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???「さてと…そろそろ来るか…?」
そういったのはとある城の玉座に座っている男だった
???「そろそろ…勇者が来ると思うんだが…」
その男の見た目を見ると整った顔に1本の角そして銀のように美しい髪をしていた。
???「クソ…一体後どのくらい待たせるんだ…」
そういうと…
???「おっ来たな…」
そこには…4人の人影があった…
???(装備的に…勇者と…魔法使い…僧侶に…戦士と言ったところか…バランスのいい編成だな)
そう思っていると
勇者の女性「覚悟しなさい!!魔王め!人々の平和のため!この聖剣によって葬られなさい!」
戦士の男「勇者エリスよ!気をつけろ…相手は魔王だ!どのような罠があるかわからん!」
僧侶の女性「安心して戦ってください…傷は私が癒しますので…!」
魔法使いの男「いや…魔法で確認したが…罠はない!安心して戦え!」
勇者の方はポニーテールの髪型…そして軽量装備…動きやすさ重視か…
戦士の方は自分の体位はある盾と剣…タンカーだろうな…
僧侶の方は…まあ…僧侶がよく持ちそうな杖に服だな(雑)
魔法使いは…恐らく魔力増強の杖に…ローブそしてあからさまに…近距離苦手と言ったとこか…
4人の装備の特性と役割を冷静に分析していた
しかし…
???(こいつら…俺を魔王だと思ってんのか)
時は遡り約十三時間前
下級魔族「え?俺が呼び出し?」
同僚「ああ…魔王様にな…」
下級魔族「わかった…行ってくる」
同僚「気をつけろよ…」
魔王「そなたがなぜ呼ばれたかわかるか…?」
下級魔族「いえ?全然分かりません…」
魔王「そうか…側近よ伝えてくれ」
魔王の側近「わかりました…貴方にはこれから…」
下級魔族「へ?」
そういうと下級魔族の男は口を開けたまま沈黙している
魔王「驚くのも無理は無い…側近説明を、」
魔王の側近「はっ…実はですね勇者の聖剣の名前分かりますか?」
下級魔族の男「確か…聖剣アヴァロン」
魔族の側近「ええ…その聖剣他の聖剣と違い魔王様だけを倒す専用の武器とされております……」
魔王「うむ」
そういうと下級魔族の男は…
下級魔族の男「確かにそれは強力ですが…それなら私を呼ばずに魔王軍幹部でも…」
そして遮るように…魔王の側近が…
魔王の側近「それも考えました…それで炎魔のフレイムを送りましたが…秒殺されました…」
下級魔族の男「そんな…では何故俺が?」
魔王の側近「私は考えたんです…もしかしたら魔力量に作用して攻撃力を変えているのではないかと…」
下級魔族の男「そんなことが…」
魔王の側近「ええ…ですから貴方を呼びました下級魔族でありながら魔力は適度にあり実力が中々にある貴方に頼みたいのです。」
魔王「こちらからもお願いしたい…」
そういうと2人とも頭を下げた
下級魔族の側近「そんな!魔王様お顔をおあげ下さい…私がやりましょう」
魔王「ありがたい…時間を稼いでくれ…新たな城に行き戦力を貯える…そしたら君は好きに逃げてくれ…城に来てもいいし…普通に暮らしてもいい」
下級魔族の男「は!」
魔王「それと君に名を与える…君の名前は」
シュバルツ=シルト「さあこい…勇者エリス」
エリス「覚悟!魔王!」ビュン
シュバルツ=シルト「…!?」ガキイイン!
勇者はとても早かった…名前を付けられなかったら死んでいただろう
シュバルツ=シルト(名前をつけられたら強化されてよかった…しかし…Lv鑑定)
勇者エリス「Lv235」
戦士アイアン「Lv230」
僧侶メア「Lv215」
魔法使いソルト「Lv205」
シュバルツ=シルト「Lv153」
シュバルツ=シルト(名前で補正がかかるとはいえ…きついな…幹部もやられるわけだ…)
エリス「よそ見してていいの!?」ブン
シュバルツ=シルト「くっ!」キイイイイイ
シュバルツは銀と金剛鉄を素材にした相剣シルクを使い聖剣を受け流していた
アイアン「どりゃあ!しねえ魔王が!」
シュバルツ=シルト「受け流せねえ!」シュ
戦士であるアイアンの攻撃を回避していたら…
ソルト「ファイヤーバード!(火鳥)」
キエエエエエエエエ!!!
