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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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なりたかったのは。 第1話




先生「ーーーーー、ーー」

先生「ーー今日はー、」


いつもの空気。変わらない景色。

今日も代わりもしない日を過ごしている。

よく考える、この授業は本当に役に立つのかどちらが効率的なのか、私はまだ小学生という身分だから何を言ったって受け入れてくれないのは重々承知している。

りか「つまんないの、」

小声で呟く。今は国語の時間、朝話を聞いていなかったから何をするかは分かっていない自分でも国語はあまり得意ではないのは感じている。このまま国語の成績だけ下がっていくのは自身のプライドが許せない事もあり、今日は真面目に話を聞こうと思っている。

りか「(今日は何すんだろ。)」

先生「なので、今回の学習は自分が目指している”なりたいもの”憧れについての勉強です!」

生徒「おー!   憧れ?   どんなこと?! 」

先生「お静かに    …今言った通りそのまま自分がなりたいものについてじっくり考えます。 」

先生「佐藤さんはこれから長い間お休みなので、お家で沢山考えて来てください。」

りか「はい。」

先生「それじゃあ。ーーーー、ー」

先生「ーーー、、ーー」

りか「”なりたいもの”ねぇ、」


この時から私の何かが、物語のような時間が始まったのだろう。






ガチャッ(扉開

りか「ただいまー」

母「あら、おかえり。りか」

母「学校はどうだった?」

りか「特に何も、いつもと変わらなかったよ。」

母「そう、」

この人はお母さんお父さんととても仲が良く私にも優しい。俗に言う親ガチャ成功という物なのだろうか。 前に私が少し厳しくしても大丈夫だと言ったのだが特に変わった事がなかった。 それに帰ってきてから何かあったか聞かれ、特にと答えると少し悲しげな表情をする。それが私にはよく分からなかった

りか「私部屋行ってくる。お腹の子に何かあったら呼んで。」

母「ふふっ、ありがとう。頼もしい娘を持ったわ」

りか「こっちこそ産んでくれて感謝だよ。」

お母さんは私が心配したりするといつも安心したような顔をして褒めてくれる。私はそんなお母さんが好きだ。たがらお母さんに何かあった時にすぐかけつれられるようにいつも意識をしている。

お腹の子はそうお母さんは今妊娠している。   妊婦さんだ。私が生まれる時はお父さんは付きっきりで面倒を見てくれたらしい。だ が今は仕事が忙しいため、私がお母さんの手伝いをしている。 これが案外楽しいのだ。


コンコン(扉叩

りか「ん、どうしたの?お母さん」

母「今日買い物行った時見つけて美味しそうだったから買ってきたの良かったら食べて」

りか「ありがとう」

母「ふふ、勉強頑張ってね」

バタン(扉閉

りか「これは、紅茶のクッキー。」

りか「好みまで知っててくれてるんだ..」

紅茶は私が好きな飲み物。勉強を頑張った自分へのご褒美によく飲むものだ。

りか「見ててくれてたんだ」

少し感動しながらクッキーを口へ運ぶ。

りか「ん、美味しい。」

久しぶりに甘い物を食べた気がする。         たまに食べるのもいいな。

りか「よし、集中集中」










夕方 5時20分

りか「ふぅ〜、終わった。」

りか「下行こ。」

トン  トン  トン (階段降

りか「お母さーん」


りか「あれ、?」

いつもは呼んだら返事を返してくれるのに、寝ているのだろうか。

この時の自分は気付かなかっただろうけれどきっといつもあった返事が返ってこず不安だったのだろう。


りか「お母さん?」

りか「、!?」

りか「お母さん?お母さん、!」

そこにはリビングのソファでぐったりとしているお母さんの姿があった。 私は驚いたがすぐにお母さんの携帯を借り救急車を呼んだ。

りか「もしもし、!あの、お母さんがリビングのソファでぐったりしていて、」

「なるほど。何か症状のようなものは見られますか?」

りか「えっと、顔色が悪くて、息が少し切れてます、!」

「分かりました。すぐに向かいます。」


りか「お父さんにも連絡、」

りか「もしもし?お父さん?今ねお母さんがーーーーーー、ーー、!」

父「わかった、すぐに仕事を済ませて行くからお母さんを頼んだぞ」

りか「ッ、うん」






病院

ガチャッ(扉開

りか「!、お母さんは大丈夫ですか?」

「嗚呼大丈夫だよ。君の素晴らしい行動でお母さんは助かったよ。ありがとう 」

りか「、でも..私すぐにお母さんの所に駆けつけられなかった。もう少し早かったら…」

ポンッ(撫

「君はよく頑張った。まだ君は小さい、だから今完璧じゃなくていいんだ。大きくなるにつれて知識もついてくる。」

りか「はい、」

その後はお父さんも駆けつけに来た。

もう少し後に入院の予定だったが入院の期間を少し早くに ずらしたそうだ。

お父さんはこれからも仕事に行かなくてはならないので、私は病院の空き部屋で過ごすことになる。 看護師さんが私に1人着いてくれるそうだ。

りか「そんなの必要ないのに、」

そう思いながらも決まってしまった事なので素直に受け入れる。

りか「変な人じゃ無ければいいけど」










第1話はここまで!

第2話ではりかちゃんに付き添ってくれる

看護師さんが登場するよ!

次回もお楽しみに、それではまた〜!

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