『ハァッハァッ』
ギリギリッセーフ…
まだ、校門くぐっただけだから、
早くクラス行かないと…!
つ…着いたー!
早く入んないとだけどまず…ね?
ワタシになりきらないと…
『スゥッ、フゥ~』
深呼吸してっと。
ガラガラッ
『みんなぁ!おっはよぉー!』
「おはよー!いつも通り遅刻ギリギリだね!」
それがワタシだから。
『いや、私朝がめっちゃ苦手なんだよねー(笑)』
「見た目通りなんだね~。」
それもワタシだから。
『というかッ!そろそろみんな座ってー!
先生が来てしまうからッ!』
「来てしまうって言い方酷いな(笑)
そんなにいやか、俺が」
『ゲッ!先生!もちろん嫌ですッ!』
アハハハハハハハハッッ!
こういうのあんまり好きじゃない。吐き気がする。
でも我慢しないと。グッ…
『もうみんな笑いすぎー!』
今は、授業中、2時間目。
1時間目は、先生のせいで潰れた。
ワタシは、授業や勉強が嫌いな設定だが、
私は、どっちかというと好きなほうだ。
誰とも話さなくていいし。
今は、春だから、窓の近くにある桜が
すごく綺麗なんだよね。
窓側の席でよかった。風も気持ちいいし。
「じゃあここを…」
あーはいはい、ワタシを当てるパターンね。
もうわかってるから。
笑いがほしいのかな?
それとも、普通に成績に関わる感じ?
笑いのほうか…。
「笑美!」
『…えーッ!先生ひどーいって、
そういえばさ今なんの時間?』
「え?」
アハハハハハハハハッ!
「笑美は…まったく…今は数学の時間だ。」
私は答えわかってるけど…
ワタシなら…
スッ(席に座る)
『クカーッ』
「おいッ!何寝る準備始めてんだッ!そして、寝るのはやっ!」
アハハハハハハハハッ!
「せ…せんせ…ツッコミ、キレッキレ!私、感動しちゃった!」
これがワタシの日常。
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