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伶菜
すぅ…すぅ…
何処かからか聞こえる
『菜…伶…伶菜…伶菜!』
伶菜
ん…？
悠真
伶菜!起きろよ
伶菜
ふぇ…？
悠真
先生が話してたこと覚えてる？
伶菜
……覚えてない
悠真
はぁ…
悠真
糞教師が殺し愛しろってさ
伶菜
え…？
悠真
マジマジ
伶菜
…………
悠真
他の奴は好きな奴殺して逝ったよ
伶菜
…
悠真
残ってるのは
悠真
凛，俺，伶菜
悠真
だけ
伶菜
凛ちゃん…
凛
やっと起きた!
伶菜
凛ちゃん…
凛
どうしたの？
伶菜
うう…死なないでよ…
凛
え？
伶菜
死なないで…
凛
伶菜ちゃん…
凛
それは…出来ないよ
伶菜
なんでよぉ…
伶菜
皆でここから出ようよ…
凛
出たら爆発する
伶菜
なんで…
凛
体内に爆弾があるから
伶菜
………
凛
伶菜ちゃん…
伶菜
なに…？
凛
これからも親友だからね
伶菜
うん…
凛
じゃあ…ね
凛が窓から落ちた
伶菜
凛ちゃん…凛ちゃん…
伶菜
なんで…どうして…
悠真
伶菜、
伶菜
何なの…
壁ドンっ
伶菜
は…？
伶菜
こんな事…やってる暇ないよ…
悠真
うっせぇ
悠真
一緒に逝こうぜ
伶菜
なんで…
悠真
好きだから
伶菜
…私も
悠真
どうやって死ぬ？
伶菜
なんでもいいよ…
悠真
じゃあ…毒で死ぬか
伶菜
え…？
毒の入った注射を玲奈に刺した
そして、悠真が自分の腕に注射を刺した
伶菜
これで…ずっと一緒…？
悠真
一人になんかさせない。
伶菜
悠真…
伶菜
(凛ちゃん…もうちょっとで…い…く…から…ね）
２人の意識はそこで途切れ
目を覚ますことはなかった
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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