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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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―――それから10分後、白狼さんから開会宣言の言葉をもらって、めでたく三次審査が開始された。……まあ、休憩時間に新しい友達…霙(みぞれ)ができたのはまた別の話。

僕の試合は最終試合だったので、その前の人達はだいたいこんな感じで決着がついている。


一戦目 鉱石魔法使用者→×炎魔法使用者→×氷魔法使用者

二戦目 風魔法使用者→×雪魔法使用者&風魔法使用者(W K.O)

三戦目 炎魔法使用者→×風魔法使用者→×水魔法使用者

四戦目 花魔法使用者→×炎魔法使用者&魚魔法使用者(魔法による気絶術式)

五戦目 ×風魔法使用者↔×氷魔法使用者↔×空気魔法使用者(相打ちによる全員失格)

六戦目 炎、氷魔法使用者→×風、植物魔法使用者→×鉄鋼魔法使用者

七戦目 氷、水魔法使用者(霙)→×爆発魔法使用者&風、雪魔法使用者(圧勝)


………そして次が、僕なんだけど…


も「……あと10分か…」


そう、お姉ちゃんの実況が終わるまであと10分しか…いや、帰る時間もあるから実質5、6分しかない。

内心、この筋肉質の体を持っている相手二人と戦いたくないんだけど、となどと考えているうちに戦闘開始のホイッスルが鳴る。

その瞬間に対戦相手のうちの一人が、僕ともう一方の対戦相手に火球を発射し、ついでと言わんばかりにもう一方の対戦相手に装備していた剣を抜きながら突進していく。

僕はその一部始終を見届けながら”ケツイ”の力で創った防壁で火球を防御し、それと同時に”ケツイ”で刀を造った。


も「サンズ、力借して」

サ『――おう』


サンズが相槌をうってくれた瞬間にケツイで生成された真紅の刀が淡い青に変わった。サンズが力を貸してくれている証拠だ。

程なくして火球で発生していた爆煙の外から、対戦相手のどちらかが敗退をしめすベルの音が戦場に鳴り響く。でもそれを聞き終わる前に、最初に火球を使っていた男が、目に殺意をたぎらせて突進してきた。

右手には先程、対戦相手を敗北させたであろう剣を装備していて、左手には先程発射してきた火球を生成していた。

ただ、突進してきた時に一つ重要なことに気づいた。それは…………、


も「……体格はいいけど、筋力も、魔法力の総量も少なすぎる」


もらるはそう呟くと同時に、突進してきた男は淡い青を宿らせた刀の刀背(みね)でみぞおちを叩かれて気絶した。


サ『―――もう終わりか?』

も「……うそ…」

白「うむ…気絶しとる。もらるくん、君の勝ちじゃ!」

も&サ(弱すぎるだろ?!)

白「君が強すぎるのじゃ。少年」

も「……え?」

白「その総魔力数。恐らく、魔法騎士の中で……いや、魔法を使える者の中で一番じゃ」

も「そうなんですね…」


びっくりした。白狼さんは『歴代魔法騎士最強』も称号をもらった張本人で、今も全盛期の力は健在らしく色んな人から恐れられているらしい。そんな人から認められるとは…

白「……急がなければいけなかったのでは無かったのかね?」

白狼さんに言われて我に返った。


も「あっ!そうだった、間に…合う!」

も「すみません!授与式は欠席します!」

白「うむ。後に騎士の証を送っておく。心配するでないぞ」

も「ありがとうございます!」


心の広いお方だな、と思いながら風を体にまとい、飛行を開始する。








も「………そういえば、白狼さん僕の心読んでたよな」

……第一印象はそれだけだった。







お疲れさまでした!

次回は『僕の彼女はドM!?🔞』です!

※少し長めになる予定なのでお願いします。

それでは次回でまたお会いしましょう。

バイニャラ!

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