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机に向かって貿易に関する資料を読んでいたら、目の前に別の資料が追加された。

「リタ様、こちら結婚式とパーティーにて使用される花の最終リストです。お早めにご確認をお願いいたします」

資料を置いたティルダが、概要を説明してくれる。

「うん、わかった」

ソフィア侯爵令嬢とお茶をした日からあっという間に時が過ぎ、ユージーン王との結婚式まであと1ヵ月と少し。

(いろいろありすぎて、時間が過ぎるのが早く感じるな。って言っても、この世界に来てからまだ半年くらいしか経ってないんだっけ……)

ユージーン王たちに言われたとおり、

ライラと2人きりになるのも、1人で出歩くのも止めているから、いたって平和な毎日を送っていた。

(犯人もこっちが警戒していると思って、動いてないだけかもしれないけど。……このまま何も無く結婚式を迎えられれば……)

その間にユージーン王たちが犯人を見つけてくれるかもしれ*********

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身代わりで嫁いだ冷酷国王は初恋相手でした

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