ATTENTION
・こちらはnmmn作品です。
・Irisの意味がわからない方は観覧をお控えください。
・こちらの物語のパクリ、朗読を硬く禁じます。
・キャラ崩壊有り
・上記の内容を踏まえた上でご観覧ください。
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深夜2時。どうしても目が覚めてしまって、窓の外に目をやる。
生憎の大雨。
ここ最近雨が多いな。なんて
寝ている彼には届かない。
いつの間にか太腿の上にあった頭をゆるゆると撫でる。
少し暑かったのだろうか。汗をかいているがシャンプーの匂いでそんなことなどちっぽけに見えてしまう。
自分と同じシャンプーの匂いがすることが嬉しくて、長髪の先っぽを指でクルクルと巻いてみる。
太腿の上の綺麗な青髪がのそのそと動いたかと思うと気づけばタオルケットが肩からかけられていた。
青「風邪ひくし…」
黒「でもまろ暑かったんやろ?汗かいとったし。」
青「まろは厚着してるから…」
まだ少しだけ眠いのだろう。言葉を発するテンポは遅いが聞き取りやすいはっきりした声。
黒「起こしてごめんな?まだ眠いやろ」
青「んーん、」
気づけばまろの腕の中で、さっき俺がしていたことをされている。
ゆるゆると撫でられる感覚がくすぐったい。
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青「ね、あにき。」
青「なんかあった?」
まろね、ここ最近疑問だったの。
あにき。寝るの遅いよね。でも夜中におきて、まろの頭ゆるゆると撫でてるでしょ?どうしたの?前までそんなことしなかったよね。
黒「ね、まろ。」
青「…なに」
黒「俺の事好き?」
青「好きだよ。大好き。愛してる。」
黒「そっか」
くひひと笑いながら俺に体重を預けてくる。
黒「そっかぁ、まろは俺の事好きなんかぁ」
青「なに、今初めて知ったみたいな。」
言い終わると途端に頭に腕が回される。
彼が着ているのはブカブカの半袖のTシャツ。
暑いらしくて長袖はやめたらしい。
腕を伸ばしたことで見える二の腕。
そこに主張される4本の線。
彼の癖なのだと言う。
どうしようも無くなった時に切ってしまうのだと。
加減はできるし、高頻度でもないからたまにやっちゃう程度だ。
それでもやっぱり不安になる。
自分の大切な彼女が傷ついているのはいつ見ても慣れないものだ。
彼の肩に顔を埋めれば、長髪が首に当たって擽ったい。
青「明日さ、ケーキ買いに行こ」
黒「急やなぁ、まぁいいけど」
青「その後家帰って映画みよ」
黒「ホラー以外な」
抱きしめたままベッドに倒れ込む。
前髪をのけられるが俺自身あんまり気にしてない。
俺の彼女は髪の毛を触るのが好きなようだ。
コメント
2件
光と闇が見え隠れしていて引き込まれました🙌 ゆったりと時間の流れる作品が好きなのでぶっ刺さりです ありがとうございます🙇