TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

-hotoke-

......ここは

おかしい....僕、ないちゃんの部屋借りて寝てたはずなのに...

それにここ...昨日来た空間とものすごく似てて...

-hotoke-

ここ....もしかして天界...?

辺り一面が真っ白、僕の服も白いものに変わってた

以前とは違って僕ただ1人....

となると思考が考えたくない方向に向く

-hotoke-

もしかして僕...死んじゃった..!?

レティシア

大丈夫!死んでないよ!

-hotoke-

うわっ!

いきなり後ろから声が聞こえ、奇声を発しながら振り返る

白髪に白い大きな翼、誰もが目を引かれる美貌

間違いなく昨日あった少女だった

-hotoke-

レティシアさん!

レティシア

こんにちは〜...ほとけさん...でいいのかな?

レティシア

ようこそ!天界へ!

-hotoke-

お邪魔します!(?)

-hotoke-

..........あの...なんで僕呼ばれたの?

レティシア

君には先に説明しとこうと思って

-hotoke-

説明?

レティシア

うん...今から言うことは他のメンバーにも改めて言うつもりだから安心していいよ

僕の前に座る

それにつられるように僕も座った

そして真剣な表情で尋ねてきた

レティシア

ほとけさんは知りたくない?なんで初兎さんが死んじゃったか

-hotoke-

え?

何を言ってるんだろう...

しょーちゃんはトラックに跳ねられて死んだ

それは何があっても変わらない

-hotoke-

なんでって...?初兎ちゃんはトラックで死んだんだよね?

レティシア

.....これを見て欲しいの

レティシアがどこからか取り出したのか分厚い本を見せてきた

-hotoke-

これは...?

レティシア

この本はね人の死期が分かる本なの

-hotoke-

死期?

レティシア

人間はね、他の種族に比べとものすごく生きる期間が短いの

レティシア

だからこの本で天界の私たち導き手が混乱にしないようにしてるんだ

死期....ほかの種族...導き手...

何を言ってるかさっぱり

-hotoke-

えっと......

レティシア

つまりね...

レティシア

この本には初兎さんがどのように死ぬかが書いてあった

レティシア

普通だったら、
「トラックに跳ねられて死ぬ」

レティシア

....だよね?

レティシアの言っている本の性能が確かならそう書いてあるはずだ

首を縦に軽く振る

レティシア

........はい

僕か頷くのを見て本をパラパラとめくる

目的のページになったんだろう

手が止まり本を僕に見せてきた

-hotoke-

っこれ.....!

「寿命」

そこに書いていた死因はそれ

そして死ぬ歳もずっと先の歳だった

-hotoke-

どうして.....

分からない

「なんでなんだろう」「どうして」 そんな言葉が僕の頭を埋めつくした

レティシア

ーーーーー?

レティシア

ーーーーーー!ーーーーー!

レティシアさんが何か言ってるがそれも頭に入らない

そのくらい僕は混乱していた

レティシア

ほとけさん!

肩を両手で捕まれ激しくゆらされる

僕が初めて彼女に会った時と同じように

その揺れで意識を戻される

-hotoke-

レティシアさ".....

レティシア

私の話を聞いて!!!!!!!

彼女にされた初めての叱責

もう何を言えばいいか分からず黙る

レティシア

簡潔に言うと初兎さんは手違いで死んだ....いや、私たちが殺してしまった

レティシア

ごめんなさい

深々と誠意を込めた謝罪だった

どんな罵倒でも受け入れる....そんな謝罪

-hotoke-

......大丈夫

-hotoke-

でも教えて欲しい...なんで初兎ちゃんが死んだの?

手違い...確かにそれは理由なのだろう

でも、何かまだ隠しているようだった

レティシア

......天界でも箝口令が敷かれてあんまり詳しくは言えないんだけど...

レティシア

"死神の世界にある死期の本"が魔王の手によって書き換えられたの

-hotoke-

魔王いるの!?

レティシア

え、そっち!?

魔王か〜......僕ちょっと会って話してみたいかも

レティシア

....ほとけさん、私の話聞いてた?

-hotoke-

んぇ?

レティシア

"魔王によって書き換えられた"

レティシア

つまり

レティシア

"魔王が書き換えたページが初兎さんの所だった"ってことだよ

-hotoke-

っ!

そうだ

魔王は初兎ちゃんを殺したようなものだ

-hotoke-

(何が会って話してみたいかも..だよ)

前言撤回

思いっきりぶん殴りたい

レティシア

(心の声ダダ漏れとはこのことやな)

-hotoke-

.......で、それだけ?僕を読んだ理由

レティシア

.....なんか心を見透かされてる気分

ふふふっと微笑みながら言う少女

少しだけ僕の心のイライラが収まっまた気がした

レティシア

ほとけさんをここに呼んだ本当の目的は、提案があったからなの

-hotoke-

提案?

レティシア

そ、ほとけさんさ

転生してみない?

生き返るために異世界に来たけど平凡に生きます!

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

111

コメント

3

ユーザー

転生しよう。そして魔王をメリケンで殴ろう

ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