「はぁー」ため息がでる。
『どうしたの?』
「いや?ただ暑いなーって(笑)」
『そりゃ今真夏だもん。』
そういった彼を見る。
真っ白な肌に整った顔、サラサラな髪とおまけに少し崩した服、100人に聞けば99人はイケメンと答えるだろう。
『どうした?そんなジロジロ見て。』
「なんもないよ。ただ、何しても映えるから腹立つって思っただけ。」
『なにそれ⁉︎ひどすぎないっ⁉︎』
「だって事実じゃん。お前といると何処行っても黄色い声が聞こえてうるさいもん。」
『えぇーそんなこと言われても困るよ。』
「はぁー、もういいや、そろそろ5限だし行こ。」
『あ、ほんとだ。じゃあ、後でその話詳しく聞かせろよ。』
「なんのこと?」
そう言って歩きだした。待ってという声が後ろから聞こえてくる。なんでまだ言いたいことがあるってわかったんだ。本当にそう言う所が腹立つんだ。
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屋上で談笑する男女の話