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「嫌じゃないよ
これが二人がしたいことなら、私は応援する」
二人の夢を壊すようなことはしたくない
「…お前ってバカだな」
「え?!」
わしゃわしゃと竜胆くんに頭を撫でられる
折角綺麗にした髪がボサボサだ
「ばーかばーか」
蘭くんにも頭を荒く撫でられる
またボサボサに…
「もー、なんなの」
「なんでもねぇよ
さっさと帰んぞ、望華、竜胆」
どこか、二人は照れくさそうにしているようだった
例え二人が不良だとしても
私たちの関係がなくなるわけでもない
ただ、ビックリしただけ
二人が何になろうと、私は応援する
信頼してるから
大好きだから、二人が(友達として)
────カシャッ
「…?」
どこからかシャッター音が鳴った
辺りを見回しても相変わらず誰もいない
誰かが家で写真を撮っただけだろう
何自意識過剰になってんだか
─────
──
ついに土曜日がやってきた
お気に入りの服を身に纏って、外へ足を踏み出した
集合場所はいつもどおりマンションの外
蘭くんが朝早くからは難しいということで昼頃から出発
今日の天気は快晴で、気温も高く海水浴日より
海水浴場も人多いんだろうな
「すまん、遅くなった」
「全然大丈夫だよ
あれ?竜胆くん髪型変えた?」
よく見たらお団子にしている
「あちぃから束ねたんだよ」
「似合ってる
かわいいね!」
「ありがとな」
嬉しそうに私の頭を撫でる竜胆くん
そんな光景を不満そうに見ている蘭くんがみつあみをほどいた
「俺も髪型変える」
「兄貴嫉妬?」
「うるせぇ」
髪を結い始める蘭くん
「蘭くんも似合ってるよ!」
彼もご満悦のよう
その髪型いいな…
わたしも今度やってみよう
「それじゃあさっそく……」
まただ
またどこからか視線を感じる
ここ最近ずっとだ
ちょっと気味悪いな…
雑談
うぇ、
着餅÷胃
↑
読めるっしょ?