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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

鏡音リン

昨日人を殺したんだ

そう言ってずぶ濡れのまんま 部屋の前で泣いていた

鏡音リン

殺したのはいつも虐めてくる隣の席のアイツ
喧嘩して肩を突き飛ばしたら…
どっか旅に出るよ

鏡音レン

それじゃあ僕も連れて行って

二人、財布を持ってナイフを、持って いらない日記も、写真も、壊していこう

人殺しとダメ人間の旅

二人で死のう

鏡音レン

君は何も悪くないよ。
君は何も悪くないよ。

金を盗んで二人で逃げて 線路の上を歩いた

鏡音リン

今となっちゃどうでもいいさ。
あぶれ者の小さな逃避行の旅だ

鏡音レン

いつか見た、夢の中の主人公なら、僕達を、助けてくれないかな

鏡音リン

そんな夢なら捨てたよ、だって現実を見ろよ、
シアワセの四文字なんてなかった今までの人生で思い知ったじゃあないか。
自分は、何も悪くねぇと、誰もがきっと思ってる

うるさいセミの声、水も無くなり揺れ出す視界に 警察の声、バカみたいに、はしゃぎあい 君(鏡音リン)はナイフをとった。

鏡音リン

君が今までそばにいたからここまでこれたんだ。
だからもういいよ。もういいよ。
死ぬのは私一人でいいよ。

そして君(鏡音リン)は、首を切った。

まるで映画のワンシーンだ。 白昼夢を見ている気がした。 気づけば僕(鏡音レン)は警察に捕まっていて

死んだはずのクラスの奴も居て君だけがどこにも見つからなくって。

そして時は過ぎた

鏡音レン

9月の終わりにくしゃみして、6月の匂いを繰り返す。
君の笑顔、無邪気さは、頭の中で飽和している。

鏡音レン

君は何も悪くないよ。
君は何も悪くないから、もういいよ、投げ出してしまおう。
そう言ってほしかったのだろう?なぁ?

ここまで読んでいただきありがとうございます! これで余り内容がわからなければ、簡単に説明した方を、出しますのでそれを、お読みください!

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