【榴稀と舞鈴の過去】
私は生まれつき目が見えなかった
いつも暗闇の中で生きていた
その生活はとても苦しいもの
たくさんの人に笑われ
いじめも受ける
それでも
舞鈴のために生きたい
私が居なくなったら舞鈴が1人になっちゃう
そんな思い出生きてきた
舞鈴
お兄ちゃ〜ん
榴稀
その声は舞鈴かな?
舞鈴
うん!
舞鈴
お兄ちゃんに聞いて欲しいことがあって───
使用人
ダメですよ、榴稀様は勉強で忙しいのですから
舞鈴
えー…
舞鈴
じゃあ、仕方ないか
舞鈴
明日話すね
舞鈴
バイバイ
榴稀
うん…聞きたかったな
この一家の跡を継ぐ
それは決まった未来だった