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半妖

半妖

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26

半妖 26話

♥

15

2021年02月04日

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16

か、、、ぞく?

鯉田雫

私は、孤児院に今いるの。孤児院は家族のいない子達が皆で暮らす場所なの。そこには、半妖だけじゃない。妖魔国に捨てられていた人間の子供なんかもいる。

鯉田雫

正直、建物はボロボロだし食べ物も安物ばかりだけど

鯉田雫

愛情をくれる場所

鯉田雫

どうせ、出た後も行く宛てがないしうちに来ない?

16

、、、05のを治せる?

鯉田雫

孤児院では、医療従事者もいるけど多分無理だね。

鯉田雫

でも、衣食住は確保してあげられる。

鯉田雫

だから、、、貴方のお友達は1度落ち着いてからお金を貯めて探すといいよ。

16

でも!すぐ私は治してあげたいの!!また、、、イムって呼んでくれるように!!

16

それに貴方を信じきれない!!

16

だから、、、私は!!

鯉田雫

(何?!私のスローモーションが解けた!!)

イム

16

!!

05

イム

黒木悟

雫!!大丈夫?!

鯉田雫

黒木君、、、そんな声も出せるんだ。知らなかった

05

イム、、、僕、、、大丈、、、夫、、、だよ。イム、、、

05

ありがとう

16

う、、、

16

うわぁぁぁぁぁぁぁぁ

黒木悟

どうなってるんだ?

鯉田雫

今日から2人は私の家族になったんだよ。

これは、、、まずいな、、、

皆と離れてしまった蓮の前に100にも及ぶ数の実験体が出現した。

27

やぁ久しぶりですね。暴食姫

27、、、貴方がこの空間を作った張本人かしら、、、

27

あれ?忘れちゃいましたか?

27

僕の能力は異空間をつくりだし、相手の記憶から絶望のシーンを何度も見せ、精神崩壊した後絶望の原因であるものに殺されていく。

27

ですが、特に何も起こらないでしょう?

そうだったな、、、なんとも悪趣味な能力だったな。

それで?今回はなぜ27が能力を使わなかったのかだ。説明してもらおうか

27

暴食姫、貴方は流石にこの数には勝てませんよ。全員新しく作った子だし貴方はあの時のようにはできないでしょ?

できないんじゃない。しないだけ

27

どちらにしても、貴方は昔とだいぶ変わってしまった。

27

だから、、、もう一度私達の姫になってくださいよ

27

暴食姫!!

水戸部幸一郎

おーい!黒木君!!鯉田君!!大丈夫か〜!?

黒木悟

会長、、、

鯉田雫

会長!!無事で良かったです!

田辺美紀

私の事は心配してくれないのかな?

鯉田雫

いえいえ!!そんなつもりじゃ!

水戸部幸一郎

黒木君、鯉田君。このふたりは?

鯉田雫

あ!この2人は今日から私の家族になる2人です!

16

だ、、、だれ、、、?

鯉田雫

ごめんね、怖がらせて。この御二方は私とこのお兄さんの先輩だよ。

鯉田雫

大丈夫、変なことはしないから

鯉田雫

先輩、、、これは後で詳しく話しますがこの子達に危害を加えるなら容赦しませんよ

水戸部幸一郎

君と戦争はごめんだよ。

田辺美紀

調べたところその女の子は大丈夫そうだけど、そっちの男の子の中がすごいことになってる。

16

05の事わかるの?

田辺美紀

大量の薬物反応と蓮ちゃんと同じような匂いがする。おそらく妖怪を何度も食べさせられてるみたいね

16

あの!治せることは、、、出来ますか?

田辺美紀

わからない。そもそも私は医者じゃないからなんとも言えないって言うのが事実だけど、、、

16

そうですか、、、

05

お腹、、、すいた

05

お前、、、あれ、、、くれ

黒木悟

あぁ、、、いいよ。今回はクッキーだ。美味しいぞ?君も食べる?

16

え?

黒木悟は料理が得意であり、さらに無限にものを収納できる袋を持っており時折、そこから取って皆に配っている。

鯉田雫

私も私も!!

鯉田雫。生徒会役員。2学年で成績トップ。能力、、、速度+共鳴。共鳴は相手の気持ちを理解した瞬間、相手の過去を除く事ができる。

水戸部幸一郎

全く、、、ふざけてないで蓮君と竜君と白石を探しに行くぞ

はい

田辺美紀

(白石君だけ呼び捨て、、、)

ピピッ

白石幸也

聞こえるか!赤龍寺!!

