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久しぶりに夢小説で泣いた 脱水症状起こすわ
めちゃくちゃ好きだ〜......書き方がめちゃくちゃお上手すぎる
なんやこの満足度 MAX軽く超えてくるぞ ノーベル賞あげたい()
こんにちは
momoです
今回はなんか書きたくなったから描きました
見る人によっては🔫ちょっと可哀想かも
今回の話はふたつの視点に分かれていて、 前半🔫視点で後半🎲視点ですのでお好きな方からお読みください
前半と後半の間に葛葉の可愛い写真貼ってあるのでそこを目印に好きな視点から読んでください
⚠️注意⚠️
ご本人様様の目に届かぬよう拡散は控えることをお願いします
ご本人様達とは関係の無い話ですので本人様と繋げるのはお控えください
前編です⬇🔫視点
*̣̩⋆̩°。⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈☂
「葛葉、僕お前のこと好き」
部屋で一緒に遊んでた葛葉にそういった
遊んでると言ってもお互いスマホを弄っているだけだ
思わず、とか、気づいたら、とか、そんなロマンチックなものではなくて
ちゃんと言おうとして言った。
葛葉は当たり前だけど驚いてて、目をまん丸にして口まで開けちゃって
「それは、どういう、、?」
「恋愛として、かな」
一応確認のつもりなのか首を傾げながら聞いてきた
「ぇ、マジ?」
「うん、マジ」
「俺、男だよ?まぁ女になれなくもないけど、、、」
「、、変かな、男の人の事好きになるのって」
好きな人に告った後それ言われたら流石に傷つくんだけど。
「いや、別に変じゃないけどさ、、」
2人の間に少し沈黙が流れる
葛葉との沈黙で気まずいって思ったことないのに、今回はすごく気まずい
「あの、返事貰ってもいい?」
振られるのは承知で言ったし、僕らは振られても振っても関係性は変わらないと思うし
受け止める覚悟は出来てる。
「あ、そうだよな、、、えっと、じゃあ、よろしく」
「え、本当に?」
「うん、てかお前から言ってきたんじゃん」
「ほ、本当にいいの?!やったぁ!!」
まさかこんなすんなりOKを出してくれると思っておらず、嬉しいのが隠しきれない
でも、これからは隠さなくてもいいって考えたら、すごい嬉しい。
*̣̩⋆̩°。⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈☂
「くーちゃん、好きだよ」
「その呼び方ヤメロ」
今日も部屋で抱きついて愛を伝える
付き合ってから僕は毎日葛葉に好きって伝えてる
言わなかった日なんてない
お互いイベントや配信で忙しかった頃はメッセージにして送った
でも葛葉はいつも照れ隠しなのか、ヤメロとか、へー、とか返してくる
まぁ、そういうところも好きなんだけどね
好きだから、許しちゃうんだけどね。
*̣̩⋆̩°。⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈☂
タクシーに乗ってこれから行く場所を伝える
葛葉とも付き合い初めて半年程経った
その祝いで美味しいご飯屋さんに行くことになった
まぁ、僕が思いを伝えること以外特に付き合う前と変わってないけど
「葛葉、ちょっとこっち向いて
大好き」
いつもよりボディータッチも多めで目を見つめて微笑みながら言っても
「あっそ」
全く動じず、直ぐにスマホに向き直ってしまった
もう、相変わらず素っ気ないな、
いつまでたってもそういうところは変わらない
美しい顔と長い睫毛がスマホの画面に照らされキラキラと輝く
かっこいいなぁ
葛葉の幸せを少しでも近くで、少しでも長く見れるならそれでいい
その幸せの中にもし僕がいたら、それこそ、僕からしたら何よりも幸せ
好きな人が、愛する人が、幸せだったらなんでもいい
