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2076年突如起きた、謎の集団、天湾と亜細亜連合の抗争。

これにより亜細亜連合は66年間の歴史に幕を閉じた。

総長の相馬の死を受けて国家保安庁は天湾にいた大石らに対し緊急待避命令を出し国保隊員の生命保護に努めた。

そして翌年の2077年、日本政府は、天湾に対し国保隊員を秘密裏に派遣し実態把握に努めようとしたが、正体がバレた国保隊員らは天湾軍により殺害。無事に帰ってきた者はいなかった。

そんな中、国家保安庁内部である対立が発生していた、天湾打倒のために矢田率いる全面戦争賛成派と全面戦争は避け、日本本土の治安維持に努めつつ時間をかけ天湾と正面から向き合って武力行使以外の方法でやっていく、つまり中道率いる全面戦争反対派に分かれていた。

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主要登場人物一覧

大石慶敬(23)…4代目主人公 国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員

豊島敦也(23)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員

新屋智輝(23)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員

甲賀彪馬(24)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員

大野義也(30)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員

日野悠矢(32)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員

村島陽斗(28)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 操縦士

勝村有人(35)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 操縦士

海野崇(40)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班副班長

浦渼祐輝(59)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班班長

北海遼(38)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊長

河内慶六(49)…国家保安庁特殊空衛団長

睦月陸(46)…国家保安庁特殊空衛団管理官

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「緊急非常召集、緊急非常召集、総員は、フル装備のうえ第一隊庭にて集合せよ」

午前0時

寮で休息を取っていた中道派の隊員らは放送を聞くなりベットから急いで起き上がり戦闘服に着替えヘルメット、脛当て、肘当て、防弾チョッキを手に持ちそのまま第一隊庭に集まった。

「中道長官に敬礼」

「いきなり起こして申し訳ない。今回より我々は全面戦争を避けるべく矢田派の追放作戦を行う。尚、この作戦は国保内部での内部分裂を意味する。失敗すれば今保証されている身分は無くなるだろう。国家公務員という身分も下手すればあの男の事だ。命も…」

「何言ってるんすか。俺らは中道さんについていくって決めてるんすよ。弱気にならんでください」

「そうっすよ」

「悪りぃな。10分後、作戦を決行したいと思う。矢田の家に向かう。到着次第そのまま整列し俺がインターホンを押す。」

そう言うと中道は一枚の紙をポケットから取り出した。

「準強制除隊通告届け、これを奴に突きつける。」

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準強制除隊通告届けとは、幕僚監部を通さず長官個人のみの判断で出せる物でこれを突きつけられた場合、素直に承諾するか、幕僚監部に準強制除隊通告届けの撤回を求め抗議を行う必要がある。

この抗議の際、給料などは支払われる事は無く、抗議の末除隊となれば退職金が支払われることもない。

準強制除隊通告届けを素直に承諾すれば退職金もしっかり支払われる仕組みになっている。

ついでに幕僚監部が準強制除隊通告届けを撤回した場合に長官が納得できなければ、防衛省、更には内閣総理大臣直々にその隊員の処分を検討させるように要請することも可能である。

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集会が終わると出動までの数分間、隊員らは装備品の装着を始めた。

「こういうの緊張するよなー。なんか映画とかでよくあるよな。こういうの」

甲賀が呟いた。

「こいつわくわくしてやんのかよ。てかなんで俺らが参加しねーといけねーんだよ。くっそ眠いのに」

日野がつぶやいた。

「大石とか豊島とか参加してねーやつもいるんだろ?いいよなー。」

新屋が呟いた。

「さっさと寮から出ろよ。大石と豊島は、恋人作ったとかで同棲したいとか言って申請書だしてだぜ。それでそれが通って寮から出たからな。あいつら」

大野が笑いながら言った。

「あー。あいつら彼女できたの知ってるぜ。合コンで知り合ったらしいぜ。ま、俺誘われてねーんだけどな。」

そう言うと新屋は、不機嫌そうに防弾チョッキをつけた。

「女好きが不貞腐れてやんの笑笑」

「うるせーよ。」

新屋は甲賀の首を絞めながら叫んだ。

「離せよ笑笑いてーんだよ」

「殺してやっから笑笑」

緊張感が漂う中、騒ぐ新屋達の影響で少しだけだが空気が明るくなった気がした。

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