TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
ロボトミーコーポレーション

ロボトミーコーポレーション

「ロボトミーコーポレーション」のメインビジュアル

1

アブノーマリティの襲来、そしてそれへの制裁。

♥

102

2023年02月18日

シェアするシェアする
報告する

アブノーマリティ。

それは、人では無い生き物。

それは、人を殺すような生き物。

神代類は、そんなアブノーマリティを、操れる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

とあるいつもの朝。平和な日。

「……はぁ、今日も寝れなかった…」

時々脱走するアブノーマリティは、ロボトミーコーポレーションという会社の警備を掻い潜り、脱走してくることが稀にある。

そのため、緊急で類が出動しなければいけないということが多発してしまう。

アブノーマリティを操るのは簡単では無い。

だからこそ、時間が掛かるのだ。

「類、また寝なかったのか?」

「まぁ、ね。」

「はぁ……お前のことだ。まーたいい演出案が思い付いたとか言って寝ていないんだろう!!」

「まぁ、そんな所さ」

アブノーマリティについて一般市民に知らせてはならない。

そんなロボトミーコーポレーションからの指令を守るため、神代類は今日も嘘を付く。


だが、それは無意味だったようで。

「っ、あれは……、」

『緊急任務』と称され、会社からメールが送られてくる。

「……」

黙って類は管理人へ通話を繋ぐ。

「る、類……あれ、って……?」

周りもざわざわと騒がしくなる。そんな中類は冷静に言う。

「司くん、出来るだけ学校生徒を遠くまで逃がしてくれ」

「は!?類は……!」

まぁ、当たり前の反応だ。友達がこれから何をするのか、何も知らないのだから。

「こちら神代類。目の前に標的を確認。学校生徒を逃がせました。」

『分かった。今回は危険度ALEPH。「規制済み」だ。こちらでは手に負えずすまない。』

「いえ、すぐ処理します。」

「る、い、?何を、」

「いいから司くんはみんなを逃がして。早く!!」

「わ、分かった!類も、類も絶対!来るんだぞ!?」

「分かっているよ。」

危険度はALEPH。一番に危険……だから、早く対処しなければならない。

でも操るには30分程度必要だ。

はぁ、なんてことをしでかしてくれたんだ!!まだもう1つ下のWOWなら良かったもののなんでALEPHを逃がすんだよ!!!

「はぁ、討伐の方が速いな……」

ドローンから飛んできたアブノーマリティから作った武器。かなり強い物だ。

「今から討伐を開始します。」

『健闘を祈るよ。』

その「規制済み」は既に最終形態、人型へと進化しており、傷もそれなりには負っている。これならすぐ終わるな……と思いながら、それは攻撃をしてきた。

「はぁ、校庭が抉れるのは困るなぁ、」

即座に武器を拾い、それの攻撃を受ける。

「ッ、やっぱり重いね、」

さすがに僕では無理だろうか、と思いながらも、それの背後へ周り、傷を付ける。


そこから数分、「規制済み」は討伐された。

「はぁ……司くんに連絡っと、」

既に50件ほど来ていたメールを『もう大丈夫。帰ってきていいよ』と返す。

そこからまた数分待つと、えむ、寧々、杏、彰人、冬弥、そしてみんなを連れてきたであろう司が駆け寄ってきた。他の生徒はその人たちに関わりたくないのか、家に帰ったみたいだ。

「……少し痛むな、」

「類ーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!」

「るいくーーーん!!!!!!!」

「司くん、えむくん、声が大きいよ、」

「神代先輩が血まみれになってるのに落ち着いて居られるか馬鹿!!!」

「先輩は俺達の大事な先輩なんです!!」

「……ふふ、大丈夫だよ」

「大丈夫な訳あるか!!!」

あぁ、僕、愛されてるんだな、と少し実感した、その後に、

「大丈夫だってば、だってこれ、だいたい返り血だし」

「む、確かにあの化け物が倒れている……?」

「………」

類はチッ、と舌打ちをした後、その「規制済み」に目をやる

「はぁ、どうやら殺りきれていなかったみたいだ、 」

「は?それってどういう______」

『それ』は起き上がり、襲いかかってくる。

「ッ、危ない!!!」

類が全員を庇う。

そこから…類は、意識を失ってしまった。

















𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩♡100

この作品はいかがでしたか?

102

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