シュバルツ=シルト「鳥がうるせえ!」
ザシュッ
炎ごと飛ぶ斬撃でソルトを斬った
ソルト「くっ!」
メア「大丈夫です!ヒール!(小癒)」
そして僧侶がそういうと、みるみるうちに傷はふさがっていた…
ソルト「助かった!」
シュバルツ=シルト(どうする…回復からやるか?しかし…そうしたら勇者、戦士、魔法使いからの攻撃が来る…最善は…)
シュバルツ=シルト「隠蔽!」
そういうと…シュバルツは気配ひとつ消えた…
エリス「どこに消えたの!?」
アイアン「わからん!周囲の警戒をしろ!」
メア「大丈夫です皆さん!私が癒しますので!」
メア「あっ…」バタン
ソルト「!?…おい大丈夫かそう…」
ソルト「グハっ」バタン
血を吐きながらソルトは倒れた
エリス「な!?2人も1気に!」
アイアン「クソ!」
シュバルツ=シルト「あぶねえあぶねえ…」
エリス「!?どこから!?」
アイアン「どうした!?」
エリス「魔王の声がした!」
アイアン「どこからだ!」
シュバルツ=シルト(マジかよ…隠蔽はあの魔王様ですら声も聞こえないと言った魔法だぞ?)
シュバルツ=シルト「野生の勘かな?」
エリス「ここだ!」ブン
シュバルツ=シルト(何!?剣が!)
ヒュウウウウウウウ
エリス「やっと見えた!魔王め!」
アイアン「よくも2人を!」
シュバルツ=シルト「はあ〜」
剣を弾かれてしまったシュバルツはどうしようかと悩んでいる
シュバルツ=シルト(隠蔽は、もう通用しないな
剣も一応走れば取れるが…聖剣アヴァロンが怖いな)
エリス「今だよ!」
シュバルツ=シルト「ん?」
シュバルツは勇者が言う方に見ると…
ソルト「よし…最大火力の魔法が溜まった…これで終わりだ!」
そういうと…まるで家一件よりでかい火球の玉がソルトの上にあった…
シュバルツ=シルト「不味いなこりゃ…まあ充分稼いだろ」
ソルト「喰らえ!」
シュバルツ=シルト「さてと…ドッペル(偽人形)」
シュバルツ=シルト「そして…瞬間移動」シュ
ヘルフレイムが落ちた場所は爆発し城の床はクレーターが出来ていた。
エリス「死んだの…かな…?」
アイアン「分からねえ…」
ソルト「ん?よく見てみろ!」
そこには…丸焦げにされたシュバルツ基いドッペルの姿があった
しかし…姿はそっくりなので勇者達は…
エリス「やったあああ!」
アイアン「勝ったぞおおおお!」
ソルト「ハハハ…やったな」
歓喜に溢れていた…
エリス「あ!それよりメアは!?」
ソルト「息はしてる…致命傷にならなかったようだ」
アイアン「よし!メアを連れて王国に帰ろう!」
そういうと…勇者達は一斉に帰っていった。
シュバルツ=シルト「ふう…任務達成後は…」
帰るか…それともそのまま…平和に暮らすかシュバルツは決めあぐねていた…
シュバルツ=シルト「とりあえず…平和に暮らすなら角はダメだろ」
そういうとシュバルツは角をつかみ…
と重い音がした
シュバルツ=シルト「痛った!やっぱクソ痛え…」
そう角は簡単に生えてくるが折る時はとてつもなく痛い、しかしとても高価なものでその気になれば
高価な装備1式簡単に揃えられる。
シュバルツ=シルト「たまに、コレ折って売ってるからなあ俺たちの軍は、」
シュバルツ=シルト「さてと…まずは街探しだな」
そしてシュバルツの冒険は始まった。