ニキ
よく考えてみよう。
アイビーの花言葉には「友情」というものもあったはずだ。
日頃から相棒だ右腕だと豪語しているボビーにとって、このアイビーの意味をそう捉える方が余程安直で、正解に近しいだろう。
でも__
ニキ
馬鹿みたいに真面目で
どこまでも真っ直ぐで、素直なお前となら。
どんな険しい道も一緒に乗り越えようと、そう誓うことができた。
ただそれは、友達としてだ。
ニキ
もしその関係が壊れたとき、周りにだって迷惑をかける。
だから俺は決めたんだ。
互いの気持ちがどうであれ、この「好き」は墓場まで持っていこうと。
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
一つ、嘘をついた。
しろせんせー
しろせんせー
「俺の気持ちだよ」
ニキ
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
この瞳を見れば、ボビーが嘘をついていないことくらい一瞬で分かる。
それなのに、嘘であってほしいと願うのは。
結局、自分のためでしかないんだよな。
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
俺は何て無力なんだろう。
1ヶ月間側にいると言っておいて、結局声をかけることしか出来なかった。
他人を頼るのが苦手なボビーが、やっと俺の事を頼ってくれたんだ。
こんな好機、他にある訳がない。
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
これじゃただ、優しさに浸って英雄気取りしているだけじゃないか。
俺は、そんな綺麗なものでも何でもない。
でも好きだから、俺は___
ニキ
しろせんせー
ニキ
ニキ
ニキ
しろせんせー
ニキ
好きだからこそ、晒け出したい。 好きだからこそ、理想でいたい。
でもその違いはきっと、紙1枚分くらい。
ニキ
しろせんせー
俺たちの苦しい恋愛模様は、まだ続くかもしれないけれど。
とりあえず今は、とこの幸せを噛み締めた。
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