*̣̩⋆̩°。⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈☂
今日は朝までやったから配信無いし、葛葉もきっとない
「葛葉今日配信ある?」
「んー?ない」
じゃあ前みたいに一緒に沢山話したりしようかな
最近話せてないし
「それなんのゲーム?」
「前叶とやったやつ」
「え、誘ってよ〜!」
「やだよ」
「なんでよ」
普通に拒否られて怒る
「だって叶いつでも出来るじゃん、また今度二人でやろうよ」
そう言っていつもやらない癖に
でも僕も、いつかあるかなってその日を期待しちゃう。
好きってだけでなんでも許せちゃうのって怖い
恋は盲目って言うもんね
あーあ、僕ってなんで葛葉と付き合ったんだっけ
好きな所はいっぱいあるのに、全部好きなのに、好きなはずなのに
葛葉は僕の事好きかな、嫌いかな、普通が1番傷つくんだけど
5年も一緒にいて、普通って1番嫌でしょ、ガチっぽいし、嫌いならまだ照れ隠しってわかるけど、好きが1番嬉しいな。
目の前にいる彼を見つめながら思う。
別に思いが冷めたって訳じゃないし、全然今も好きなんだけど
なんか葛葉からの愛情感じ無さすぎる。
素っ気ないって言うか、付き合う前よりも冷たくなった気がするんだよね
満たされないっていうか
告白したのも僕だし、いつも好きって言ってんのも僕、デートに誘うのもキスもハグも、全部僕から
告白の返事も「じゃあよろしく」だもんな。
今考えたらじゃあって何
葛葉もしかしたら僕と付き合ってても楽しくも嬉しくもないのかもな。
あいつ優しいから、振れなかっただけかな
きっとそうだよね。
じゃないとおかしいもん、自分からは全く仕掛けてこないのにこっちが仕掛けたら普通にやるし
多分優しいから全部断れなかったんだよな。
頑張って気持ちだけ断ってたけど
毎回好きって言っても適当にあしらわれたし。
「、、、、、葛葉」
「んー?」
ゲームをしながら返事をする目の前の恋人
「、、、愛してるよ」
「はいはい」
これでわかった
半年間これって両思いでありえないもんね
最後に、葛葉が僕のことどう思ってるか教えて欲しいな
「葛葉は、?」
「んー、、、
ふつー。」
そっか、
だよね。
僕はまだ好きなんだけどな
葛葉の、
声とか
顔とか
優しいとことか
友達思いなとことか
笑顔とか
笑い声とか
寂しがり屋なとことか
すぐ照れるとことか
可愛いとことか
葛葉の全部が好き。
でも、葛葉には幸せになって欲しいし
別れるしかないのかな。
これ以上付き合わせる訳にも行かないし。
葛葉にはちゃんと異性との恋愛を楽しんで欲しいし
この関係で半年も続く方が珍しいし。
もうこれっきり、僕達ただの友達に戻ろうって
言えたらいいんだけどな、、。
目から流れる生暖かい水滴が頬を濡らした
葛葉にバレたくなくて別室まで移動する
配信の時だけ来る部屋
防音室なのでここなら泣いてるのもバレないし、きっと入ってこない
どちらにせよ探しにも来ない
「ッ、、ッず、、、ん”ぅ”ッ、、」
泣いてるのがバレないと考えたらもう涙が止まらなくなってしまった
もうここまできたら泣きまくった方がいい
数分くらい経っただろうか、外から何やらドタバタと音がする
「、、、なえー、、、、、かな、ぇ〜、、、」
探してくれるのかな、優しいな
コンコン、と部屋の扉がノックされた
「いる?入るよ」
え、待って、今は、、、
「お前スマホ置きっぱなしでどっか、い、くな、、、よ、、、は、?」
目が合うなりギョッとする葛葉
最悪、本当最悪、バレたし、驚かれたし
「、、え、なに、泣いてんの」
「、、、別に、なに」
「いや、電話、来てた、、」
スマホを渡され、履歴を見ると明那から来ていた
『、、あ、もしもーし、今だいじょぶそぅ?』
「、、、、もしもし、どうしたの」
『えっ、叶さん、なんで涙声、、、もしかして泣いてる、、、?』