(白石!!)

(竜の方もなかなか切羽詰まった状況のようだな。恐らく他の皆も)

27

お電話は終わりました?暴食姫

!!

27

貴方は私達と一緒に来ていただかなくてはならないのです。さぁ、私と一緒に

27

来れば貴方のご友人だけじゃなく、不死身も見逃して差し上げましょう

私は、、、

27

私は竜、、、皆を信じてる。

皆必ず生きて帰ってくると命令した。私は自分の能力にも、皆の能力にも信頼をおいている。

だから、そんな取引は私には通用しない。

さぁ、分かったらさっさと掛かって来い

27

はぁ、、、わかりました。全力で貴方を捕まえる事にしますよ。

くっ、、、

(流石に数が多すぎる。一人一人の能力は大した事ない。でも問題は27の能力。少しでもやつの術中にハマればまずいことになる)

27

考え事ですか?暴食姫

27

私は貴方のことを尊敬しています。私達のトップはやはり貴方しかいません。

私が戻ればどうせ貴方達は私の食料になるかもしれないのに?

27

暴食姫に食べられる事は私達にとってとても名誉な事。だって実験なんかで死ぬなんて今まで生きた意味が分からないじゃないですか?でも実験に耐え抜き私達は暴食姫に食べられる事で実験から開放されるのです!

ふざけんな!

私に殺されるのが名誉だと?

私の事を神様とでも思っているのか?

私は半妖。中途半端な存在。貴方達を殺すのは義務じゃない。私はあの頃とは違う。

私は、、、半妖。

27

半妖?それは貴方が人間の血を体内で妖怪の血と混ざらないようにコントロールしているだけ。いずれ妖怪になります。

27

そもそもなぜそこまでして、人間であり続けようとするのですか?

もし、私が人間の血と妖怪の血を混ぜたら

私は人間でも妖怪でもない、ただの化け物になる

そうなったら、無差別に目に写った全てを喰らい尽くしてしまう。

そんなこと、、、私は望まない!

命令だ!

お前とお前、、、ここにいる奴らを倒せ!!

27

おお、、、凄いですね。その2人、この中で一番戦闘力の高い実験体なんですよ。

27

でも、貴方は他の事でどうやら力を使っていてまともに支配の能力を使えないようですね。

(後2つしか命令出来ないことをせいぜい悟られないようにしなきゃならないな)

27

よそ見してていいんですか?

くっ、、、

美奈崎翔吾

01

!!

お前、、、ここまでして私の力を使って何がしてぇんだ!

妖怪の抹消か?人間か?それともこの世の消滅?

美奈崎翔吾

ふふ、、、それはどうだろうな、01

それ以上の理由なんてどうせないんだろ?

私の壊れない体が欲しいんだろ、、、

胸糞悪ぃ、、、

美奈崎翔吾

胸糞悪い?確かに私の命令ではあったが最初に実験体を食らったのは01だろ?

それは、

美奈崎翔吾

言い訳するつもりか?

美奈崎翔吾

俺が命令したとはいえお前はたった数年で何百人もの実験体を食った事実は変わりないだろ?

、、、めろ

美奈崎翔吾

まさかそれを否定する気か?食った奴らは俺が食えと命令したからしょうがなく食べた?

、、、やめろ

美奈崎翔吾

違うだろ?お前は自分の飢えを満たす為、殺して食ったんだろ?

やめろ!!

美奈崎翔吾

結局お前は最初っから餌に飢えたただの化け物だったんだよ

黙れ!黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ!!

美奈崎翔吾

いい加減現実を見たらどうだ?

27

(流石美奈崎翔吾さんだな。暴食姫を完全に洗脳している。これで貴方の実験体が戻ってきますy)

ぐしゃ

27

え、、、?

突然事に驚いた

27

あ、、、れ?どんどん空間が傾いて

27の腹部は上半身と下半身を真っ二つにするかのように豪快に切り裂かれそして上半身は下半身をスライドしどんどん床へと落ちて行った。

辺りから、恐怖するものから何が起こったかわからず困惑するもの、神が現れたと讃えるものの入り交じった目線が彼女に襲いかかったが彼女は無表情だった。

そして、皆殺しにするのは一瞬だった、、、

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