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六話!
どぞ!
⚠オリキャラでます(前世はメンバー)
名前︙シオン
職業︙薬剤師
地雷さんは回れ右!
Si視点
ガラッ
Ki「お〜い!!シオン〜!!!」
いつものように、きりやんが研究室の扉を勝手に開けて入ってきた。
Si「うるせぇな……で、何の用?」
そう聞くと、彼は笑顔を少し引きつらせた
Ki「ッ、、NUHAMポーションを作ってほしくて……」
Si「は?お前正気か?だってあれは………!!」
そう、こいつが欲しているNUHAMポーションは、
俺が過ちを犯した______毒だ
Ki「分かってる!!おれだってこうしたくなかったよッッ!!」
きりやんが、酷く辛そうな顔を、した。
初めて見せた表情だった__はずなのに
何故か俺は“もう”見たくなかったのに、と思った
Si「…………それが最善策だったんだな?」
Ki「ッう……コク」
きりやんは、さっきまでの明るさが嘘のように、
今にも泣き出しそうなほど一瞬で消耗していた。
Si「……分かった。作るよ」
Ki「うん…ッ……ありがとう」
Si「ま、仕事なんでね」
もうこれを作る日は来ないと思っていたけど、来た。
まずは消えた俺の記憶の欠片を取り戻さないと……
いま、自分にできることを、やろう。
俺も。
数日後
Si「きりやん?入るぞ」
Ki「どーぞー」
Si「はい、これ。薬」
Ki「ん、ありがと………」
きりやんは、俺が手渡した、サファイアのような、トルマリンのような色をした薬瓶を眺める
そしてふと、あることが脳内をよぎる
Si「そういえばお前、もう人殺しはやめたのか?」
Ki「あ、うん」
Si「そうか…良かったな、呪縛がとけて。ニコッ」
Ki「…うん……、シオン…?」
Si「ん、どうした?」
Ki「お前は……、」
ガラッ
きりやんが俺に何かを問おうとした時、扉が開く
Na「やん〜!来たぞ〜!!」
Ki「あ、なかむ」
Sha「ペコリ」
ドクン…ッドクンッどくっ
何だ…?
何でこんなに鼓動が早くなってるんだ?
Si「…あ、この人?」
Ki「ああ、うん」
Si「なんていう人?」
名前が、どうしょうもなく、知りたい。
Na「なかむです。で、こっちがシャークん」
Si「……………」
う゛ーん…
どこかで、会ったことがある?
何だか、凄く懐かしい気がするのは、気の所為だろうか
Na「あの、どうかしたんですか?」
Si「ハッ…いや、何でも無いです」
Ki「大丈夫か?w」
Si「……あ、…なかむ……さん、」
Na「はい?」
Si「……後悔、しないでくださいね」
そういった瞬間、なかむ、という名の青年の緊張の糸が、切れるような音がした
Na「ッは、い」
Si「…じゃ、俺戻るわ」
Ki「おう」
Na「ッッ………あり、がとう」
薬を処方した患者から、
感謝なんて、初めて、された。
この時、俺の中の星空が、
少しだけ、見えた気が、した。