「いや、別になんでもない、で、なに」
『あー、生徒会の収録明日じゃなくて明後日になったって、ンゴちゃんが言ってた、、』
「うん、わかった、ありがとう」
『あ、はーい、、』
最後なにか言いたげだったが、明那との通話も終わり、いよいよ気まずい
電話中なんで僕が泣いてるのか一生懸命考えてたけど、わかったのかな
「叶、あの、なんで泣いてるのか、教えて、欲しい、、デス」
「、、、、、、葛葉はなんでか分からない?」
「エッ、、ッスー、、、わかんない、、、」
そりゃそうだよね
僕が一方的に片思いしてるだけなんだもん
もう迷惑かけたくないしさ
「、、恋人ってさ、なんで付き合うんだと思う」
「え、そりゃ両思いだからとか、好き同士だから、、、とか」
「葛葉は、僕となんで付き合ったの」
「告白されたし、特に断る理由もないから、、」
「じゃあさ、僕達、、別れようよ、、、」
「、、、は?」
あ、葛葉のその顔、見たことある
告白した時の顔にそっくり、心底驚いてるって感じする
まぁ、涙で滲んであんまり見えないんだけどね
「付き合った理由もないなら、別れる理由もないでしょ、僕だけ毎日一人で突っ走っちゃってさ、相棒とか恋人とか、なんか色々浮かれすぎてたわ、だからさ、別れようよ」
「え、、いや、、、なんでッ、、、、急、に、、、」
「だって、葛葉は僕のこと、好きでもなんでもないんでしょ、、?」
あーやば、自分で言っててもっと泣けてきちゃう
「いや、、違う、俺、、、ごめん、お前の事、、ずっと、好きだから、、、不安にさせたのとか、謝るし、、今度は、もっと尽くす、から、、、別れるのは、、、嫌だって言うか、、、、俺が、原因で、、こうなってるのに、、ごめん、、本当、、ごめん、、、」
え、嘘、何
葛葉僕よりボロ泣きなんだけど
なんで、なんで葛葉が悲しいの、なんで葛葉がそんなに泣くの
なんでそんな辛そうな顔をするの
僕の事、別に好きじゃないのに
「俺、、かなえのこと、、全然わかってなかった、、、浮かれてたのは、全部俺の方だよ、、、ごめん、ほんとごめん、、」
泣きながらこっちまでズルズルと引きづられるように来る
「謝って、済むことなんかじゃないって、わかってる、、でも、、、俺、かなえのこと好きだからさ、大好きだから、、もう少しだけ、一緒にいてくんねぇかな、、、」
ぎゅっと抱きしめられ、好きだ、大好きだ、と告げられる
え、ちょっと待って、、え、、誰この人
涙なんか引っ込んで顔に熱が集まる感覚がする
心臓がうるさい、どきどきしてるの葛葉にバレちゃう
今まで葛葉からはほとんど、全く、ボディータッチも、好意を伝えられることも、恋人らしいこと何一つして貰ったことがないので
赤面不可避の状況なんだけど
「ほんと、、おれ、、、全部だめで、、、ごめん、、」
、、、、、えっと
待って、え葛葉僕の事好きって言った???
え、まじで
いやいや!別れ際だからかもしれないし、、、
でも、別れたかったらこんな話しないよね、、?
え、ええ、えええ?
い、一応ね?確認だから
「え、、えっと、、もしかしてさ、、、」
とっくの昔に引っ込んだ涙を拭いながら声を発する
「葛葉は、、僕のこと、好きって、、、こと、、?」
これ、違かったら結構はずかs
「うん、逆に違うことある?あとあんま目擦んない方がいい、腫れちゃう」
即答だぁ
しかも僕の心配までしてくれてんじゃん、葛葉も泣いてるから目赤いけどね
ずびずびと鼻をすすりながら即答するポメラニアンに困惑中
「でも、僕葛葉から好きって言われたこと1回もないし、それに僕が毎日好きって言っても返しが適当だったし、僕のこと、5年も一緒にいて、普通って言ってたから、、葛葉は優しいから僕と付き合ってくれたんだって思って」
「いや、ッスーー、、、、あの、恥ずかしくって、、本当ごめん、こんなしょうもないことで、、、言い訳にしか聞こえないよな」
え、何それ、そんな可愛いことで僕に泣いて謝ってきたの?
このポメラニアンが、
「、、、かわいい」
「はぁ?!いやそれは無いわ、お前の方が可愛い、」
「、、えへ、そーかもね」
葛葉からの初めてのデレだ
嬉しい、心の中が満たされる感覚がする
「これからさ、毎日僕に好きって言って、可愛いも言って、愛してるも、キスも、ハグも、絶対だよ?」
「、、、それって、まだ俺と、付き合ってくれるってこと?」
「ちゃんと毎日やってね、!」
「、、はいッ」
また顔を真っ赤にして返事を返してくる
しょうがないから今回の件は、葛葉のこれからしてくれる愛情表現で許してあげようかな
日替わりで愛してもらえるからね。
*̣̩⋆̩°。⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈☂
ここから後半です⬇🎲視点
*̣̩⋆̩°。⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈☂
「葛葉、僕お前のこと好き」
え、こいつ今なんつった?
俺のことが、好き?
そう言ったよな、聞き間違いじゃないよな?!
いや待て、でも俺に言ってない可能性もあるぞ
俺以外の誰かみたいな、、、(?)
それに相棒としてとか友達としてとかそういう思わせぶりもあるぞ
「それは、どういう、、?」
「恋愛として、かな」
恋愛としてって言われた
最高すぎる
でもこれで大喜びとかしたら今噂の蛙化現象とかされるかもしれないからな
え本当にいいんだな?
「ぇ、マジ?」
「うん、マジ」
「俺、男だよ?まぁ女になれなくもないけど、、、」
「、、変かな、男の人の事好きになるのって」
「いや、別に変じゃないけどさ、、」
慌てて首を振る
変なわけないだろ、俺もなんだし
まさか叶が俺のこと好きだなんて、しかも恋愛として
こんなことある?!
好きなやつが?!俺の事を?!好きぃ?!
少女マンガですか?!
幸せすぎる
状況が楽園すぎて現実を飲み込めていないのだが
表情には出さず、心の中でガッツポーズを取りまくる
「あの、返事貰ってもいい?」
やべ、考え過ぎた
まぁもちろんOKなんだけど
「あ、そうだよな、、、えっと、じゃあ、よろしく」
「え、本当に?」
「うん、てかお前から言ってきたんじゃん」
「ほ、本当にいいの?!やったぁ!!」
何俺カッコつけちゃってんの?
じゃあってなんだよじゃあって?!
まぁ、今世の叶もやっと俺のものになったってことで
今世は今まで相棒止まりで半ば諦めてたけど、やっと俺の物になった
これからはそんな気張んなくても大丈夫そうだな
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「くーちゃん、好きだよ」
うっわかわいい〜〜
心の中で悶えながら耐える
「その呼び方ヤメロ」
本当はちゃんと伝えたいけど、はずい
照れ隠しでバカにしてしまう
キャラじゃないって言うか、普通に俺がやったらキモイだろ
でもまじでこれ以上触るなよ俺が危ない
*̣̩⋆̩°。⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈☂
事務所から出て、タクシーを捕まえる
こいつと付き合って半年たった、
正確には5ヶ月と2週間
俺告られた日から毎日数えてるんだぞ?
自分の年齢は数えないのに。
叶が行先を伝えたので、俺はスマホをいじってるだけでよし
もちろん眺めているのは叶の配信
音無しと見せかけて叶からは見えない方にしっかりイヤホンをつけて聞いている。
今日もあれあんのかな、俺流石に我慢出来ないんだけど
でも実際ヤるとかになったら恥ずかしくてなんも出来んかも
あれこれ考えてたら
「葛葉、ちょっとこっち向いて
大好き」
いつもよりボディータッチも多めで目を見つめて微笑みながら言われた。
俺の表情がピキッと固まる。
やめろォォォォォ!?
ここはタクシーだぞ?!何考えてんだこいつ、俺に今ここで犯されたいのか?!運転手も居んのにカーセッ〇スってか?!
ガンガンと頭の中で机の角に頭頂部を打ち付けながら思う
「あっそ」
血を頭から垂れ流した俺がカッコつけている。
辛い、ダサい、二つの意味でイタイ、あっそってなんだよ
これは流石に冷たすぎたか?と思ったが今の俺はやばいんだ、叶は自分の命を大事にしてくれ、お願いだ。
このFPS上手すぎな叶を見ていると、隣の人間は一体誰なんだとなる
声もこの時とは違い、ワントーン高い
俺のことを本当に好いているんだなぁとしみじみ実感し、優越感に浸り続ける
*̣̩⋆̩°。⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈☂
「葛葉今日配信ある?」
「んー?ない」
今日こそ、今日こそ言う、気持ちを伝えてキスもハグも全部やる
恋人っていつそういうことやるもんなんだ?
付き合って半年間も何も無いのは、、ちょっと、ない、、、よな?
普通1年くらいやらないもんなのか?
半年って遅れすぎなんか?
「それなんのゲーム?」
「前叶とやったやつ」
「え、誘ってよ〜!」
「やだよ」
「なんでよ」
「だって叶いつでも出来るじゃん、また今度二人でやろうよ」
本当は今下手なことされたら俺が壊れそうなだけなんだけど
まぁ、どちらにせよ、今日は聞く、絶対に聞く
でもこれで断られたら俺泣くんだけど
てかまず俺からのスキンシップを増やさないとな
本当に体目的みたいになる、めっちゃ嫌だ
「、、、、、葛葉」
「んー?」
「、、、愛してるよ」
うあぁぁぁぁぁ!!!!(?)
尊い、かわいいすぎる、殺す気か
と、取り敢えず
「はいはい」
いつもこんなのでごめんな
本当は大好きって伝えたいけど
恥ずかしすぎるって
「葛葉は、?」
いや俺の気持ちとか答えられるわけない
好きって言うのは恥ずかしいし、嫌いは流石に心痛むよな
別に、とか?、、いや気持ち聞いてんのに別にってなんだよバカなの?
あ、でもこれなら
「んー、、、ふつー。」
これならどうにかなりそう、好きでも嫌いでもなく、普通、自衛してこう
いつもみたいにカッコつけた返事でもないし、まぁまぁいいよな、、、?
まぁ、とにかく、今日は俺からキスもハグも、気持ちだって伝える、
、、、、、、どうやって、、、、、?
どうやってそんなことするんだよ?!
恥ずかしすぎてなんも出来ねぇよ
てか叶どっか行っちゃったし?!
ゲームも負けたし?!
えぇ〜、、どうしよう
そんな時、視界の隅で何かが点滅し、バイブ音を鳴らした
叶のスマホ、電話が来てる
これ急いで探して渡さないとやばくね?
スマホを持って家の扉を開けまくる
どこだ?!どこいったあいつ?!
流石に外までは行ってないと思うけど、、いなくねぇ?!
「かなえ〜?、、叶〜!」
今日は告知もないし、配信はしないはずだけど
一応ここも探しとくか
いつも叶が配信をする時だけ来る部屋
ノックをして扉を開ける
「いる?入るよ」
こいつやっと見つけた、配信もしていないししていたとしても、ノックの時点できっとミュートはしているし、別に話しかけても大丈夫だろうと思い声をかける
「お前スマホ置きっぱなしでどっか、い、くな、、、よ、、、は、?」
え、え待って、、、え?ん?
なんでこいつ泣いてんの?
え俺もしかしてやった?
これ原因俺?
「、、え、なに、泣いてんの」
俺じゃないことを祈って聞いてみる
きっと俺じゃなかったら教えてくれるはずだ、彼氏だし
「、、、別に、なに」
「いや、電話、来てた、、」
終わった〜〜
俺じゃん、完全に俺じゃん
涙声で 別に、なに は原因俺なんよ
俺何やらかしてんだよ
女泣かすなよ、いや女じゃないけどさぁ
叶が電話にでて通話してるけど全く内容が入ってこない
えなにしてんの俺
なんで泣いてんだ、俺何やらかした、まじで
通話終わったし
これ本人に聞くしかないか、、、
「叶、あの、なんで泣いてるのか、教えて、欲しい、、デス」
「、、、、、、葛葉はなんでか分からない?」
「エッ、、ッスー、、、わかんない、、、」
何でわかんねぇんだよ
思い当たる節片っ端から言ってくか?
「、、恋人ってさ、なんで付き合うんだと思う」
「え、そりゃ両思いだからとか、好き同士だから、、、とか」
「葛葉は、僕となんで付き合ったの」
「告白されたし、特に断る理由もないから、、」
好きだし
「じゃあさ、僕達、、別れようよ、、、」
「、、、は?」
わかれようよ、、、ワカレヨウヨ、、WAKAREYOUYO、、、
別れよう、、、?
頭が真っ白になった
「付き合った理由もないなら、別れる理由もないでしょ、僕だけ毎日一人で突っ走っちゃってさ、相棒とか恋人とか、なんか色々浮かれすぎてたわ、だからさ、別れようよ」
え、俺終わり、?
今までずっと一緒にいて、振られたこともなかったのに
今までの時は、必ず叶は俺のことが好きで、俺も叶のことが好きで、、、
別れる?
無理だ、出来るわけない
まだ叶と一緒にいたい
「え、、いや、、、なんでッ、、、、急、に、、、」
「だって、葛葉は僕のこと、好きでもなんでもないんでしょ、、?」
あ、、そっか
俺、叶に対して甘え過ぎてたんだ
全部、叶なら大丈夫って、甘えてたんだ
「いや、、違う、俺、、、ごめん、お前の事、、ずっと、好きだから、、不安にさせたのとか、謝るし、、今度は、もっと尽くす、から、、、別れるのは、、、嫌だって言うか、、、、俺が、原因で、、こうなってるのに、、ごめん、、本当、、ごめん、、、」
叶よりボロ泣きになりながら言う
きっと叶は俺と別れたい、でも
「俺、、かなえのこと、、全然わかってなかった、、、浮かれてたのは、全部俺の方だよ、、、ごめん、ほんとごめん、、謝って、済むことなんかじゃないって、わかってる、、でも、、、俺、かなえのこと好きだからさ、大好きだから、、もう少しだけ、一緒にいてくんねぇかな、、、」
ぎゅっと抱きしめて、今まで伝えそびれた愛を伝える
本当、浮かれてたなんてもんじゃない、甘えて浮かれてほっといて
今考えたら、叶なら大丈夫って、叶ならいいやって、付き合えておわり、そう思ってた
叶の気持ちなんか、全く考えずに
自分中心で考えて、一人で突っ走って、終いには好きな人を泣かせて、辛い思いさせて
散々ほっといて、今になって別れたくないとか
俺、ダメ男じゃん
「ほんと、、おれ、、、全部だめで、、、ごめん、、」
声を絞り出しながら言う
最後だけでも、気持ちを伝えてあげたい
今まで伝えられなかった溢れんばかりの好きを、伝えてあげたい
こんなもので許されるなんて思えない、思ってない
でも、もしこれで許してくれると言うのなら
あともう少しだけ、一緒にいたい
「え、、えっと、、もしかしてさ、、、葛葉は、、僕のこと、好きって、、、こと、、?」
目を擦りながら叶が聞いてくる
あ、俺のせいで叶の目明日腫れちゃう
「うん、逆に違うことある?あとあんま目擦んない方がいい、腫れちゃう」
親指で叶の目を撫でながら言う
「でも、僕葛葉から好きって言われたこと1回もないし、それに僕が毎日好きって言っても返しが適当だったし、僕のこと、5年も一緒にいて、普通って言ってたから、、葛葉は優しいから僕と付き合ってくれたんだって思って」
そう思わせてたんだ、申し訳な
「いや、ッスーー、、、、あの、恥ずかしくって、、本当ごめん、こんなしょうもないことで、、、言い訳にしか聞こえないよな」
目を大きく開いてキョトンとしている叶
流石に引くよな、そりゃ、 クズすぎるし
「、、、かわいい」
え、?
可愛い?こいつ今俺に可愛いって言った?
「はぁ?!いやそれは無いわ、お前の方が可愛い、」
「、、えへ、そーかもね」
あ、思ったよりすんなり可愛いって言っちゃった。
叶満更でも無さそう、なんならちょっと嬉しそう?てかそーかもねって言ってるし
「これからさ、毎日僕に好きって言って、可愛いも言って、愛してるも、キスも、ハグも、絶対だよ?」
え、それって、、
「、、、それって、まだ俺と、付き合ってくれるってこと?」
叶は少し溜めて、皆まで言わせるなと言う瞳で
「ちゃんと毎日やってね、!」
「、、はいッ」
2人とも顔を赤くして言う。
叶に我慢させてしまった分も
俺が伝えられなかった分も
許して貰えるように
これから沢山の愛を返していきたい。
*̣̩⋆̩°。⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈☂