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相席 2話

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相席 2話

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2018年10月25日

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深雪

深雪

ねぇ、優馬。

優馬

何?

深雪

別れよう。

優馬

優馬

は?

深雪

別れよう。

優馬

優馬

急にどうしたんだよ。

深雪

私今日見ちゃったんだ。

深雪

優馬が女の人と喫茶店に居る所。

優馬

……。

深雪

深雪

それに、

深雪

切ったでしょ?電話。

深雪

深雪

どうして…?

知りたくない。

聞きたくなんかない。

答えないで、優馬…。

優馬

優馬

他の女と会ってるのに、

優馬

わざわざ電話なんて出るかよ。

深雪

……。

ほら、やっぱりそうだ。

答えなんて分かってたのに、

なんで聞いちゃったんだろう。

深雪

深雪

そっか…。

深雪

分かった。

優馬

……。

深雪

深雪

短い間だったけど、ありがとう。

深雪

さようなら。

バタンッ

私は必要最低限の物を持って、家を出た。

時刻は午前1時半。

深雪

深雪

さっむいなぁ…。

これで私達の関係は終わり。

特に思い出に残るものもなく、

あっさりと結末を迎えた。

これから、どうしようかなぁ。

〜朝〜

里美

里美

おはようございます!

深雪

おはよう。

深雪

深雪

里美ちゃん。

里美

はい?

深雪

深雪

もう私の恋愛相談、乗らなくて大丈夫。

里美

里美

それって、

深雪

深雪

昨日の夜、別れた。

里美

里美

そうですか…。

里美

里美

良かったじゃないですか!

里美

先輩の恋は応援したいけど、

里美

あの彼じゃ先輩が不幸なだけでしたよ!

深雪

深雪

そうだね…。

里美

里美

じゃあこれで、

里美

先輩を堂々と合コンに誘えますね!

深雪

深雪

うん。

あの後。

私は近くのホテルに泊まった。

行く当ても無いので、しばらくはそこで過ごそうと思う。

荷物は、彼が居ない間にでもまとめて取ってくる。

優馬と別れて、特に悲しくはない。

ただ心残りがあるとすれば、

カレカノっぽく、『私のどこが好きになったの?』とでも聞けばよかった。

絶対答えないと思うけど。

里美

里美

早速なんですけど、

里美

今夜の合コンの人数足りないんです!

里美

里美

来てくれますか?

深雪

深雪

行こうかな。

里美

やったー!!

彼を忘れる為にも

今の私には行った方が良いのかもしれない。

里美

今夜9時ですからね!

里美

場所は後でメールで送ります!

深雪

深雪

お願い。

〜仕事中〜

女優

女優

大丈夫?深雪さん。

深雪

え?

女優

暗い顔してたから。

深雪

す、すいません。

女優

女優

何かあった?

深雪

深雪

まぁ、いろいろと…。

駄目だ。

今のままじゃ、仕事に身が入らない。

それに…。

深雪

深雪

咲さん!

ん?

どうかした?

深雪

あの、、

深雪

次の担当代わってもらってもいい…ですか?

いいけど、どうして?

深雪

深雪

ちょっと体調悪くて…。

分かったわ。

安静にね。

深雪

ありがとうございます。

彼女は、2年先輩の咲さん。

この会社の柱の様な人だ。

プライベートでもよくお世話になっていて、

里美ちゃんとはあまり仲が良くない。

深雪

深雪

何やってんだろ、私…。

次の担当は、優馬だった。

彼とのことを自分の中で片付けないと、

私は一生彼を避け続ける。

深雪

深雪

合コンのメンバー、

深雪

後で里美ちゃんに聞こう…。

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