昨日の人はほんとに変な人だった。

今日は会わないといいな…。

って、思ってたのに。

…できる気がしない。

てか今更だけど

私の名前知ってる、？

まだ名前で呼ばれてないけど、

聞いてこないってことは知ってたりして

可愛らしい女の子が恭平くんを呼んで走ってきた。

さすが恭平くん。

チャラいだけあって女の子には困ってないんだ。

え、私聞いちゃっていいの？

今…無視したよね？

普通に気軽にOKすると思ってたのに

てか何このカオスな状況。

女の子は恭平くんに話してて、恭平くんは私に話してる。

私でもわかる。

恭平くんは明らかに嫌がってる。

そんなのお構い無しに訴え続ける女の子。

恭平くんもついに怒りが爆発したのか、

急に血相を変えて口を開いた。

正直、驚きしか無かった。

あんなチャラかったのに

ここまで言うのかと。

随分我慢したんだろうな。

てかチャラいと思ってたのに

実はしっかりしてる…？

泣きながら走って帰っていった。

その人とはしてなくても

違う子とは沢山してきたんだろうな。

そこが不思議なところで

駿佑先輩と全然違う…。

どうやって仲良くなったんだろ

恭平くんは、明るく振舞っているように見えて、

どこか無理してる感じがある。

『 過去に何かあった＿ 』

それしか考えられない。

𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝🤍500