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可愛い副委員長

可愛い副委員長

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9

可愛い副委員長#9

♥

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2023年08月10日

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し「ぺいんとさん!僕…自信ついてきたかも!」

ぺ「よかったじゃん!」


俺に対しても積極的になってくれたらな~…嬉しいのに……。


し「学校でも良い思い出がつくれそう!」

ぺ「勉強も頑張んないとな~」

し「………………」

ぺ「あれ?wしにがみさん?w」


しにがみくんだけ時が止まったように、動かなくなってしまった。


し「ベンキョウ ムリ キライ」

ぺ「でも同じ大学行くんだろ?一緒に頑張ろうぜ!」

し「うぅ………」


まぁ大学はハードル高いかもしれないけど、きっと俺たちなら大丈夫だ!!


し「もう夕方になっちゃいましたね」

ぺ「そうだな………時間、大丈夫?」

し「まぁ……少しぐらいなら…!」


そんな話をしていると、俺はあることに気がついた。


ぺ「あのさ、しにがみ……みんなお前のこと見てるよ」

し「えっなんで?!」

ぺ「可愛いから」

し「可愛いかぁ…」


可愛いだけじゃ表せないほど冗談抜きで可愛い。


ぺ「胸はって歩けばいんだよ!悪いことじゃないんだから!」

し「そうですよね!」


俺の好きな人はこんなにも可愛いんだぞ!!と叫びたい。

でも俺としにがみくんはただの友達だ。

そう思うと、だんだん悲しくなってきた。


ぺ「帰るか~…」

し「そうですね…!今日はありがとうございました!!」


深々とお辞儀をした。


し「また、誘ってください!!」

ぺ「おう!!」


楽しくお喋りしながら帰っていると、辺りはすっかり暗くなっていた。


し「家に近づいてると思うと寂しくなるなぁ……笑」

ぺ「だな…笑」


前髪を切ったしにがみくんが別人に見えて仕方がない。

俺から離れていきそうで怖い…。


し「ぺいんとさん?大丈夫ですか?」

ぺ「しにがみ………」

し「?」


触れたい……でも…我慢しないと…!


ぺ「やっぱなんでもない……笑」


ばれないように、作り笑いを顔に貼りつける。




し「ありがとうございました!ではまた!」

ぺ「おう!じゃあな!」


俺が俺を抑えられなくなる前に、一刻も早く一人になりたい。

今はその事しか頭になかった。


し「…………」




視点 sn


し「…………」


小さくなっていく背中が、僕から離れていくことを表しているようで怖い。

きっと僕たちはいつか話すこともなくなる。そんなことはわかってる。

だけど…それがもし次会ったときだったら?そんなの嫌だ。それに……


まだ一緒にいたい…

ぺいんとさん……行っちゃう………


気づけば僕は走っていた。

嫌われてもいい。追いかけずに後悔するより追いかけて後悔する方がましだ。


し「ぺいんとさん!!」

ぺ「ん?うわっ!?」


僕はぺいんとさんに抱きついた。


ぺ「どッどうしたの?!」

し「まだ……一緒にいたいです」


心臓の音がだんだん大きくなっていく。


嫌われたかな…?


ぺ「…場所……移動しよっか…!」

し「!…はい!」




視点 pi


近くの公園に来た俺たちは、ベンチで少し話すことにした。


ぺ「どうしたの?」

し「まだ…一緒にいたかったので……でも迷惑ですよね…!笑」


しにがみ君を見ると、今にも泣き出しそうだった。


し「このままぺいんとさんが離れていきそうで…怖くて……」


声が震えていた。


ぺ「しにがみくんから離れるつもりはないよ、この先何があっても」


あれ……?俺遠回しに告ってね?


し「グスッありがと…ございますグスッ」


そっと抱き締めた。そして頬に手をあて、


ぺ「しにがみ…好きだよ」


キスをした。


し「んむ///」


月の光に照らされたしにがみくんの顔は、とてつもなく愛しかった。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

とりあえず。主さん愛してr((

ユーザー

おぉ!!!キスしちゃったよ〜!!しにがみくんもぺいんとさんのこと好きなのかな〜(・∀・)ニヤニヤ続き早くみたいです!∧ ら ∧

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