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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

ゼル

今日は、ゼルです。

ゼル

ゆー事は…ない!

ゼル

じゃあ、本編どうぞ!

ゼル

…なんでお前までいるんだよ。

赤尾

…知るか、xxxxを探してたら冥界に来てくれって頼まれたんだよ。

ゼル

何を頼まれたんだよ?

赤尾

彼女の御札を紛失したから彼女を見つけてまた封印しろ、だってよ…閻魔も人使いが荒い…。

ゼル

…それを言うなら、死神使いが荒い、じゃないか?

赤尾

…確かにそうだな…。

ゼル

…俺はxxxxを探す。

赤尾

…俺は彼女を探してくる。
彼女を見つけたら、俺を呼べよ。

ゼル

…んなもん、分かってんだよ…。

xxxx

…誰かいますか?

返事はない。 どうやら誰もいないらしい。

壁?みたいなのは…普通の力で壊せそうにないし…能力でどうにかなるかな…?

…この壁が壊れている所をイメージすれば…。

xxxx

…!…やった!

xxxx

…………。

…妙に真っ暗なはずの壁に視線を感じる。早く行った方が良さそうだ。

xxxx

…………。

xxxx

…あれ……。

xxxx

…気のせい…かな?

xxxx

…………。

xxxx

…ループしてる…。

xxxx

…出られない…。

…私って、生きてるっけ?

xxxx

…生きてる…よね。

私って、死んだのかな?

xxxx

…死んでない…。

xxxx

痛みだって…感じるはず…。

xxxx

…感じない。

xxxx

…助けて…。

xxxx

……すけて…。

xxxx

………けて…。

xxxx

…………て…。

xxxx

…………………。

狂えない。

誰も助けてくれない。

自分が生きているのか、死んでいるのかさえ分からない。

無駄な言葉だと思う。 けどー

xxxx

助けて!

やっぱり。 此処では、誰にも聞こえない。

私は此処から出れない。

xxxx

……………。

ゼル

xxxxッ!

xxxx

ゼル

やった…やった…。
やっと見つけた!なんで…なんでいなくなったんだよ!

xxxx

え?いや…ご、ごめん…。

…なんで出ちゃうかな…。

ゼル

……お前…ふざけてるのか…?

んー?ふざけてないよ?
ねぇ?ゼル。

ゼル

………………。

xxxx

…ねぇ…君は、誰なの…?

…えっとねー…確か…夜姫 桜…だったかなぁ…。
何百年も閉じ込められてたから記憶がちょっと曖昧なんだよねー…。

xxxx

…閉じ込められてた…?

ゼル

…桜…お前が何故封印から解かれたのか分かった…。

凄いねー…まぁ、当たりなんだろうけど…とりあえず聞こうか。

ゼル

…まず、xxxxがいなくなった理由だ。
xxxxを拐ったのはお前だな?

…うん、それで?

ゼル

…おそらく、その理由はxxxxの能力…コイツは事を思えばその通りに動かせる…。
例え、封印された扉だったとしても、構わず開ける事が出来る…。

じゃあ、本来なくならないはずの御札がなくなった理由は分かる?

ゼル

…xxxxが剥がしたから。それだけの事だろ。

…全部、正解♪

xxxx

…な、何の為に…?

…ねぇ、貴方馬鹿なの?

xxxx

…え?

何の為?決まってるでしょ?
貴方を利用する為。それだけの事。

xxxx

…………。

まぁ、でも…彼が来ちゃったから全部台無しなんだけどねー…。

赤尾

…そのまま気づかなきゃ良かったのに。

そんなに衰えてないよ。

ゼル

赤尾、桜を…。

赤尾

分かってる。
会議…だな。

えー…めんどくさいー。

赤尾

…出たお前が悪い。

xxxx

…………。

ゼル

xxxx!xxxxも来いよ。
まぁ、座ってるだけだけど。

xxxx

あ、うん…。

赤尾

…ええ、そうです。
夜姫 桜の封印が解かれました。

…夜姫 桜の処分を希望するか?

赤尾

…それは…。

えー…またあの中やだー…。

…処分に直行だな。

鬼!悪魔!クソ上司!

大罪を犯した死神に言われたくはない!

ゴーミ!ゴーミ!バーカ!バーカ!

ゼル

もうお前ら黙れ。

赤尾

雰囲気ぶち壊してんじゃねぇよ。

xxxx

なにこれ…。

…気を取り直して…。 お前は処分を希望するか?

赤尾

…いいえ!

ゼル

(…コンビニ行きたいなぁ)

(何しよっかなぁ?)

では、どうすると?

赤尾

…夜姫 桜は、辛い思いをしてきました。

赤尾

出られない。空腹もない。痛みもない。精神も狂えない。何もかも感じない。そんな世界の中で何百年と死なずに生きてきました。

赤尾

死ぬ事よりも辛く、耐え兼ねぬ罰です。

赤尾

…もう良いでしょう…。
俺は彼女を許します。だから、もう…彼女を解放してやって下さい…。

解放した後はどうすると?

赤尾

…俺が、面倒を見ます。

もし、彼女が規律を破った場合は?

赤尾

…俺が彼女を殺します。

(…は?)

…他の者にさせる事も出来るぞ?

赤尾

いいえ、俺が殺ります。

…夜姫 桜の解放を許す。

xxxx

…あれ?

気づけば、学校の廊下にいた。

…夢の様には見えなかった。 なら、何故…?

善一

xxxx!授業始まるぞ!

xxxx

…今行く!

サイドストーリー

新月の下で理を

…ねぇ、なんで私を許したの?

赤尾

…分からない。

…は?

赤尾

分からないんだよ。

…なんで?

赤尾

…何故か、救いたくなった。
何故か、許したくなった。

赤尾

お前が過ごしてきた時を考えると、もう十分、罪は浄化されたのではないか、そう考えたんだ。

…あの人の事、もうなんとも思ってないの?

赤尾

…なんとも思ってないわけないだろ…。

じゃあ、まだ好きなの?

赤尾

ああ。死んだと分かっていても、愛しいくらいまた会いたくなる。

…変なの。あの人を思ってるのに私に手を差し伸べるなんて。

赤尾

…それはそれ、これはこれ…だ。

…よく分からないよ。

赤尾

…俺にも分からないんだよ。

……………。

ゼル

一つ言う…。

ゼル

なんで雰囲気ぶち壊した?

久しぶりにあの上司見たから!

ゼル

…そ、そうか…。

ゼル

…じゃあ、アディオス!

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コメント

1

ユーザー

…突然、妙な行動に走るのが、夜姫 桜ちゃんです…。 (実際彼女の年齢100歳越えてると思いますけどね)

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