山口が虐められるお話

第4話

第3話　ツッキー.......？

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2022年02月15日

#ハイキュー

#山口忠

#いじめ

#暴力

#自傷行為

🍎アポーさん🍎

『誰にも頼れない』が♡800きました！主さんびっくり！皆さん、ホントにありがとうございます🙇🏻‍♀️

それでは続きです

午前の授業が終わり、昼食を食べようとした時、後ろから『おい、ちょっとこっちに来い』と声をかけられた。振り返るとモブ男達が上の方向に指を指すように動かす。屋上なのだろう。ツッキーが『山口になんの用？』とモブ男達に言うと、モブ男が『今から山口と一緒に昼飯食うんだよ、な？』とモブ男が自分に圧をかけて問いかける。

『う、うん、今から食べに行くんだ』とぎこちない笑顔を浮かべながら言うとツッキーは『あっそ。』と言い自分をじっと見る。僕は視線を逸らして先に行くモブ男達について行く

屋上に着いた途端にまた背中を思いっきり蹴られる。正直これには慣れた

『今日○○先生に成績の悪さ注意されてさーイライラしてるんだよね』

え、自分関係なくない？と一瞬考えるが、ストレス発散に使われているのか

とすぐに理解する。自分は物じゃないのに… と思いながら。

今日もたくさん蹴ったり殴られたりして昼休みの予鈴（終了5分前に鳴る）が流れると『もう戻って良いぞ』と言われ帰ろうと立ち上がった時、おかしいな… と思った。いつもなら満足して帰るのに今日は先に自分を帰らせようとしている。帰ろうと出口に向かって歩いて行くとモブ男達の笑い声が聞こえる。不気味だ。でも何もされる事なく階段を降りようとした時背中を押された。大きな音を立てて僕は下まで転げ落ちた。全身が痛い。血の味がする。多分口の中を切ったのだろう。ｲﾃﾃ… と言いながら立ち上がると目の前に驚いた顔で立っているツッキーがいた。『チョット！！その怪我何！？』と慌てた様子で自分に話しかてくる。モブ男達が慌てて降りてきて、『山口大丈夫か！？』と心配をするフリをする。自分は降りる直前でつまずいて転んじゃった。と言い訳をし、すぐにトイレに向かって走る。ツッキーも走って追いかけてくれるけど授業が始まるし、殴られた傷を見られると迷惑をかけてしまう。『ツッキー！！もう授業始まるから先に教室に戻ってて！！軽い怪我だから気にしないで！！』と言って個室のトイレの中に駆け込んだ。ツッキーは『ホントに大丈夫？』と心配してくれているのだろうが、『大丈夫だから！！』と強めに言ってしまった。途端にシン…となって『分かった。』と言うと、教室に向かって歩いて行く足跡が聞こえて安心した。

個室の中で制服をペラッとめくるとここ数日で殴られた傷が生々しく残っている。内出血も酷く、赤紫色になっている。『はぁ。』と言いながら身なりを整え、個室から出て口をゆすぐ。血で口の中がベタベタしていたのでスッキリした。走って教室に戻るとギリギリ間に合った。先生に『次からは余裕を持って行動するように』と注意を受けたが、怒っている様子ではないので安心した。なんか最近ずっと安心したばっかだなぁ。と思いながら席に座る。そして普通に授業を受ける。ツッキーは終始無言だったが、いつもの事なので気にしない。

午後の授業が終わり、いつも通りツッキーと一緒に部室に行く。みんな着替えをしているので自分も着替える。みんなも僕自身もそうだが、基本インナーは来ていないので上半身は裸だ。

そのまま着替えたら傷が見えちゃうので見られないように女子みたいな着替えをすると日向から『女子みてーな着替え方だな！！』と聞いてくるので『恥ずかしくて…』と言うと『今更かよ！』と田中さん。『も、もしかして山口君、思春期なの！？』と菅原さん。自称みんなの菅ママがいう。そして着替え終わると『先行くぞー』とみんなが部室から出でいき、いつの間にかツッキーと2人っきりになった。ツッキーが突然『ねぇ。』と言ってくるので『何？』と聞き返すと少しの間黙り込んだ。ツッキーが口を開いた瞬間、衝撃の言葉が聞こえた。

『僕のこと避けてるデショ。』

えっ。避けてるって事は僕がツッキーを嫌っているってこと？あまりの衝撃で何がどうなっているか分からなくなった。『そんなつもりじゃないよ💦💦』と慌てて言い返すが『別にいいよ。次から気をつける』と言って部室から出ていった。完全に言葉の理解が出来た後、

『理由なんで分からないくせに』

その言葉は誰にも届いていなかった。

続き♡500

よろしくお願いします🙏💦