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始まりの物語 〜序章〜

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第6話 コールセンター業務の闇と妬み

2024年03月09日

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離婚が成立した後辺りに余りにも低い賃金のブラック企業から社員にならないか?と誘われてました。

私はこんなブラックで社員は嫌だと何度もお断りをしていました。

地震の後に指名で行っていたアパレル企業さんも転移してしまい行くのに更に遠くなり限界を感じ退職。

心臓病もあるので、身体がなるべく楽な職種で時給が高い所を探していたらコールセンターが良いよと聞きました。

探して何となく応募したのが東京電力の福島の給付金対応の部署でした。

面接に行くとSVをやらないか?と社長さんから推薦されたのですが、コールセンター業務をしたことが無いのでさすがにいきなり管理職は気が引けると受付業務にしてもらいました。

てかこんなザルなら私でもSVやれたと研修後に思いました。

業務始めてみたら切羽詰まった方々からの連絡が多くて心が痛みました。

福島の方々はとても辛抱強く対応して居ただき逆に申し訳ないくらいでしたが…

私の休みの日に新しく来たSVに必ず明日のこの時間に連絡を入れて下さいと念押しをしたのにそのSVは勝手に連絡する必要無しと処理をしました。

3社が関わるコールセンターでトップの会社のSVでした。

私の休みの前に私のSVへの昇格の話が出ていましたが、出勤してきたら大騒ぎになっていました。

その前から手紙が行方不明になり返信された手続き書類が処理されないという話が何件も来ていました。

私は生命保険会社に居た際に郵便局が2万通の郵便を田舎の倉庫に隠して届かないという事例があるので再度郵便局に確認をして欲しいと東京電力に掛け合ってましたが、ただのコムの話など鼻で笑われて放置されましたが結局それも郵便局が別の場所に送って放置されていたのがこの騒ぎで露見しました。

そしてその全ての原因は私の指定した時間に連絡を入れなかった為に少数でやっていた別会社のセンターにたまたま繋がってしまい連絡記録から露見してしまいました。

コールセンターの管理トップのベルは1番小さな会社で新規参入の会社から来ている私に泥を塗られた形となり、その怒りを総責任者の女が私に全てを擦り付けてクビにすると騒ぎました。

東京電力はこの事態に本社が動くしか無くなり、今までのらりくらりしていた事を一気に片付ける対応に追われコールセンターに居た東京電力の社員も責任問題になったらしくそれもまた私側に責任を押し付ける形で話が来ました。

コールセンターのSVのリーダーは怒り心頭でした。

私には何の落ち度もなくお客様から名指しでこの短期に連絡が来るコムなんか見たこと無いからSVに上げようと思って準備していたのにベルから却下されて頭に来てると言ってました。

最終的に私は3ヶ月でクビにすると言われました。

最後までSV管理からは私を残したいから掛け合うから辞めても暫くは待ってて欲しいと言われました。

結局、東京電力からの圧力で一度うちの業務についた人間は再度雇用は出来ないだから諦めろと言われて再雇用は無理だったと言われました。

そのSVのリーダーの方も申し訳ないと私が辞めた後に連絡をくれました。

最初からSVで入ってたら良かったのにねと言われましたが…

まさかそんな大事になるとは思っていなかったのと、切羽詰まっていた福島の方々のお力に少しはなれたなら良かったなと…後ろ髪惹かれながら後にしました。

その事はSには話さずにコールセンターを再度探して某キャリアのコールセンター業務に行く事になります。

その業務についてはSに話したのですが、私が入る前にバンドメンバーが居たらしいのですが、 私は何も知らずに努め始めました。

そしてここからが大変な事になって行きます。

最大2000人くらい居たらしい業務で残り3ヶ月で終了の業務だと聞きました。

研修に入り業務が終盤になり行き詰まりだからなかなか連絡が繋がらないというアウトバンと呼ばれる架電業務で、今の携帯が電波切り替えで使えなくなるので新しい機種を送るので切り替えて下さいという内容でした。

しかし…スプリクトと呼ばれる読み上げる文章がめちゃくちゃ過ぎない?と思っていましたがそのままやっていました。

全くしっくりこないんですけど…

この研修期間で連絡取れて携帯を送れた件数でチーム振り分けがあり、トップチーム、セカンドチーム、サードチームに落ちこぼれチームと4チームありました。

更に仕事が出来ない人が入るインバウンドという折り返しの電話を取るチームがありました。

私は研修最終日まであまり良くありませんでした。

最終日にスプリクトを書き換えて良いか?と聞いたらスプリクトを作ったらしいおばさんから睨まれ文句を言われましたが許可が出たので書き換えて架電を始めました。

結局その日はトップの7件送れましたが、それがまた引き金になり揉めたらしいです。

初日から名札をSVの仮面女(パカッと外れそうなくらいの厚化粧)に盗まれてたまにそういう事があると再発行してもらいましたが最初から不穏ではありました。

余りに取りすぎたのでトップチームと落ちこぼれチームで私の取り合いになって落ちこぼれチームに決まったと言われました。

どこになってもやる事変わらないからと私はあんまり気にしていなかったのですが、ジョブと呼ばれる連絡をする先のお客様に繋がりやすいランクがありトップチームから順番に悪くなるシステムだと後から知ります。

弱肉強食で繋がりやすいジョブなら送れる訳ですから、落ちこぼれチームなんか全く繋がらないし断られ続けてる人にしか繋がらない業務になります。

とりあえずやってみないと判らないからとやり始めたらそんなに変わらないよ?ってなりました。

私は前日と変わらず送付をしていきました。

トップチームのメンバーに囲まれてどうやって送ってるのか?問い詰められました。

私はスプリクト変えたのと送っている機種を説明したら、その機種は全く人気が無くて在庫が山の様にあり困っていた機種だと知りました。

ほとんどお客様はガラケーと呼ばれる機種なんでスマホを利用したいけど悩んでいる方々がほとんどだったので、無料で送る機種で何時でも切り替えは出来るので試しにご利用されてみますか?とご案内してたら皆様快諾してもらえてました。

ここから妬みの嵐が始まります…

始まりの物語 〜序章〜

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