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学校が終わり家に帰ってきた───
だが、居るはずの斗真の姿がどこにもない───
永瀬 琉那
( 琉那が帰るまでいてってゆったのに…
永瀬 琉那
( 熱だって下がってないはず…
LINEをしてみた…
永瀬 琉那
ばか斗真!
永瀬 琉那
どこ行ったの?
相河 斗真
ごめん…
永瀬 琉那
何処?
相河 斗真
緋山と会ってくる
永瀬 琉那
なんで?
相河 斗真
ごめん…
理由を言おうとしない…
〜〜♪♪発信:斗真
相河 斗真
ん…?
具合悪そうな声…
永瀬 琉那
なんで緋山さん?
相河 斗真
ごめん…
永瀬 琉那
ごめんってなに…
相河 斗真
ごめん…
永瀬 琉那
浮気…?
相河 斗真
違うから
永瀬 琉那
浮気したら許さないんだからね!
相河 斗真
しねぇよ!
相河 斗真
俺はお前のことが…
相河 斗真
好きで好きでたまんねぇんだよ!
相河 斗真
ぜってぇ…戻るから
待ってろ…ばぁか…
待ってろ…ばぁか…
少し声が震えていたような気がした───
永瀬 琉那
………
何も言わずに電話が切れた
斗真が寝ていた琉那のベッド…
斗真の匂いがする───
ベッドに横になり泣いてしまった
永瀬 琉那
( 斗真のばか…
永瀬 琉那
( 帰ったら逢えると思って急いで帰ったのに…
泣き疲れいつの間にか眠ってしまったようだ───
数時間が経った───
斗真からの連絡はない───
コンコン
永瀬 琉偉
あ?
永瀬 琉那
斗真から連絡ない?
永瀬 琉偉
うん
永瀬 琉那
そっか…
永瀬 琉偉
電話してみようか?
永瀬 琉那
緋山さんと一緒にいるんだよ…
永瀬 琉偉
関係ねぇよ
そう言って電話を掛けた
永瀬 琉偉
出ねぇな
永瀬 琉那
琉那探してく…
ガシッ
永瀬 琉偉
バカじゃねぇの?
永瀬 琉那
なんで…
永瀬 琉偉
外暗いからだめ
永瀬 琉那
だって…
永瀬 琉偉
戻ってくるって言ってたんだろ?
永瀬 琉那
うん…
永瀬 琉偉
今まであいつが嘘ついたことあったか?
永瀬 琉那
……ない
永瀬 琉偉
なら戻ってくるから大人しく待っとけ
永瀬 琉那
うん…
琉偉にぃの部屋を出て部屋に戻ろうとした時───
フラッ))ガタン
永瀬 琉偉
琉那?
永瀬 琉那
大丈夫…
永瀬 琉偉
待て
立ち上がり、琉那の額に手を当てた
永瀬 琉偉
大丈夫じゃねぇな
永瀬 琉那
大丈夫…
永瀬 琉偉
お前ここにいろ
永瀬 琉那
え?
永瀬 琉偉
俺のベッドで寝とけ
永瀬 琉那
え…
永瀬 琉偉
え じゃねぇ…
ふわっ))
琉偉にぃに抱き上げられ、ベッドに連れていかれた
永瀬 琉偉
斗真に買った冷えピタまだ残ってたよな!
そう言って部屋を出たり入ったりして琉那の看病をしてくれた───
琉那はいつの間にか 眠っていた───