどうしたんだ!!!

え、?

お前さぁ、赤がしんどい思いしてんのによぉ寝れんなぁ

ご、ごめんなさ、

みんな言い過ぎだけど、言う通りだね

ッッ…

なんで。

桃にぃに叩き起されたせいか体は痛くて

寝る前より頭がふわふわして痛い

はきけもしていた

なのに、

なぁ、黙ってないでさっさと買い出し、

赤がしんどいって言ってるんだぞ?

病人を無視するの?

す、すぐいってきます

ほんとにごめんなさい…、

この場にいるのがつらくて逃げるように買い出しへと向かった

もう外は真っ暗

僕は一体どれだけ寝てしまったのだろう

なんで、僕だけッッ!

病人を無視するの?って、

僕だってしんどいよ、

あ、れ?ポタポタ

いつの間にか涙がこぼれていて、気づけば立ち止まって泣いていた

た、ただいま、

泣いていたらすっかり1時間を過ぎていて帰ってくると2時間以上も時間が過ぎていた

ねぇ、調子乗ってんの?

え、?

赤くんずっとしんどいっていってたんだよ?

ぅう、しんどいぃぃぃ、

そんなの、

僕の気持ちは無視しておいて

そんなの、知らないよっ!!

いつの間にか叫んでいた

みんながびっくりしながらも、怒ったような目でこちらを睨んでくる

ッ、あたまいたい…

なんでそんなこというの?

赤くんしんどいんだよ?

そんなの知りませんよ、

は?兄弟の看病は当たり前だろ?

じゃあ、

なんで、なんで、!

僕の看病はしてくれないんですか、ッッ

え、?

黄くん、多少いつもよりおかしいことはあっても、高熱なんて出たことないでしょ?

は、ッッ?

はじめから、信じなきゃよかった

僕は買ってきたものをリビングに放り投げて自室へ戻って言った

僕のことなんて、最初から見てなかったんだw

小さい頃、40度近くの熱を出した時に

僕をほおって遊んでいたことも見てなかったんですね、

解熱剤が散らばっている自室に入る

いつも体調が悪いとこれを飲んで無理をしていた

でも、もう必要ない

もう、限界かなw

残りの解熱剤、ざっと15粒くらい?

いや、20近くある薬を全部出す

これで、終わりにしよう

流石に20粒一気には無理なので10粒を2回に分けることにした

あ、水ない、

水を取りに行くにはリビングに行かないといけない

でも今部屋にはいられると…

想像しただけで気分が悪くなる

でも、死ねないし

僕は渋々リビングへ戻り水を取りに行くことにした

リビングでは赤にぃとゲームをしているお兄ちゃんたちがいた

僕を見るなり嫌な顔をして今すぐ帰れという空気が伝わってくる

えぇっと、これくらい、?

そんなことお構い無しに水をコップにいれて自室に戻ろうとした

だが、

あれ、?

上手く足に力が入らなかった

そのまま僕は倒れてしまう

ッッあ!

それと同時に大事なコップが割れてしまった

あ、…

とても、とても大事なコップ

捨てたくなくて、大きい破片を集めて袋に入れておく

ッ…

小さい頃、お兄ちゃんに貰ったコップ

ずっと大事に使ってきたのにな

ねぇ、いつまでそこにいんの?

邪魔なんだけど

ごめっ、なさ、

もう、コップのことは忘れちゃったかな

すぐ片付けますからっ、

そう言い立ち上がろうとするが、上手く力が入らない

あれ、w

ごめんなさい、w

たてなくなっちゃったw

は、?

何馬鹿なこと言ってんの?

やっぱ、信じてくれないw

立てないとかありえないから

……

あー、もう全部バレていいや

迷惑ですが、僕の部屋からスマホ取ってきて貰えますか?

は?めんどくせ、

そういいながらも渋々桃にぃにとってくるよう伝える

はぁ?だっる、

ガチャッ

…はッ?

嫌われることは知ってる

だって解熱剤のゴミが4箱くらいあるんだもん

これ、説明しろ

関係ないです

俺たちは兄弟だろ?

どういうことだ

桃にぃの焦りようにびっくりしたのか、みんな僕の部屋を覗く

みーんな同じ反応だった

……兄弟だからってなんなんですか

は?

僕のことなんか、見てなかったくせに

!!!

みんな、怒りと悲しみを目にうかべている

今更、そんなこと言わないでください

…スマホやっぱりいいです

そこに薬出してあるのでとってください

ここなら水もすぐ飲めるし、いいだろう

僕の事嫌っている兄弟なんだから、すぐに渡してくれるだろう

なんて軽い気持ちだった

渡すわけないでしょ?

なんで、!

黄くんに死んで欲しくないから

なんですか今更

今日は赤にぃとゲームをするよりも兄弟ごっこをしたい日なんですか?w

正直、ここで自我を失っていると思う

もう、どーでも良くなった

ちが、

じゃあなんですか?

みんな黙り込んでしまった

僕の精神も既に崩壊していて

肉体的にも耐えきれなくなり、僕は倒れてしまった

黄…?

黄!!!

最後にはみんなが僕の名前を呼ぶところだけが鮮明に残っていた

続く ちょーど200タップ

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