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■きみと蕎麦屋で■ 歌詞パロ
頑張っとるのに報われん事なんて珍しいことやない。 そんなん別に俺だけやあらへんし誰かて同じや。
とは思うても、ただの人間なものやから。 やっぱ伝わらんとヘコんだり、眉間にタテジワできちゃうわけよ。
なんてモヤモヤしとったら、お蕎麦でも食べに行こーよーって。 大好きな人からお誘いの電話が入りました。
そういや二人っきりで会うのも何や久々?
兎「ここの蕎麦、値段のわりに量が多くてさ!」 L「へぇ」 兎「あとさ〜そばつゆの甘さ加減が最高!」
小さな商店街の小さな蕎麦屋。
4時なんてハンパな時間帯もあってか、席も少ない店内は俺とうーくんの貸切状態。
兎「暫く二人で会えなかったからさ?会った時は美味しいもの、一緒に食いたかったんだw」
嬉しいこと言うてもらっちゃったよ。 でもいつもなら焼肉とかやない?いや蕎麦もね、美味しいですが。
兎「最近暑いから、さっぱりした物だと食べやすいなって思ったら蕎麦だったんだよね」 L「なるほど」
食欲の加減まで考えてくれとるんやなぁ。
兎「あとさあとさ、そばも色々あるけれど、私はあなたのそばがいい」 L「は?」
兎「俺はいつでもエルくんのそばがいい、なーんてな!」
···うーくん、
兎「あははは、何だよ定番なダジャレじゃん!しかもほら、ちょ、ちょっと涼しくなったり?」
ふふっ。
思わず頬がゆるんでまうやん。 やっぱ可愛えな、うーくんは可愛えな。
兎「うんまぁー!」 L「ほんまやなぁー!」
うーくんは時々涼しいギャグを挟みつつ他愛のない話をしながら、美味しそうに蕎麦をほおばっている。
俺はその可愛えうーくんと向かい合うて、何だか久々に美味しい食事を摂って、心からの笑みもこぼれて。
この何でもないよな優しい時間が嬉しくて、食べ終わるの勿体ないわ思うとったら。
兎「···やっと笑った~」 L「え?」
兎「エルくんマジメだからね···ちょっと行き詰まってたでしょ?」
L「いや··· 別に」 兎「顔にかいてあった」
···ごめん。
きっとうーくんだけやなくて、他のたくさんの人も···わかっとったやろな。
兎「美味しいもん食べてちょっと休も!ほらほら!」
俺に気遣わせんよう軽快な語り口で俺を促すうーくん。
そうやって勧められるまま、残り少なくなった蕎麦をすすっていると。
兎「あのさ···わかんないやつもいるよ」
···突然、 突然ぽつっと言うから。
L「おん···」
何か、···何やろな。 ···泣きたくなってまう。
いつだってうーくんは俺の一番の味方で、誰よりも可愛えひとで。
それはどんな時も変わらんけど、独り膝を抱える日の心には寄り添うてくれる姿もより鮮やかで。
そうして俺は安心して息をして、眠って、食べて笑って、胸にも両手にも目一杯幸せを抱えて毎日を歩けとるんや。
L「···ありがと」 兎「いや、···うん」
うーくんはつゆをひとすすりすると、再びダジャレだの自分の失敗談だのを笑いながらぽこぽこ繰り出し始める。
小さな蕎麦屋の、ささやかな時間の中で。
きみが居るこの世界やから俺は生まれてきたんよ、なんて
そんな壮大な想いを蕎麦と共に腹に収めとるとはうーくんも思いもせえへんやろな。
何や自分で自分が可笑しくて、思わず笑いがこぼれる。
兎「あ、俺のネタ笑えた?いいぞいっぱい笑えよ!」 L「おん!うーくん最高!」
今日も明日も、1年先も10年先も。
こうしてきみと一緒に、何でもないよな時間を過ごして生きていきたいな。 そんな願いをお箸に乗せて···
美味しいお蕎麦、ごちそうさま。
END 大好きなひとと美味しいもの食べたら元気出る☆ 中島みゆき「蕎麦屋」。
コメント
8件
きょくぱろだったのか?! 神だ!
ゆるなさんの曲パロ新鮮です。 歌詞もリアルの2人と重ねて読んで、じんわりした気持ちになりました( ̥_ ̫ _ ̥ )