翌日

何故か心が落ち着かない

こんなこと2人に言って 信じて貰える筈がないし

私の責任なんだし

2人に迷惑を掛ける訳にはいかない

放課後

図書室

時は経過し６時５０分頃

部員達が帰り

私が掃除をしていると

私が女子認定されることなど

多分、一生こない

今までがそんなキャラだし

今更変える必要も無い。

これからも一生 そんなキャラで生きてゆく

アニメで言うモブキャラ

ドンっ

私は気が付くと

琉弥くんに壁に押し攻められ

私は体験した。 よく少女漫画で見るような光景─

壁ドン

っとやらをされていた

こんな所を先生や 他の生徒に見られたら

私的にヤバすぎる…！！

どうして

無理だよ

だって私は、琉弥くんとはさ

住む世界が似てるようで全く違う

私はキモいアニオタなんだよ

それに比べ、琉弥くんは

いつもイキイキしてて

勇気強い子

もしアニオタなんて知られたら

せっかく仲良くなれた後輩……

気持ち悪がられて 嫌われるのだけは避けたい

でも最初から分かってる

私が恋をできないことなんか。

とっくに分かってたよ

無駄な片思いは

叶わない無駄な恋は

無駄な期待は捨てなきゃって。

だから私は

そんな顔を見せないでよ

もっと苦しくなる

そして、私はその場から

逃げるように去った。

やっぱり

アニオタに 恋は難しい