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思い出してた

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思い出してた

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2024年02月07日

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目黒は阿部と付き合っている。

誰にも内緒だ。

阿部は可愛い。

目黒が好きになって告白して付き合うことになった。

もちろん最初は信じてもらえなかった。

阿部は、泣いて怒って目黒にキツくあたった。

何ヶ月も目黒は阿部に告白した。

その度阿部は泣いた。

なぜ泣くのと聞いたら怖い。

自分は女性じゃない。

遊びでしょ?

何度もそう言う。

真剣なんだと言う。

阿部は頭を振り涙を流す。



目黒ー信じてよ。

阿部ー嫌だ。

目黒ー大好きだから。

阿部ー信じない。

目黒ーどうしたら信じてくれる?

阿部ーわかんないよ。

目黒ー手、握っちゃダメ?

阿部ーダメ。



阿部は手を後ろに隠す。

目黒は阿部と少し距離を取って立っている。

追い詰めたらダメだ。

震えてる。

逃げるように阿部は楽屋を出て行った。

目黒は大きくため息を吐きソファに座った。

ラウールが来た。

食事だと呼びに来てくれた。



ラウーめめ、どうしたの?

目黒ー何が?

ラウー元気ない。

目黒ーいつもと同じだよ。

ラウー違うね。

目黒ーラウール・・。

ラウーめめに何かあったらすぐわかるよ。

目黒ーそうかな。



食事の部屋に行くと、阿部は深澤達と食べてる。

目黒とラウールは渡辺や佐久間達と食べ始めた。

唐揚げが皿に3個増えた。

渡辺とラウールと佐久間が置いたのだ。

元気出せと。

ちらっと阿部を見た。

あまり食べてないようだ。

あちらも、深澤と岩本におかずをもらってる。

何度言っても阿部は信じてくれない。

なぜ、自分なんだと言う。

女の子じゃない。

恋愛の対象じゃない。

泣きながらいつもそう言う。



目黒ー女の子扱いしてない。

ちゃんと阿部ちゃんが好きだ。

阿部ー本気なの?

目黒ーうん、ホントに大好き。

阿部ー・・。

目黒ー大事にする。

阿部ーでも俺が泣くんでしょ?

目黒ー優しくする。

阿部ーめめの気持ちは分かったし俺の心のどこかが嬉しいって言ってる。

目黒ー阿部ちゃん。

阿部ーでも、怖い。



阿部は目黒から距離を取り自分で自分の身体を強く抱きしめている。

怖いのは目黒も分かる。

勇気がいるのも分かる。

それらを全て気にしながら阿部の顔色を伺いながら進んで行きたい。



目黒ー阿部ちゃん、抱きしめていい?

阿部ー・・ぅん。



震える阿部を優しく包んで抱きしめる。

背中をさすり、少しずつ抱きしめる腕を強くした。

阿部は大人しく目黒の腕の中。

震えているが、逃げはしない。



目黒ー怖い?

阿部ー大丈夫・・。

目黒ーキスしたら怒る?

阿部ーん、怒る。

目黒ーそっとするから。

阿部ーちょっとだけ。



優しいキスが阿部の唇を塞ぐ。

阿部は目黒の服を掴んでいる。

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