TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
シェアするシェアする
報告する

ああ。

どこで道を踏み外してしまったんだろう

幸せはいつまでも続かない。

そんなのわかってたことじゃん。

ばかだなあ、おれ

side赤

あれは確か吐く息が白くなってくる時期

急に苦しくなりおれは倒れた。

おれが意識を取り戻した時に初めに見たのは見慣れない天井。

「りいぬさん、目を覚まされましたか」

「あれ…ここは、、?」

「病院です、バタンと尋常じゃない音がしたと下の階の住人の方が通報して下さりました」

「そ、で、すか…」

「おれはなぜ倒れた、んですか…、?」

「りいぬさんは…」

お医者さんから言われたことはおれの想像を遥か上を行く最悪な事態だった。

通知がいっぱい溜まったスマホを眺めながら“同棲”している家へと戻った

「、りいぬ…?!」

「下の階の人から聞いたよ?倒れたんだってね?」

「大丈夫?怪我はない?!」

「なんで倒れちゃったの?!」

あ、ぁ。こんな彼におれの病状いうことなんて出来ないよ…笑

「ちょっと疲れちゃってただけ見たい笑」

「心配かけちゃってごめんね?おれは大丈夫だよ!」

「ほんとに?」

「ほんとだよ!笑信じて!!笑」

「わか、った、」

さとちゃん、ごめんね。

あの日から3ヶ月。

とうとうお迎えの時間かもしれない

あれから何度も体も重ねたし、デートに遊園地にも、水族館にも、いろんな所へ行った

もちろんやりたいことをぜーんぶやった。

楽しすぎる3ヶ月だった

「りいぬ〜…、」

「なに?」

「なになに冷たいじゃんどうしたのw」

「最近やたら絡んできてうざい…っ、」

「…は、?」

「さとみに飽きちゃったし。」

「うるさいし、もうそろそろ我慢の限界」

「なにそれ」

「いきなりすぎじゃね?w」

「おれもそういうところむかつく、」

「いきなりそーゆーこというのうぜえなって思ってたんだよな」

「そっかおれらやっぱあわなかったね」

「ああ。」

「もう無理別れよ」

「別れないとか信じられないw」

「はあ、この付き合ってた時間まじで無駄だった。黒歴史並だわw」

「最後の最後までイラつかせる天才だなお前」

「光栄ですwじゃさようなら。」

その足で全ての事情を知っているるぅとくんの家へ向かった

そのままおれはるぅとくんに見守られながら、3日後。静かにまぶたを閉じた

side 桃

「…、は、?」

「りいぬがしん、だ、?」

「ほんとに何も聞かされてなかったんですね」

電話で訃報を知らせてきたのはるぅと

最期の最期まで一緒にいたんだとか。

「なんで俺にいってくれなかっんだ、よ…ッ」

「そんなに頼りなかったのか、な、、w」

「りいぬは、りいぬは…っ」

「さとみくんの事を思ってたからこそ言わなかったんで、す…ッ、」

涙ぐみながらおれにりいぬの最期を話してくれる

りいぬは最期まで笑って沢山の思い出を創りたかったそう。

おれがりいぬを心配するのをわかっての事だった

最後の喧嘩の終わりにうっすら涙を浮かべてたのはおれの勘違いではなかった。

「なんで、なん、で…ッ気づけなかっ、た…」

ぁあ。

おれはいったいどこで道を踏み外してしまったのだろう。

幸せはいつまでも続かない。

わかってたことじゃん

ばかだなあ、おれ

1番最初の文章はどちら視点でしょう😅 途中、どっちがどっち言ってるか分からないところあると思う。だけど、人変えるだけでちょっと印象変わるような気もするから楽しんで✌🏻(あれ)

ハピエンだと思う?バトエンだと思う? ちなそらははぴえんだと思ってる。

この作品はいかがでしたか?

695

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