るぅとは中学からの友達

学校は別だけど、1番信頼していることもあり家に呼んだ

仮に付き合っていた“彼女”（ころん）のこと、 無意識に考えてしまうこと、ドキドキしてしまうこと、モヤモヤすることを話した

告白 ……

……？

なんとなく、ころんの様子がおかしい気がした

妙に動揺しているというか、上の空というか。

用事？

……嫌な予感がした

！？

小さな声でそう答えると、

校門を出た先に、さとみくんがいた

ﾄﾞｷｯ

気づかれてたんだ…

声も、体も震えてて

振ったあと、あの子は涙目になっていて

きっと逆の立場だったら僕はﾜﾝﾜﾝ泣いてたと思う

さとみくんは……きっと僕のこと友達としか思ってないから

付き合っても……良かったのかも

さとみくんは僕と仲良くしてくれているけど

あくまでそれは“友達”だからで

僕のことを恋愛として見てくれることはないと思う

それならもう、いっそのこと

別の人と付き合えば

もう、苦しまなくて済むのかな

この時感じたものすごく嫌な予感は

見事的中した

まじ、かよ…

俺が強く引っ張ったのに対して抵抗していたが

そんなことは無視して、

ころんの手を引き誰もいない道に入る

振り返って、強引にキスをする

不意打ちの罰として熱いキスをした